おうちから


おわりがけのキツネノカミソリとヌスビトハギ。
先日自転車で背負ってもっていったもの。
お外で描くのとはやはり風情が変わる。

今日は官邸前、熱かったみたいだね。
わたしはぜんぜん政治的活動はしてきていないのだけれど
戦争だけはほんとうにどんなことがあってもいやなので
今回のことはとても気になっていた。
今日は家にいなくてはならない事情があって心で応援。

MicaKatolaの製作もひと段落し、11月の個展に向けて日本画を製作中。
瞬発力の水彩とはまたちがう楽しさがある。
時間をかけてじっくりと。
でも水彩もそこそこ手を動かしておかないと描けなくなってしまうので
短時間でのスケッチをしている。
そろそろ秋のきのこが出ているのではないかと
そちらも気になる。
時間をもっとうまく使えればよいのだけれど。

キツネノカミソリ(狐の剃刀)
学名:Lycoris sanguinea
科名:ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
開花期:8月~9月
分布:本州から九州に生育

ヒガンバナと同様に、花が咲くときには葉がない。
早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草が茂るころには葉が枯れる。
その後に花茎を形成し、花を咲かせる。
キツネノカミソリはお盆ころに、ヒガンバナはお彼岸に花を咲かせ、なにやらご先祖様と因縁のある植物である。
名前の由来だが、これは細長い葉っぱをカミソリに見立てて付けられたと言われている。
なぜキツネと付くのか、キツネが生息するような場所に自生するのか、キツネが使いそうなイメージからなのか、それは憶測の域を出ない。
花の色をキツネの色に見立てた、葉がない状態でいきなり花がにょっきり伸びてくる姿が、キツネに化かされたようだからという説もある。
上ノ入遺跡(神奈川県平塚市)からは、キツネノカミソリと思われる炭化した球根が出土しており、
縄文時代には食用にされていたのではないかとも言われている。
球根は良質のデンプンを含有するが、毒性のある物質も含まれており、普通そのままでは食用にできない。

花言葉:「妖艶」

MicaKatolaのブログ、アップしました。

真夏のお花


どこも百日紅がきれいに咲いている。
成長が早くて大抵大きな木になっているので
しみじみ近くで眺めることもそんなにない。
お向かいのお宅のをちょきっといただいてモチーフに。
ひらひらの花びらは乙女チックでカワイイ。
線香花火のようにまるっこい付け根からしゅっと出ている。
蕾も花が終わった後の実も
コロンとまるくてカワイイ。

今日は自転車で約15kmはなれた守谷市まで通勤。
キツネノカミソリとヌスビトハギ、ヤブミョウガなどの
野の花を背負って出発!
ほとんどサイクリングロードをゆくので気持ちよいのだけれど
真夏と真冬は少々きつい。
猛烈な暑さはすぎ、今日は強い日差しもなくて
涼しめではあったけれど
湿度が高くて蒸し暑かった!
土手の上の空気はもわんと暑いかたまりと
ひんやりした涼しいかたまりと
まだらになっているよう。
ちょっと前はきっとこの暑いかたまりだけだったのだろう。
涼しいかたまりは川で冷やされたものかもしれない。
利根川をわたる時は涼しかったし。

それにしてもよく汗をかいた。
もう少ししたらもっと運動が気持ちよい季節になるね。

サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ)

学名:Lagerstroemia indica
科名:ミソハギ科
開花期:7月-10月
原産地:中国南部原産

樹皮は褐色で所々はがれて白い肌があらわれ、縞模様になる。
樹皮のはがれた部分はつるつるしているところから、
「猿も滑って落ちる→猿滑り」というのが、名前の由来とされている。
漢字では「百日紅」という漢字を当てるが、これは開花期間が長いところにちなむ。

「散れば咲き
  散れば咲きして 百日紅」
   加賀千代女

花言葉:「雄弁」「愛敬」「不用意」

MicaKatolaのブログ、アップしました。

キツネさんに雨がふる


目を覚ましたらなんだか涼しいような気がしたので
気になっていたキツネノカミソリの森に出かけた。

涼しい、というのは気のせいだったようだ。
むっと湿度が上がってくる。
あれ?
ぽつぽつと落ちてきた。
でもせっかくここまできたし
お花も終わりがけとはいえ
まだまだきれいだし・・・

そんなかんじで
ぐだぐだで描きはじめたキツネちゃん。
毎年描くお花なんだけど
やっぱりかわいい。
描きはじめて10分ほどで
本格的に降りだした。
大粒の雨。
でも林の中なのでまだ大丈夫。
そのうち木の葉にたまった雨粒が
ぼたん、と落ちだした。

あきらめて片付け
さて帰ろうかとおもったら小降りになってきた。

結局たいした雨量ではなく地面は乾いたまま。
きのこなんてほとんど出ていない。
これでざっと降ったらにょきにょきでてくるのにな。

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

学名:Lycoris sanguinea
科名:ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
開花期:8月~9月
分布:本州から九州に生育

ヒガンバナと同様に、花が咲くときには葉がない。
早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草が茂るころには葉が枯れる。
その後に花茎を形成し、花を咲かせる。
キツネノカミソリはお盆ころに、ヒガンバナはお彼岸に花を咲かせ、なにやらご先祖様と因縁のある植物である。
名前の由来だが、これは細長い葉っぱをカミソリに見立てて付けられたと言われている。
なぜキツネと付くのか、キツネが生息するような場所に自生するのか、キツネが使いそうなイメージからなのか、それは憶測の域を出ない。
花の色をキツネの色に見立てた、葉がない状態でいきなり花がにょっきり伸びてくる姿が、キツネに化かされたようだからという説もある。
上ノ入遺跡(神奈川県平塚市)からは、キツネノカミソリと思われる炭化した球根が出土しており、
縄文時代には食用にされていたのではないかとも言われている。
球根は良質のデンプンを含有するが、毒性のある物質も含まれており、普通そのままでは食用にできない。

花言葉:「妖艶」

MicaKatolaのブログ、アップしました。

暑くても


すさまじい暑さはどうやらひと段落?
まだまだ30度は軽く超える気温なのに
涼しくかんじる今日このごろ。。。

この暑さの中、ぐったりしたりかりかりになったりする植物が多い。
けれどこのお花は元気いっぱい!!

暑くっても子猫のみつまめは超元気。
先輩猫のカイちゃんの周りを走り回って
遊んで欲しいものだからちょっかいをだす。
カイちゃんはもうけっこうなお年なので
子猫のテンションにはついていけない。
あちこち場所を変えてもみつまめがついて回るものだから
ついにはお外に出て行ってしまう。
去年は老猫の看病だったのに
今年は子猫のおもり。
あんみつさんがうちにきたのは
いまのみつまめくらいの頃だったとおもう。
もう子猫と呼ぶにはおおきいのだけれど
幼さを残したエネルギーいっぱいのころ。
この子をいつか看取らなきゃいけないのか、とふとおもった。

お盆に入ったね。
あんみつさんも
お父さんも
おじいちゃんおばあちゃんも
みんな帰ってきた。

みんないつかはあっち側にいくのだね。

サルビア・ガラニチカ
学名:Salvia guaranitica
科名:シソ科アキギリ属
開花期:4月-11月
原産地:南米
別名:メドーセージ

ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンなど南米に広く分布するサルビアの仲間。
日本では、本来サルビア・プラテンシスを指す「メドーセージ」の名で流通していることが多いが
これは日本にサルビア・ガラニチカが輸入され始めた頃に
流通業者が間違って名づけてしまったためと言われている。

花言葉:家庭的、普遍愛

久々のおでかけ


先日スケッチした山百合。
いちばん開いた状態で。

ヤマユリ(山百合)
学名:Lilium auratum Lindl.
科名:ユリ科ユリ属
花時期:7~8月
分布:日本特産のユリ。北海道と関東地方や北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布。
別名:鳳来寺百合(ほうらいじゆり)
花言葉:荘厳、威厳 人生の楽しみ 純潔、飾らない愛

ところで先日、東京駅近くにある三菱三号館美術館で行われている
「画鬼暁斎ー幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」
に行ってきた。
わたしにとって暁斎といえば妖怪画、美人画、かえるの浮世絵のイメージ。
でも実は浮世絵や春画などの大衆向けの絵から
古典的な南画の山水までなんでもこなすマルチな天才画家。
万博に出展した烏の絵が最高賞を受賞したこともあり
当時は有名な超人気画家だったのだけれど
作品があまりに多岐にわたっていたため
後世ジャンル分けができず、
そのころの人気のわりに知名度が下がってしまったのだそう。

コンドルさんといえば、鹿鳴館、旧岩崎邸はじめ明治時代の近代的な建築物のデザインを手がけた
有名なロンドン出身の建築家。
日本文化の研究家でのあり、中でも日本の絵画が好きだったそうで
明治10年に20代で暁斎に弟子入り
明治22年暁斎が亡くなるまで親しい関係は続き
「暁英」の雅号をもっていた。

今回の展覧会ではコンドルさんの絵も出展されていて興味深い。
まさに日本の水墨画、といった絵であったり
暁斎の絵の模写であったり
絵を描く暁斎の姿の水彩画であったり
本業の建築のデザイン画も展示されていて
こちらも多岐にわたる。

弟子、といってもほんとうに中がよかったらしく
一緒に日光に写生に行ったり
いろいろお出かけもしているようす。
お客様が多かった暁斎の日記には
コンドルの姿がたくさん描かれていて
あまりにたくさん出てくるので
スタンプまで作ってしまったそう。
絵日記はこんなかんじ。

*写真は特別な許可を得て撮ってます。


もう終わってしまった前期と開いてあるところがちがうのだそう。
左のページにコンドルさん、いらっしゃいますねー。

このほかにも日記は何冊かあって
こまごまマメに筆を動かしていた暁斎の姿が浮かんできます。

この絵日記のある部屋にあるのはコンドルのコレクションで
100年ぶりくらいに来日した貴重な作品群だそうです。

万国博覧会で最高賞を受賞した烏の絵は100円の値がつけられた。
この100円というのは5~6人家族の一般的な年収に当たるくらいの高値だったため
なぜかと質問が殺到。
それに対して暁斎は、これはからす一羽の値段ではなく
それまで研鑽してきた技に対する対価だと答えたという。
以来100円烏と呼ばれ注文がひきもきらなかった。

そんな烏たちと鳥たち

さすがですな~。

受賞した烏も別のお部屋に展示されてますのでぜひご覧あれ!

私の好きな妖怪シリーズ、化け猫~~♪

こちらの化け猫ちゃんの絵は小さいのですが
別室でこの化け猫ちゃんと記念撮影できる場所があります。

有名な美人画もちゃんと観られます。
下図から観られるのがうれしい。
こうして名作は作られるのですね~。

9歳のときに川で生首を拾って写生をしたというエピソードをもつ暁斎。
妖怪絵はユーモラスだけどどこかリアリティーがあります。
そして9相絵といわれる、死体の絵、かなりリアル・・・><

この右側の絵は狼が生首を咥えているのですが
ほんと、見たことある人しか描けないリアルさです。
狼にも会った事があるんだそう。

写生を重んじたという暁斎。
1日に描く量もハンパなく多かったようです。

最近さぼり気味の写生、ちょっと活が入りました。
やっぱり写生だよ~!!

今回はブロガー内覧会、ということで特別に写真を撮らせていただいたのですが
1枚撮りは不可、クローズアップも不可、ということで
あまり素敵な写真でなくて申し訳ありません。

このほかにもお見せしたかったのが
戦うかえるちゃんたちや、扇子をもった蟹たち
などユーモラスな作品。
一応写真はとったのですが細かすぎて引きの写真では全然伝わらない!

あと写真不可だったこれもユーモラスな春画の数々。
グロテスクではなくぷぷっと笑っちゃうようなもので
笑い絵、ともよばれるそうです。

画鬼暁斎は9月6日まで三菱三号館美術館にて。

MicaKatolaのブログ、アップしました。

明日から!


先日スケッチした山百合。
毎年暑いさなか、蚊と戦いながらのスケッチとなるので
なかなかつらいのだけれど
今年は特に暑かったような気がする。
早朝の林の中は多少ひんやりしているものだけれど
今年は早くからむっと蒸し暑く
蚊もわんわんしていた。

でもまあ、山百合の美しさはかわらず。

理科大の山百合はずいぶん減ったように思う。
この株はとても大きくてお花も美しかったので
3回通って描いた。
これは1枚目。
2枚目のひらき具合がいちばんよかったのだけれど
写真を撮る前にここに出してしまった。


ん?
みつまめくん寝てる?
よってよって!

ちゃーん!
第33回いしどアートスクール絵画展~!

森岡先生の絵画講座、裸婦講座、
秋田先生の絵画・デッサン講座、
長縄先生の児童画講座
藤島先生の日本画講座
新講座、えほんとイラストの高部先生も出すよね?
わたしの受け持っている水彩画・絵手紙・両講座ももちろん参加。
長く描いてらっしゃる方も多く、
レベルの高い絵画展になるとおもいます。

柏高島屋 ステーションモール8Fの市民ギャラリーです。
お時間ありましたらぜひ~!
明日、2日から5日水曜まで。

わたくしも山百合の2枚目と薔薇の水彩画2枚出してます。

いしど画材さんのホームページはこちら

ヤマユリ(山百合)
学名:Lilium auratum Lindl.
科名:ユリ科ユリ属
花時期:7~8月
分布:日本特産のユリ。北海道と関東地方や北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布。
別名:鳳来寺百合(ほうらいじゆり)
花言葉:荘厳、威厳 人生の楽しみ 純潔、飾らない愛

MicaKatolaのブログ、アップしました。