ちょっと弱ってましたが・・・


今ごろですが、八重桜 松月。
今年は樹が弱っているようで
花つきも悪く、新芽がついていない枝が多かった。
来年咲いてくれるか心配。

ジャコウアゲハの幼虫のつづき。
前に最終齢虫を取ってきて蛹になるのを見たときは
棒にのぼってから糸で体をくくりつけるまでがもっと早かったし
そうなってからお菊虫になるのもあっという間で
いつのまにか脱皮していて
瞬間を見ることができなかった。
ところがこの子ときたら
のぼってから一日半かかってやっと糸を出し
固定したと思ったらそのままじっとしていて
朝起きてもまだそのまま。
お昼をまわってもそのままで
蛹化に失敗して死んでしまったのではないかと
心配し始めた。
ところが夕方6時くらいにふとみるともぞもぞと蠢いている。
そこからくねくねともがき続け
約3時間後の9時ごろ
ふいっと皮を放り出した。
無事蛹化!!!
よかったよかった。

おもうのだけれど
気温がちょっと低かったのではないかしら。
前にとってきたのはたしか夏で
ウマノスズクサが食べつくされそうになっていた頃。
今ウマノスズクサは新芽がばんばん出ていて
まだジャコウアゲハの幼虫の姿は見えない。
えさの食べっぷりも日が差して気温が上がるまでは鈍かったし。

ともあれまた羽化を見られるよう
しっかり観察を続けま~す!

ショウゲツ(松月)

学名:Prunus lannesiana Wilson cv. Superba
科名:バラ科サクラ属
開花時期:4月
別名:松月桜(しょうげつざくら)野田大桜(のだのおおざくら)

大島桜系のサクラで、大輪の花を咲かせ、八重咲きの薄い紅色。
染井吉野よりも遅れて咲き始め、葉も出始める。

花言葉:精神美

神秘


たぶん山紫陽花の一種。
鮮やかな紫だけれど可憐さもあわせもつ。
野の花を描く教室の生徒さんからひと枝いただいてつけたのが
2年目にして美しく咲いた。

今晩から雨模様。
入梅も秒読み。

ジャコウアゲハの幼虫を育てている。
いつもスケッチに行く森への道の途中に
ウマノスズクサが生えていて
毎年ジャコウアゲハの幼虫がたくさんつく。
枝も見境なく食べてしまうものだから
どんどん葉っぱが減って
たぶん全部蝶になるまえに食料がなくなってしまっているのではないかとおもう。
いつも最後には丸坊主になっちゃうのだけれど
ウマノスズクサは律儀に毎年ちゃんと出てくる。
十分に育った幼虫を取ってきて
蛹になって蝶になるまでは見たことがあるのだけれど
今年は卵から。
途中卵のついていた株の葉っぱを食べつくしてしまい
3頭いたうちの2頭は家出
残る1頭もたくさん葉っぱのついた
ほかの種類のウマノスズクサをなかなか食べてくれず
いろいろと気をもんだけれど
なんとか食べてくれるようになり
家出した2頭も見つかり
十分に成長した家出しなかった1頭は
ゆうべから蛹になる準備を始めた。
まず支柱に上り一晩じっとしていた。
朝見たら余分な体液を排出したらしく
下に赤黒い液体が飛び散っていた。
雑巾で拭くとのびた色は草の色をしている。
考えてみたらウマノスズクサしか食べていないのだ。
なんてきれいなものだろう。
人間の排泄物なんかとはまったくちがう。
5cmほどはあった体長が少しコンパクトになった。
昼ごろから糸をかけ始めた。
支柱に注意深く糸を接着し丁寧に前脚の1対めと2対めのあいだにかけのけぞりながら
反対側にまわりまた支柱に接着。
これでどうして身体をささえるかたちに回せるのか
じっと見ていてもよくわからない
幼虫はゆっくりゆっくりおなじことをくりかえし
蜘蛛の糸のように細い糸は
より合わさって銀色の鋼のようになった。
しっかり身体を固定し終えると
じっと動かなくなった。
今は全く生命感を感じない。
死んでしまったように見える。
これからお菊虫、といわれる檸檬イエローの蛹になるには
皮を脱がなくてはならない。

先日ベランダの窓を開けたら
ジャコウアゲハのメスが来ていた。
なぜここにウマノスズクサがあることがわかるのだろう?
たしかに摘んで袋に入れたりしたら
特徴のある香りがぷんとする。
ひらひらと飛んでいる蝶はこの香りを感じるのだろうか?
生き物は神秘だ。

この蛹が蝶になり卵を生みに来るまでに
ウマノスズクサをもう少し育てておかなくてはね。

ヤマアジサイ(山紫陽花)

学名:Hydrangea serrata
科名:ジサイ科 / アジサイ属(ハイドランジア属)
開花時期:6~7月
原産地:本州の福島県以南の太平洋側、四国、九州に自生。近似した種が中国にある。
分布:主に太平洋側の福島県から四国・九州に分布
別名:サワアジサイ

本州に自生するアジサイの一種で、サワアジサイと呼ばれるように水の近くに生える傾向がある。

花言葉:乙女の愛、切実な愛

ひらひら


ベランダの薔薇でいちばん最後まで咲いてくれていた
ジェネラス・ガーデナー。
クリーミーなやさしい桃色。


今日は自転車日和かとおもったのに
風がとても強かった。
サイクリングロードのある土手の上は強い風が吹き抜ける。
身体を斜めに傾けるようにしてバランスをとりながらこぐ。
風の強い日はいつもカラスが遊んでいて
うらやましくそれを眺める。
彼らはみんなで集まって
よい風が来るのを待つ。
今だ、というタイミングでふわり羽も尾羽もめいっぱい広げ
ハングライダーのように風にのって
ゆらゆらと舞い上がる。
いいなあ。
空が飛べたらいいのに。

伸び始めた稲がそよぐ田んぼはまだ水鏡のように空をうつす。
シルエットとなったカラスたちがひらひらとおどる。

ザ・ジェネラス・ガーデナー

英名 The Generous Gardener
系統 イングリッシュローズ(ER)
作出 2002年作出
育種者 David Austin
花形 八重/多弁
サイズ 小さい つる状
強健さ 強い
香り 中香
連続咲き 返り咲く

今年も青く


この時期うちのお庭は青く染まる。
この千鳥草はじめニゲラ、シナワスレナグサが一面に咲く。
いちばんよい季節。

紫陽花が咲き出した。
季節は動いている。

チドリソウ (千鳥草)

学名:Consolida ajacis
科名:キンポウゲ科
開花時期:5~6月
原産地:ヨーロッパ南部
分布:地中海地域から中央アジア
別名:飛燕草 ラークスパー

和名ではヒエンソウ属であり花姿から飛燕草の名を持つ。
英名の「ラークスパー」は、花の後ろに突き出た距をひばりのけづめに見立てたものである。

花言葉:底抜けに陽気、晴れやかな心

残念・・・


うちのとなりは空き地。
おととしまで持ち主にお断りして母が畑を作っていた。
しかしついに面倒見切れなくなり、
畑はやめて草刈りも市にお願いすることにした。
この時期は毎年ラズベリーがたくさんなって
食べ放題だったのに残念だけれど仕方ない。
今朝市から依頼されたシルバーの方々が草刈りをしてくださった。
この金鶏菊がひときわ輝くように咲いていたけれど
刈られてしまった。

きれいなお花だけれど外来種として問題となっているらしく
種ができる前に刈るように言われている。
なのでちょうどよかったといえばよかったのだけれど・・・

オオキンケイギク(大金鶏菊)

学名:Coreopsis lanceolata
科名:キク科
開花時期:5 – 7月頃
原産地:北アメリカ

日本には1880年代に鑑賞目的で導入された。
繁殖力が強く、荒地でも生育できるため、緑化などに利用されてきた。
しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れが指摘され
2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止された。
また、日本生態学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選定された。

花言葉:「いつも明るく」「きらびやか」