明けましておめでとうございます。

って新年1日にアップしたつもりができてませんでした・・・
もう今年しょっぱなからやらかしてますが、皆様よいお正月でしたか?
私は2日から海を描きに出かけておりました。
いや~寒かったです・・・
伊豆は暖かいと思ってたんだけどめっちゃ寒かった。
そして帰ってきたらもっと寒かった。www
冬だもんね。

年末から関東の冬の美しい夕焼けを描くのにハマってまして、総仕上げは伊豆の海の夕焼け!と思っていたのですがそれはあまりうまくいかず、近所の利根運河の夕焼けのほうがよく描けたかんじです。
懲りずにまた挑戦したいと思います。

運河の夕焼けはまた後日アップしますね~。

山茶花と椿

うちの椿は花の期間が長くて12月くらいから4月あたたかくなるまで咲いてくれる。
ただ、今は寒さで花びらが傷んでしまうんだけどね・・・

この時期お庭できれいなのはこの椿と千両くらい。

椿と千両スケッチ B5ブレダン紙

椿と山茶花はとても似ている。
花の奥行というか厚みがある方が椿かなと何となく思っている。

山茶花スケッチ B5ブレダン紙 

あと散り方だよね。
山茶花は花びらが散り散りになるけれど
椿はぽとりと落ちる。

椿のスケッチ B5ブレダン紙

この椿はとある場所にたくさん植えられている。
初雁という品種なのではないかと思っているけど定かではない。
早咲きで11月ごろから咲きだしてほかの椿が咲きだすころには終わってしまう。
小ぶりで上品な花色が何とも可愛らしい。

初雁(?)のスケッチ F4ウォーターフォード水彩紙

このところ椿を教室に持っていくことが多いのだけれど意外と難しい。
私の見解では花芯の部分がかなり重要~。
ここ、一番特徴的ですよね?
特に椿は奥行きがあるのでこのぐっと筒状に飛び出した雄蕊をしっかり描けると花の向きも立体感も表現できる。花びらはこの雄蕊の付け根から出ているのでそこをしっかり意識する。
形がとれていない人は花びらの付け根の位置を間違えていることが多い。
あと、雄蕊の軸は白いんだけど、花びらの影が落ちているので真っ白には見えないはず。
花びらで使った絵具を少し薄めてのせてあげると自然に見えます。

山茶花は終わってしまったけれど、椿はこれから!
どんどん描きましょ~!

毒をもつ

トリカブトって有名な毒草。
でもその花の美しさには目を見張る。

今年は夏が暑すぎたのか
かなり晩秋になって咲き始め、寒さに凍えた花びらがすぐにしおしおとなってしまった。

トリカブト 水彩スケッチF4 ウォーターフォード水彩紙

紫色の花は紫の絵具を使わないことが多い。
絵具の紫は暗く沈むことが多い。
なのでウルトラマリンなと、紫よりの青とオペラを混ぜて作る。
使う青はその花の色による。濁った感じの紫なのか目が覚めるような紫なのか。
どの青を使ったらどんな感じの紫になるのかいろいろ試してみる。
混ぜる赤のほうも、私はオペラが多いけれど、マゼンダのほうがしっくりくることもあるし、こっくりした臙脂みたいな色のほうがぴったりくることもある。
紫の絵具はどっちかというと混色に使うことが多い。
葉っぱの影色だったりピンクの花の影色だったり。
このトリカブトの青紫はウルトラマリンと少量のオペラを混色したものをベースに使っている。そのほかの青もちらほら。
あと、葉っぱの色も暗い青とトランスペアレントイエローを混ぜて作ったものがベース。
緑色はアクセントにちょこっと使う。

実りの秋

もう晩秋ですね。
朝晩は寒いし紅葉もだいぶ終わってきました。
今年描いた実ものでも見ていただきましょうか。

ビナンカズラ B5ブレダン紙

正式な和名(標準和名)はサネカズラ(実葛)。
その昔、枝をつぶすか樹皮を剥いで水に浸してねばねばした液を出し、それを整髪に用いたのでビナンカズラ(美男葛)の名前があるのだそう。
ちょっとどっきりするようなインパクトのある実ですね~。

科名:マツブサ科
学名:Kadsura japonica
別名:サネカズラ
原産地:日本 朝鮮半島南部 中国 台湾
つる長:3m-5m
開花期:7月-8月 / 10月-12月

ノササゲ B5ブレダン紙

これ、好きなんですよね。
紫色のさやがなんとも可愛い♪
もっと熟すとさやがはじけてくるくると躍動的になります。

科名:マメ科
学名:Dumasia truncata Sieb. et Zucc.
別名:キツネササゲ
原産地:日本 朝鮮、中国
つる長:1~3m
開花期:8~9月 
山帰来 B5ブレダン紙

こちらはとある低山の頂上で見つけてスケッチしたのですが、2週間後くらいに行ったらもう一粒も残っていませんでした。
おいしいのかな。。。小鳥がきっと食べちゃったんでしょう。
お花屋さんで今の時期、クリスマスの飾り用として売られてますが、玄関にかけておいたら小鳥に食べられちゃった、という話を聞いたことがあります。

科名:サルトリイバラ科
学名:Smilax china
別名:ガンタチイバラカラタチイバラカカラ、カメイバラ、コバンノキ、サンキライ
原産地:日本 朝鮮、中国
つる長:70cm~数メートル
開花期:4 – 7月 

紅葉を描く日々

だいぶ紅葉のスケッチたまってきました。

今年は意外と長く楽しめてるかも♪

さてここからどう製作しましょうか。

とりあえずまた明日もスケッチいってきまーす!

紅葉を描くよ~!

今年の紅葉は早いですね。
去年は退院したのが12/8で、10日からスケッチ始めてましたがちゃんと間に合ってましたので2週間以上早い感じ!?
まだまだ大丈夫、ってのんびり構えてたらびっくりですわ~!
今日はほんとは山茶花を描こうと思って行ったのに、山茶花はもう終わりがけ。
紅葉真っ盛り!!!!
これからあちこち通う日々になりそうです。
とりあえずこちらをどうぞ!

透明水彩で紅葉をスケッチ!

これね、荷物が重かったもんでビデオを持っていかず、スマホで撮影したんですよね。
スマホにもタイムラプスという機能がありまして、5秒おきにシャッターが下りるわけです。
なので音声はなしで早回しみたいな画像になるんです。
いつものはビデオで撮って編集の段階で早回しにしてますので何となく違う感じの仕上がり。
たまにはいいよね・・・
この日は途中で風が強くなってきて描きにくかった・・・
やっぱり揺れると形がかわるんだよね。
でもほんと、気持ちの良い日でした。
今日も描いてきましたし明日も行く予定。しばらく紅葉が続くかも・・・


菊香る

菊もだいぶ終盤ですね。
若いころは何とも思わなかった・・・何で植えるんだろうぐらいに思ってましたが、年がいくにつれその魅力がわかってきたように思います。

可愛い( ^ω^)・・・

小菊のスケッチ B5

お庭の小菊ですが、今年は葉っぱの具合があんまりよくなくてチリチリ。
夏が暑すぎたんでしょうか・・・

小菊のスケッチ B5

いただきもののオリーブの葉とツタっぽい何かの葉っぱと組み合わせて。

シュウメイギクのスケッチ B5

こちらは菊、と付きますがキク科ではなくキンポウゲ科の秋明菊。

このスケッチで使っているB5って不思議なサイズのスケッチブックですよね。
山田雅夫さんの15分スケッチ、という本の企画でミューズさんから出たブックみたいなのですが、何年か前に見本でいただいたのが出てきて、使ってみたらなかなかよいんですよね♪
大きさも持ち運びにちょうど良いし、ブレダン紙なんですがしっかりしていて波打ちも少なく、発色もきれい。
残念ながら、もうこのサイズのブックは販売されていないようです。
ブレダン紙って版画用紙ってなってますが、水彩も十分いけますよね。
お値段もお手頃なので、さっとスケッチにはぴったりかも。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ミューズニューブレダン紙スケッチブックF4
価格:2145円(税込、送料別) (2021/11/18時点)

ところで菊を教室に持っていくと、こういう細かいお花はどう描いたらよいのかと聞かれます。難しいですよね。この花びらを全部鉛筆で描くのはとっても大変。
でもある程度は描かないとこの感じは出ないし・・・
わたしは、というふうにしかお答えできないのですが、参考程度に読んで下さいね。
まず大体のお花の位置を決めてざっくり菊の色を置いちゃいます。
例えば淡いピンクとか、黄色とか、臙脂とか先に置いちゃうんですね。
淡い色は広めに大胆に、臙脂のように濃い色はお花の形になるように慎重に、というのがコツ。それが乾いてからこまこまと描きこみます。
真ん中の黄色いところとその周りの花びらの付け根は特に丁寧に。
淡い色の花は背景や葉っぱを描きながら浮きだたせるように。
いきなり色をのせるのに抵抗がある方は真ん中の丸いところと大体の外枠を軽くとってみてください。色を置いてから鉛筆や色鉛筆で描くのもアリです。

秋は短い!がんばりましょ!

2022年カレンダー

こんにちは!ご無沙汰しております。
やっと個展の事後処理が完了しました。
これからは次に向けての作品制作に邁進!

で、その前に今年もカレンダーができましたのでご案内いたします。
今年は描きおろしではなく個展用に描いたものとスケッチが混ざっております。

表紙

たんぽぽのスケッチは意外と暑い。可愛い顔してあの黄色は太陽の光をそのまま跳ね返してくる。冷気に閉じ込められていたエネルギーがここぞとばかり飛び出してきて陽炎のようにたゆたう。春の陽炎、という題をつけようとしたら「陽炎」というのは春の季語なのだそうだ。
でも陽炎だけだと何となく夏っぽいし・・・と探したところ、陽炎と同義語で「糸遊」という言葉があった。なんて可愛らしいひびき。子供のころに遊んだたんぽぽのイメージそのもの!というわけでこの題名に。たんぽぽって誰しも何かしらの思い出のある花だと思う。優しい気持ち、楽しい思い出、いろいろ紡いで下さったら嬉しいです。

1月 輝(福寿草の咲く山) F10

春まだ浅い整備されきれていない登山道を登り、ガレ岩の谷を必死で登った先にほんのりと黄色い光が見えてきた。さらに登ってやっと見たこの夢のような光景。この感動を分かちあいたくて作品に。輝くような良い一年となりますように。

3月 祝福 F6

月に引き続き、福寿草。いかにこの場所のこの花に魅了されたかが伝わると思う。降り積もる枯葉の下はゴロゴロとした岩。この眩しい輝きはどこから来るのか。尋ねてもきらきら笑うだけ。祝福をあなたに。
なお、こちらの作品は軽井沢のフレンチ無彩庵池田さんが
お持ちになってますので是非いらして下さいね。

3月 麗らかに F6(部分)

今年もアネモネがベランダで顔をもたげた。お庭の花々も一気に咲きだし、描きたいお花でいっぱい。浮きたつような3月の香りをおとどけできますように。

4月 春散歩 F4

きらきらと眩しい日差しに誘われてお散歩へ。小さな虫たちも春風に浮かれてる。遠くから誰かの調子っ外れな口笛が小鳥の唄と混じって聞こえてくる。やっぱり春はいいなあ。

 5月 山藤のスケッチ F10

大木に絡まって上のほうで咲くことが多い山藤だけどこの木は倒れた桜にからまりちょうどスケッチしやすい場所に花開いてくれていた。固い蕾のうちから通ったけれど満開の時の雰囲気はまったく違う。そこに誰かいる気配を感じて何度も目を上げた。何度見てもそこには花がふっくらと風に揺れているだけなのに。

6月 朱夏 30×60cm

暑さにぐっと下げた日よけの隙間から火をともしたように見えた庭のノウゼンカズラ。烏揚羽が幻のようにひらりひらりと舞う。

小さなお客様 F4

誕生日のプレゼントにもらった球根から見事なダリアが咲いた。スケッチをしていたらベランダのスミレについた幼虫から蛹になってたツマグロヒョウモンが羽化したのでそれも描いた。羽化したての蝶は傷もなく動きもあまりないのでスケッチしやすい

8月 ナツノヒ F4

真夏はいつもモチーフに困るからひまわりを植えようと思った。上品で小ぶりなひまわりは各株にひとつだけ渾身のお花をつけて枯れてしまった。花の予定と教室の日程が合わなくて教室に持って行けたのはほんの数本。来年はもっとワイルドなひまわりを植えようと思う。

9月 紅葉初め F4

教えてもらった場所にその花はあった。時間が早すぎたらしくまだ開いていない。
羊の刻に開くんだか閉じるんだかでヒツジグサというらしいが羊は2時くらいだそうなのでじる時間なのかもしれない。ちょっとお寝坊なその花は11時くらいに清らかな花びらを開きはじめた。オニヤンマやイトトンボが水面をつつき、キベリタテハがばさばさと音を立てて飛んでくる。ちいさなサンショウウオがほうと呼吸をしてまた水底にもぐってゆく。

10月 秋フカマル F4

倒木が彼らの舞台。ふかふかの苔の合間から顔を出す役者さん。鈴のような声で歌う
合唱隊。山に行くとこういう風景にも出会える。

11月 みのり 20×50cm(部分)

りんと冷えた空気の中で紅いツルウメモドキは輝いて見えた。スケッチしていると時折小鳥がやってくる。目が合うと逃げてしまうから合わさぬようそっと見る。
ツルウメモドキがおいしいのかい。私はあとでヤマブドウをもらっていくよ。

2月 紅葉のスケッチ F4

昨年の12月の頭にちょっとした手術をした。入院は4日ほどだけど紅葉までに体力が回復するのか、それが心配だった。間に合った!紅葉が美しい期間は短い。何枚か失敗してやっとちょっと満足いくものが描けて、よしもう一枚と翌日出かけたけど・・・もうすっかりちりちりになってしまっていた。

以上、13枚つづり A4サイズ壁掛けワイヤー型となります。
価格は税込み¥2,200‐となります。
ポストカードセット(¥1,320)もあります♪
こちらのネットショップからお申込みくださいませ。

https://thebase.in/to_app?s=shop&shop_id=anmitsu22cat&follow=true

もしくは、柏近辺の方でしたらいしど画材さんでもお取り扱いしております。

どうぞよろしくおねがいいたします!!!


個展終了しました

去る10月26日、2年ぶりの個展が無事終了いたしました。
ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様に心から感謝いたします。

初日の閉店前に撮った会場の様子です。

デパートでの開催ですので、販売済みのものはお持ち帰りいただくか配送になります。
なので作品が入れ替わっちゃうんですよね。
後半にいらした方は雰囲気が違うって思われるかも。
今回は開催前から決まったものも何点かありましたので、次回お目当てがある方は早めにいらして下さいね~。

コロナでなかなか会えなかった方々、何年かぶりの学生時代の友達や過去の職場の同僚や上司の方々、教室の元生徒さんなどやっぱりお会いできると嬉しいですね。
今回はSNSで見つけて来てくださった初対面の方も多く、ネットを通じて、私が出会った美しい世界を共有できるってなんてすごいことなんだろうと思いました。
足をお運びくださった皆様には改めて感謝いたします。

カレンダーのお問い合わせもいただきましたので次回また改めてご案内いたします。
仕事遅くて、すみません!
明日にはネット販売開始予定!よろしくお願いいたします♪

黄色い花の影色のお話

土曜日の朝、チコちゃんに叱られる!見ていたら
「血管はなぜ青いの?」あれ?みどりだっけ?まあ、そんな質問だった。
答えは本当は灰色で目の錯覚ということだった。
見ていた方はご存じでしょうけれど、肌色の中にグレーがあると緑色に見えるのだと
いろんな例を出して説明をしていた。
目の錯覚って本当に不思議で色は違って見えるし大きさも間違えるし、みんなどこかで見たことのあるような例だったんだけれどいつも騙される。
でも実はこの目の錯覚を駆使してみんなを騙しているのが絵描きなんだよね。


芸術とは最も美しい嘘のことである
byドビュッシー(多分)

黄色い花の影は何色で描いたらいいですか?
とよく聞かれるけれど、これはその花の黄色の色合いにもよるし光線の具合にもよるしその絵の背景の色にもよる。
私は、の話になるけれど一つ言えるのはグレーはまず使わない。
影色の優等生、ペインズグレーも黄色には向かないんだよね。
実際はグレーに見えることもあると思う。
でも黄色にグレーを使うと汚く見える。(狙って汚すならアリだけど)

祝福 F6

こちらの福寿草の花びらの影色はクロームイエロー(温かみの強い黄色)とトランスペアレントオレンジと何種類かの紫を使っている。場所によっては明るめのグリーン系も。
いちばん暗くてグレーっぽく見せたいところは紫。
これも目の錯覚で反対色を持ってくることでグレーに見えるんだよね。
この絵はちょっと独特の表現してるけれど、普通のスケッチでも紫はよく使う。
といってもほんの少々ね。
さすがにま紫を持ってくるとバレるし。(笑)

輝(福寿草の咲く山)F10

こちらでも足元の福寿草の影はほぼ紫。
赤みのものと青っぽいものと3種類ほどをごく薄く使う。
トランスペアレントオレンジもなかなか良い仕事をしてくれる。

光を抱いて F8

これは紫、わかりやすいですよね。
下地に淡いブルーも入ってます。
あ、これ制作動画撮ってるんだった。そのうちアップします。

グレーを使ってはいけないということではないのですが、黄色をきれいに見せたいのであれば黄色に近い色をベースにして(オレンジや黄緑など)周りの色合いや好みに応じて紫とか渋めの赤とかをほんのりと入れるとよい感じかと思います。
グレーを使わずしてグレーに見せる!
とか緑を使わないで緑に見せる!
とかいろいろやってます。
狙ってやってるというわけではなくいろいろやってるうちにそこに落ち着いたっていうかんじですが・・・

さて、いよいよ個展も迫ってまいりました。
今日しれっと並べた3点も持っていきます。
ぜひ実物をご覧くださいね♪
よろしくお願いいたします。

木下美香絵画展
2021年10月20~26日
松屋銀座 7階 遊びのギャラリー