以前東京国立博物館のミュージアムショップで働いていた。
桜と紅葉の時期になると普段入れない裏庭が一般開放となる。
じつにいろんな種類の桜があり
プロの庭師さんによって丁寧に管理されており
素晴らしい眺めを楽しむことができる。
小さなスケッチブックを持って昼休み通ったものだった。
ウコン桜を見たのはそのときが初めて。
そのころは珍しいと思ったけれど
近頃は意外とあちこちに植わっている。
こちらは近所の柏の葉公園に植わっているもの。
まだ木が若く、低い枝があるので描きやすい。
このころはお天気が微妙で
朝は晴れていたのだけれど
描いているうちに重い雲が
垂れ込めてきた。
最近はベランダに出るのが楽しくて
ついつい長居をしてしまう。
この桜を描いたころの雨っぽい気候が災いして
大事な薔薇ちゃんたちにうどんこ病っていうのかな?
白カビが出たのだけれど
毎日のようにカビた葉っぱを切り
イソジンを薄めたものをスプレーしているうちに
収まってきた。
花を終えたスミレやユキワリソウが葉っぱを大きくし始め
アップルゼラニウムとワイルドストロベリーの白いお花が美しい。
薔薇のつぼみが日々ふくらんでくるのが楽しみ。
虫食いのある怪しい葉っぱを裏返して
毛虫を見つけては退治。
カモミールももうすぐ咲きそうだけど油断するとアブラムシにたかられる。
そうこうしているうちにいつのまにか時間が経っていて
たっぷりと紫外線を浴びてそばかすを増やしている。
ウコン(鬱金)
学名:Prunus lannesiana E. H. Wils. cv. Grandiflora
科目:バラ科 サクラ属
花期:ソメイヨシノより遅めの4月中旬頃
別名:「黄桜」「浅葱桜(浅黄桜)」*ギョイコウを指すこともある。
サクラの栽培品種。
花弁に葉緑体をもつなど性質はギョイコウ(御衣黄)に似ているが、
色は緑色が弱く淡黄色である。
数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせるサクラ。
名前は、ショウガ科のウコンの根を染料に用いた鬱金色に由来。
花言葉:「毎日の精進」