どこにでもありますが・・・


いま、そこいらじゅうで葛が咲き乱れている。
夏の間に伸びるだけ伸びた元気な葉っぱの影から
かわいい紫色がのぞく。
場所によっては葛の海のよう。
そんなところではグレープのような甘いにおいがたちこめる。


スズメガの幼虫、続編。
大きな1匹を退治した次の日の朝はフンもなく
平和な朝だった。
ところがなんと今朝、
さらに葉っぱが減り蕾も根元からなくなっているではないか!
そして証拠品・・・おおきなフンがぽろぽろ・・・。
ちょっと小さめのフンもぽろぽろ。
見たくない。
でも仕方ない。
じいっと探したら・・・いた!
先日のよりさらに大きいの1匹と中くらいの1匹。
葉っぱはほとんどなくなり、蕾も食べられた。
もうあきらめよう。
プランタの朝顔は根元から切ってしまった。
鉢植えのほうは往生際わるくまだ残してるけど
またやってきたらおしまいかな。
それにしてもすごいなあ。
2階まで朝顔めざして上がってくるなんて。
よくここにあることがわかるなあ。
においでもするのだろうか?

クズ:(Pueraria lobata)
   Pueraria : クズ属(19世紀のスイスの植物学者「Puerari さん」の名前にちなむ。)
lobata : 浅裂した
マメ科のつる性の多年草。
 別名:「裏見草(うらみぐさ)」
 葉が風にひるがえると裏の白さが目立つことから。
 分布: 温帯および暖帯に分布し、北海道から九州までの日本各地のほか
    中国からフィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布。
    荒れ地に多く、人手の入った薮によく繁茂する。
 花期:8-9月
    葛の名は大和国(現:奈良県)の国栖(くず)が
    葛粉の産地であったことに由来。 
    根に多量のでんぷんを含み葛根(かっこん、解熱の漢方薬)になる。
    葛粉(くずこ)もとれる。

「葛の風 吹き返したる 裏葉かな」
高浜虚子

ウォンテッド!


いただきもののエビヅル。
どこかで生えてるところを写生したいとおもっているのだけれど
なかなか見つけられない。
これを下さった方はうちの最寄り駅の近くの方なのだけれど
空き家の管理を任されていて、その空き家に生えているのだそうだ。
種を蒔いたらでてくるかな?
実の熟し加減がいまいちだったからダメかも。


今日も暑かったけど朝晩の風がすこし涼しい。
猛暑の頃に比べてベランダの朝顔が毎朝きれいだったのだけれど
昨日ぐらいから様子がおかしかった。
なんだか葉っぱが急に減ったのだ。
よく見たら茎からやられているところもあり
ごっそり萎れてる部分もある。
おまけにころころおおきなフン・・・
あんまり見たくないけれど、ようく見てみた。

やっぱりいた!!
5cmはあろうかという大きな芋虫。
おしりにおおきな角があるからスズメガの幼虫だろう。
黄緑色の美しい芋虫だけれど朝顔を全滅させられては困るので
申し訳ないがさようならしてもらった。

たぶんここで生まれたわけではない。
ほかにお仲間はいないし
今までフンを見たことがなかったし。
昨日の晩あたりにお腹をすかせてどこかから歩いてきたのだろう。
朝顔さん、持ち直すかなあ・・・
すごーくみすぼらしくなってしまった。。。

エビヅル:Vitis ficifolia var. lobata
ブドウ科ブドウ属 つる性の落葉木本。
   雌雄異株。
   分布 北海道西南部、本州、四国、九州、朝鮮。
   生育地 山地や丘陵地にふつうにみられる。
   花期 6-8月 秋に実がなり、黒く熟し甘酸っぱい味で食べられる。
      

きのこシール発売!


お庭のお花たち。
今はなんだか細かいお花が多いので
モチーフにもっていくといやな顔されたりして・・・。
それにしてもやっぱり秋だねぇ。


秋といえば・・・きのこ!
今日水泳仲間、大作晃一さんのきのこシールが発売されました!
ぱちぱちぱちぱち!!


大作さんの写真はほんとに美しい!
かわいいきのこの数々、あちこちに貼りたくなっちゃう。

そしてちょこっとですがわたしも参加。


この切手風のシールのイラストを担当させていただきました。
・・・よく見えない・・・?


こんなかんじ~。上の5枚です。
あとの4枚はもちろん大作さんの素敵な写真!
小学館から552円(本体)で発売中。
本屋さんでさがしてみてくださいね。


あ、宣伝部長あんみつさん!お疲れですか?!

晩夏のおさんぽ


毎日暑いけれど
秋を探して。
萩の花、ゆらり涼しげに咲いている。


近くにはこのお花。
真夏にばーん!と咲いていたアメリカオニアザミと趣がちょっとちがう。
野アザミにも棘はあるけれど
どこかやさしい。
花粉を食べにきたらしいちいさな昆虫。
写真をとってるあいだにも忙しくあちこちに頭をつっこむ。


吾亦紅を眺めていて見つけた。
もうカマキリもずいぶんと大きい。
もうすぐたまごを生むという大仕事が待っているから
狩りにも気合が入るのだろう。


なんだかポーズ、キマッてるね。

そうか、だから君はここにきたのか


ツルニンジン。
こういう釣鐘型のお花はかなり好み♪
アザミに絡まる様子がなんとも素敵だった。



ツルニンジン:Codonopsis lanceolata Trautv.
キキョウ科 ツルニンジン属の多年草
   分布 北海道・本州・四国・九州
   生育地 山麓や平地の林内
   花期 8~10月
   別名 ジイソブ。
   ソブとは長野県木曽地方の方言でそばかすのこと。
   花冠の内側の紫色の模様をジイ(爺)のそばかすになぞらえた名。
   バアソブもあり、こちらは葉っぱが毛深くてお花がもっと小さいらしい。
   花言葉は「懐の深い」

ところで今日竹内久美子さんの本を読んでいたら
アサギマダラがサシバという鷹とほぼ同時期に渡りをする、という
興味深い記述があって、その中に
アサギマダラの幼虫が鬼女蘭やオオカモメヅルを食草としており
これに含まれるある種のアルカロイドがまずい味の元となる
という面白い話が書いてあった。
こうしてまずい味のもとをためこんで鳥に食べられないようにするのだそう。
それでこの鬼女蘭とはどんなお花なんだろう、と調べてみたところ
これ!!


下にいる蝶はアサギマダラ。
これは2年前の夏、山梨でのスケッチで
初めて見た名も知らぬ蔓草を描いていたら
たまたまアサギマダラがきたので一緒に描いたのだった。
これはなかなかの構図だったんだね。
いろいろ知ると面白い。

それにしてもアサギマダラってまずいんだね。
あんなふわふわ頼りない飛び方でも食べられないわけだ。
あれで海を渡るのだからすごい!
それでサシバと一緒に渡るわけは竹内さんによると
たまたまその頃そういうルートで渡りをするのに
都合のよい気流が発生するというのがひとつ。
あとはこのまずいアサギマダラをも捕食するカマキリの天敵が
サシバなのだそうだ。
つまり用心棒つきの旅。
ちなみにカマキリがなぜまずいアサギマダラを捕まえるのかというと
まずい味をものともしないわけではなく
単に視力と記憶力不足でこの蝶の味を学習できないかららしい。
カマキリ、かわいい。。。

秋のお花摘み


先日のお教室でのモチーフ。
母が畑で作っているからしとツルムラサキ、
例のナツメとお店のたまねぎ。

そうそうナツメ、というのは夏に芽がでるからなんだって。
そういえば毎年この木は枯れてしまったんだろうか?と
心配になったころ芽が出てくる。


今朝は絵手紙のモチーフをとりに早起き。
萩、女郎花、吾亦紅、釣鐘人参、薄、仙人草、洋種山牛蒡・・・
すっかり秋の花束となった。
それにうちのからしとツルムラサキ、先日のエビヅルを加えて。
これらのお花を集めてるだけで楽しくなっちゃう。
でも暑かった~。
お仕事前に汗だくだく。
こんなときはしろくまアイスが美味しいのだけれど
9月に入ってコンビニから姿を消した。
もうちょっとおいといてほしい~!!
この夏すっかりハマってたのだった。

そして夕方、ららぽーと柏の葉のLalaClubFesta搬出。
観に来てくださった方々、ありがとうございました!
そして参加者の皆様、お疲れ様でした。

今日も暑かったけれど


明日は月に一度の絵手紙講座。
絵手紙といってもいろんなことをやります♪
今回は絵墨を使った絵手紙。
絵墨、というのは墨に顔料が入っていて
独特の渋い色合いが美しい墨。
全6色だけどこれが何色かあるだけでも十分表現できる。


こちらは先日「野の花を描く」講座の生徒さんから
いただいたエビヅルを描いたもの。
まだほとんど緑色だったけれど
1~2個紫になりかけている実もあった。
もう秋はすぐそこ。
明日は早起きして萩や吾亦紅、ツリガネニンジンなんかも
摘んでもっていこう!

来月は割り箸ペンで描く絵手紙。
たぶん烏瓜が色づく頃。
涼しい秋がまちどおしい!

なんでもとりこめ~!


おっきなきのこ発見!
カイメンタケというらしい。


真ん中に緑の葉っぱがのってると思ってちょっと引っぱってみたら
ちゃ~んと生えてた!
近くに生えてる葉っぱも取り込んで大きくなるのでこの不思議なお姿。
葉っぱが突き破って出てきたわけではないんだね。

今日は初めてナツメを干してみた。
中国人のお友達楊さんがナツメごはんを作ってきてくれたことがあって
それがものすごく美味しかった!
干しナツメのほんのりした甘さがなんともいえず
それ以来干しナツメのファン。
それでナツメの苗木を見つけておもわず買ってしまったのだけれど
いや~すごい棘!!!
遠目には涼やかでさらりと美しい樹なのに
家族にはちょっと評判が悪い。
黄緑色の実は汁気のない青りんごのような味で
ぱさぱさしていてまずくはないが
もりもりと食べたくなるようなすばらしい味でもない。
なんとかナツメくんの名誉挽回を!
というわけで干してみたんだけどうまくいくかな。
4~5日干してから一度蒸して、また干すらしい。
すごくちっちゃくなりそう・・・。

カイメンタケ:(Phaeolus schweinitzii)
   担子菌門ツガサルノコシカケ科のカイメンタケ属に属するキノコの一種
   梅雨の終わりから秋にかけてカラマツ林、
   シラビソ林やマツ類の林の中で見られる。
   切株上や生木の地際や時として幹からも発生することがある。
   一年生で、秋の終わり頃には黒褐色に変色し、腐ってしまう。

お買い物ついでに・・・


こちらも先日のツリフネソウ。
つりふね、というよりは小人さんの帽子に見えるのはわたしだけ?

昨日の教室終了後にみんなで飾りつけ。
ららぽーと柏の葉のLaLaClub Festaという企画で
ららぽーと内クリスタルコート(2F)にて
LaLaClubの各教室の作品発表やステージ発表がおこなわれます。
わたしたちの水彩画教室も一区画お借りしました。








クリスタルコートってどこ?
柏近辺の方ならこの写真でわかるはず・・・?
この吹き抜けのところです。


9/9(日)5:30まで展示します。
ついでがありましたらよってみてくださいね~!

ツリフネソウ:Impatiens textori
textori: 採集家テックストルさんの
Impatiens(インパチエンス)は、ラテン語の
impatient(我慢できない)が語源。
種子が熟すると勢いよくはじけ飛ぶことから。
   ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。
   東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布。
   湿地や流れのそばなどの陽地に生えている。
   名前の由来は、この細い柄にぶらさがっている花の姿を
   帆をかけた船に見立てたとも
   活け花で使う釣船型の花器に見立てたものだともいわれている。
   花期 8~10月
   花言葉は「安楽」「心を休める」「期待」「詩的な愛」
   「私に触れないで下さい」←これは種がはじけるからだね!

蜜の詰まったちいさなお船


土日に久しぶりにお山に行ってきた。
こちらはツリフネソウ。
くるるんとしたふしぎなかたちの可愛いお花。
このくるるんの中には蜜が入っているらしい。
みつばちやくまんばちがもぐっていっては
花粉をたっぷりつけて出てくる。


この夏は母の猫ミーちゃんの具合が悪く
あんみつさんのお世話をお願いできなかったため
まったくお山に行けなかった。
そのミーちゃんは2週間ほど前、おうちで安らかに天国に。
それで、というのも悪いけど
文句ありげな母にあんみつさんを頼んででかけたのだった。

帰ってみたら今度は妹の猫、カイちゃんがぐったりしてる。
昨日お仕事が済んでから病院に連れて行くことにした。
お仕事から帰ると、なんとお尻付近から出血!
さてはだいぶ前に派手にやってた喧嘩の傷が膿んだのかと
心配しつつ先生に診てもらったら
肛門嚢が膿んでいたのだそう。
肛門嚢というのはスカンクでいうところの臭い袋で
お尻の穴の近くに2個ついている。
猫がお尻の臭いを嗅ぎあってお互いを認識するときに
嗅いでいるのがここで分泌されるものの臭い。
先生はゴム手袋をはめてきゅっと絞りだしてくれた。
茶色い臭いものが出てきて、それは正常な状態。
もう片方のが膿んでいたそうで血と膿が混ざっている。
普通なら自分でお尻を舐めてきれいにするので
あまり膿むことはないのだそうだけれど
実はカイちゃんは太りすぎていて自分のお尻が舐められない。
病院まで運ぶのが大変で7kgくらいかなと思っていたのだけれど
実際病院で計ったら8.56kgというありえない数字だった!
あんみつさんの倍以上!!
(でも気は小さいのでいつもあんみつさんに一喝されて小さくなっている)
ダイエットさせようとするのだけれど
食の細いミーちゃんの残りごはんを平らげてしまうし
持ち前ののんびりおっとり気質があだとなって
めったに走ったり敏捷に動いたりしない。
これからはちょっと絞ろうね。

膿がでてしまったのでもう楽にはなっているみたい。
でもまた1日おきに消毒に通わなくてはならない。
重いぞ~~。
明日からは妹のお仕事だけどね。

ツリフネソウ:Impatiens textori
textori: 採集家テックストルさんの
Impatiens(インパチエンス)は、ラテン語の
impatient(我慢できない)が語源。
種子が熟すると勢いよくはじけ飛ぶことから。
   ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。
   東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布。
   湿地や流れのそばなどの陽地に生えている。
   名前の由来は、この細い柄にぶらさがっている花の姿を
   帆をかけた船に見立てたとも
   活け花で使う釣船型の花器に見立てたものだともいわれている。
   花期 8~10月
   花言葉は「安楽」「心を休める」「期待」「詩的な愛」
   「私に触れないで下さい」←これは種がはじけるからだね!