蚊とのたたかい。


すっかり夏めいてきた今日この頃。
そろそろ蓮の様子を見に行かねば、と早起きして出かけた。

蓮の蕾はまだちょっとちいさいね。
かわりにカンゾウがきれいに咲いていた。
こちらはヤブカンゾウ。


この時期のスケッチには欠かせない蚊取り線香。
ところが持参したライターがガス欠!
仕方なくそのまま描き始めた。
でも今年は秘密兵器がある。
蚊が寄ってこない繊維でできたシャツ!
今日初めて着用したのだけれど、
はからずも実力を体を張って実験することとなった。
下は厚手のパンツと長靴なので露出しているのは顔と右手の指先だけ。
シャツの威力が本物ならそこだけ気をつけていればよいということ。
ぷ~ん、とやっぱり寄ってくる。
払いつつスケッチ。
例のシャツはたいしたもので
けっこう薄手で涼しいのだけれど刺されない。
おまけにUVカットまでついてるというすぐれもの。
うーん、すばらしい!
と、集中し始めた頃、背中にちくん、と感じた。
すごくがんばった蚊がおもいっきり刺したのだった。

でも、2枚スケッチしてトータル2時間半ほどいたのだけれど
刺されたのはそれだけ。
まぁ、合格ですねっ!

ヤブカンゾウ:ユリ科ワスレグサ属の多年草
  開花期は7~8月。八重咲き。
      日本では本州以南の野原や薮などに群生。
      別名:ワスレグサ。
      カンゾウ(萱草)のほうはこの美しい花を見ていると
      物も忘れると言う故事からの漢名で別名もここからきているらしい。
      三倍体なので実がならず匍匐茎(ランナー)で増える。
      新芽と蕾は食べられる。
      新芽はちょっとぬめりがあるかんじ。
      つぼみはあまり特徴がある味ではないけれど
      きれいだからちょっとうれしい。
      花言葉は「悲しみを忘れる」

「萱草(わすれぐさ) わが紐(ひも)に付く
香具山(かぐやま)の 故(ふ)りにし里を
忘れむがため」
大伴旅人 万葉集

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