今日は2月28日からの個展のご案内ハガキの準備を。
絵は迷った挙句これに決めた。
いつも桜を描きに行くところには森があって
ちょうど桜が散りかかるころに
たくさんの芽吹きがある。
アマドコロ、ホウチャクソウ、すみれ、キジムシロ、もみじ
ここには描いていないけれどアケビの芽なんかもいっぱい出る。
ぽかぽかあったかい陽射しにちょっと眠くなる。
今回のテーマは桜と和歌。
添えた歌は藤原興風のもの。
ほんと、だれか摘んでくれないかしら・・・。
春霞 たなびく野辺の 若菜にも
なりみてしかな 人もつむやと
古今和歌集より。
寛平御時后の宮の歌合の歌
春霞たなびく野辺の、若菜になってみたいものだなあ、
ひとも摘むかなと……
はるが澄みひろがるひら野辺りの若い女になってみようかな
男がつむかどうかなと。
仁和帝(=光孝天皇)の歌「君がため 春の野にいでて 若菜つむ」
にかけているような・・・?
藤原興風: 生没年不明 父は藤原道成
三十六歌仙の一人。
官位は低かったが『古今和歌集』の時代における代表的な歌人で、
「寛平后宮歌合」・「亭子院歌合」などの歌合への参加も多く見られる。
『古今和歌集』(17首)以下の勅撰和歌集に38首が入集。
家集に『興風集』がある。
管弦にも秀でていたという。
MicaKatolaの展示会は1月22日~28日。詳しくはMicaKatolaのホームページにて。
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きのこの版画展軽井沢エブリコでの展示は終了しました。