1年の〆に!


今日で今年の教室は終了しました。

みなさま、1年間本当にありがとうございました。
今日の教室は1年の〆として、石膏デッサン!(笑)

しかもモリエール様!

かっこええわー💓
これは石膏像のあるいしど画材さんの教室でしかやれないのです。
石膏デッサンといえば、やはり美大受験。くる日もくる日も石膏像と向き合ったつらい日々を思い出します。
二十歳の私が今日私が描いたものを見たら、なんと腕が落ちたことかと嘆くかもしれません。(笑)
それはさておき、機会があれば石膏デッサンをしてみるのはなかなかよいことではないかと思います。
石膏デッサンとは自分と向き合うこと。
教室では2時間半しかありませんのでまあ仕上がりませんが、その短い時間のなかでこの動かぬ像を丁寧に正確に象っていくことは自分との戦いでもあります。ついつい顔にばかり手が入ってしまうところをこらえて全体の姿を立体的にとらえる。形が正確ではないところはどんどん直す。離れて見てはとにかく直す。明暗のちがいを比較しながら正確に捉える。そうしながら少しずつ少しずつ本物に迫っていきます。
そのうち珍しく哲学的なことにも感覚が及んできます。
私の生き方はほんとうにこれでよいのか?
バランスはちゃんととれているのか?
何かまちがってはいないか?
こうして何度も何度も客観的に見直して修正していかないと、気がつくととんでもなく歪んでしまっているかもしれません。
これでいいんだと盲信して突っ走っていては正しい形はとれないのです。
1年に一度くらいこんな日があってもよいよね。
さて、今日アップするスケッチですが、昨日アップした紅葉の風景の次に描いたものです。
この日は前述したとおり、突然の寒波襲来でとても寒かったのですが、写真サークルの方々とおぼしき団体さんがカメラと三脚を手にその辺りを廻っておられました。その方々が帰ってから気になってた場所で描いたものです。

秋の日は釣瓶落し。
描き始めてすぐに日が暮れてしまったので30分も描いてないかも。
光が美しいのも一瞬でした。
意外と気に入った一枚です。

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