カタクリが見たくて出かけた新潟。
ちょうど見ごろで
山の斜面一面に咲いていた。
うちの近所だと大事に植えられたものしか見られないけれど
ここでは雑草のように足の踏み場もないほど咲いている。
そばにはひょろんと種から芽生えたてのや
まだ葉っぱが一枚しかないもの
逆に一株から何本も花芽をだしている大きな株など
いろんなステージのカタクリがあった。
スケッチのはけっこう年季が入ってそうだね。
今朝はうっすらと日が差していたので
自転車通勤したかったのだけれど雨予報。
電車で行ったら予報どおり降りましたな。
明日は朝から雨予報。
おうちでゆっくり製作しましょ。
カタクリ(片栗)
学名:Erythronium japonicum
科目:ユリ科カタクリ属
別名:古語では「堅香子(かたかご)」と呼ばれていた。
開花期:4-6月
早春に地上部に展開し、その後葉や茎は枯れてしまう。
地上に姿を現す期間は4-5週間程度で、
群落での開花期間は2週間程と短いため
ニリンソウなど同様の植物とともに
「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれている。
種子にはアリが好む薄黄色のエライオソームという物質が付いており、
アリに拾われることによって生育地を広げている。
発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、
2年目から7-8年程度までは卵状楕円形の1枚の葉だけで過ごし、
鱗茎が大きくなり、2枚目の葉が出てから花をつける。
毎年少しずつ鱗茎に養分が蓄積され
発芽から開花までには7-8年を要する。
開花初期は開花と結実がある有性生殖と結実がない無性生殖を繰り返し、
個体が大きく成長した後は複数年に渡り開花が継続する。
カタクリの平均寿命は40-50年ほどと推定されている。
花言葉:「初恋」「嫉妬」「寂しさに耐える」