木下美香絵画展~花たちの声に耳をすます~
8/17㈬~23㈫ 松屋銀座7階 遊びのギャラリー
お暑い中、ありがとうございました。無事終了いたしました。
山藤のスケッチは難しいものです。なぜなら、彼女らは木の梢がお好き。
見上げるような大木に抱きつき、絡みつき葉を広げていちばん眺めのよいところで花を咲かせます。この見事な姫君は枯れた桜の大木に絡みつき、座って描ける位置で見事なお姿を見せてくれました。蕾のころから通ってましたが、満開になると全然雰囲気が違います。
描きながら画面に視線を落としているとふと何か気配のようなものを感じます。
けれど目を上げても花が揺れているだけ。満開になると神様も見に来られるのかもしれない。
それとも藤の精霊か?それとも私が香りに酔ってしまったのか・・・
見上げるとリスが枝を駆け上っていきます。リスもまた花に酔っているようです。
「花酔」 S30号 水彩 ¥495,000-(税込)
糸遊、というのは春に見える陽炎のことです。たんぽぽをスケッチしたあの日の日差しの眩しさ、小さな花々から立ちのぼるエネルギー、すべてが陽炎のように揺らめいて見えました。
糸遊、という響きや字もなんだかたんぽぽにふさわしい可愛らしさがありますよね。
皆さんそれぞれの幼いころに遊んだたんぽぽの思い出を一緒に紡いでいきたいという思いも込めました。
「糸遊Ⅱ」 48×65cm 水彩 SOLD OUT
このごろの春の日差しはなかなか強い。ちいさな花びらひとつひとつで受け止めてほほ笑むように咲くタンポポが好きだ。桜はもう終わりがけ。忙しげに飛び交う虫たちを見るのも楽しい。
「日向のかほり」 水彩 F6 SOLD OUT
紅葉した木々を描きに行くのに、ついつい足元の落ち葉に目がいく。木漏れ日を浴びて輝く落ち葉はまだまだ美しい。なのに持ち帰るとすぐにちぢれて色褪せる。
大きなカマキリが横切る。
産卵に備えて日向ぼっこかな。
「秋日」
水彩 48×65㎝ ¥330,000‐(税込)
今年、庭のテリハノイバラがとてもよく咲いた。スズメがついた虫を一生懸命食べてくれるので、消毒も殺虫剤もしない。近くに寄ると蜂たちの羽音が眠気を誘う響きを奏でているのが聞こえる。
「優しい羽音」水彩 15×30㎝
アルシュ水彩紙(極細) ¥77,000-(税込)
3年くらい前に水栽培した1個の球根がプランターでこんなに増えた✨足元のスミレは肥後スミレ。ピンクがかった可憐な花に裂けた葉っぱが特徴。あちこちからアップルゼラニウムが芽吹いて甘いりんごのような香りをたちのぼらせる。
「春に香る」水彩 F4
アルシュ水彩紙 SOLD OUT
教室のモチーフ選びをしていて一目惚れした薔薇、スターリング・センセーション。
ゴージャスでありながらどこか愁いを含んだ感じの不思議な色合いは寒さで縮こまった身体に優しい気持ちを吹き込んでくれる。あまりお花屋さんの薔薇を描くことがないのだけれどあまりに素敵なので作品にしてしまった。
「優しい気持ち」透明水彩 F6 ¥165,000-(税込)
ベランダで育てているアネモネは好きなお花のひとつ。華やかさと可愛らしさのバランスが絶妙!早春のうきうき感を体現してくれているみたい。
「希望」水彩 21×36cm ¥110,000-(税込)
房総から届けていただいた思いがけないプレゼント。あまりの色鮮やかさに心が躍る。
そんな気持ちのおすそ分け。ガーベラにもいろいろな形、色があるのね。
「彩りⅡ」 水彩F6 ¥165,000-(税込)
庭の花と訪ねてくる蝶々を描く。
この暑さが続くと庭の花も様子が変わっちゃうんだけどね。
「蒼い庭より」
水彩画 F6
アルシュ水彩紙 SOLD OUT
ガーベラちゃんはちっちゃい作品にもなりました。
額が気に入ってそれにサイズを合わせて描いたのですが、意外と難しかった💦
何処でも飾れるサイズです♪
各 ¥33,000-(税込)
水彩 F6
アルシュ水彩紙(極細)