初めて見たときはなんてカワイイ珍しいお花なんだろう、とおもった。
そのうちものすごいスピードで広まって
どこででも見られるポピュラーなお花になった。
繁殖力はものすごい!
どんな栄養のない土地で育っても
小指の先ほどのお花を一生懸命咲かせてたりする。
けなげでかわいいのだけれど
お庭ではあまりに増えすぎるので
ある程度抜かなくてはならない。
芥子の花ってなんだかふしぎ。
毛むくじゃらのユーモラスなかたちの蕾が
ある時かしっと割れて
くしゃくしゃに折りたたまれた薄い花びらが夢のように広がる。
さなぎがちょうちょになる瞬間のようで
ついつい見惚れてしまう。
今日は冷たい雨と強い風。
ころころ水滴を宿らせて
じっと耐えてる。
ナガミヒナゲシ
学名:Papaver dubium
科目:ケシ科 ケシ属
原産地:地中海沿岸から中欧にかけて
花期:4月~5月
日本では帰化植物として自生している。
1961年に東京都世田谷区で初めて確認され、
以後群馬県、福岡県などにも分布が広がり、
現在では温暖な地方の都市周辺を中心に繁殖している。
アルカリ性土壌を好むと考えられ、
コンクリートによってアルカリ化した路傍や植え込みなどに
大繁殖しているのがよく見られる。
花言葉:「心の平静」「慰め」