海でスケッチ

手術、家族の入院、そして何より冬!(笑)
というわけでなかなかスケッチに行けてなかったので
お外スケッチに飢えてたかんじ。
体調は万全だけど
まだまだ山は寒いので海でしょ。

これは最初の一枚なのでスケッチとしてはゆるいかんじなのですが・・・
動画はこれしか撮らなかったwww
録画しようとおもうとただでさえ重い荷物がさらに増えるので
なかなか撮れないのですよ。
ハンディカムを使用してますが、スマホのほうが軽いよねえ。
またちょっといろいろ試してみます。


2月とはいえ海辺は結構な日差しです。
若い方はともかく、お年頃の皆様、サングラスで眼を守ったうえでのスケッチをお勧めいたしますよ~。女子はお肌も守らないとね。
動画内のファッションは最近のわたくしのトレンドです。
怪しすぎてだれも話しかけてきませんwww

さて、絵についてですが
空と海のグラデーションを表現するには水の動きをうまく使ってなるべく余計な手数を入れないのがいいかなと思っています。
もちろん、いろいろな技法がありますからそれだけではないですが、私は水にまかせる派です。
一回でキマるとほんとにきれいにいきますが、なかなか難しい。
一回で決まらなかった場合、どこで妥協するかですね・・・💦
しつこく塗りたくるとろくなことになりません。
乾いてみないとどうなるかわからない、というのも厄介ですが
気長に構えることと、ある程度諦めることも大事かと(笑)
現場スケッチはとにかくその場の空気をつかむことか重要なので
一か所だけにこだわりすぎず、全体の雰囲気が捉えられたらよしとしましょう。
作品としてじっくり描きたいならおうちでスケッチや写真をもとに描くのがいいかなと思います。
(写真だけだと私にとっては難しいです)

使用画材:ウォーターフォード水彩紙F6
     鉛筆2B
     透明水彩(シュミンケ・W&N・ホルベイン)
     筆(不朽堂・長穂彩色  アルテージュ・アクアリスト990 14号)
     水溶性鉛筆 カランダッシュ・テクナロ青

水溶性の鉛筆はここ数年よく使っています。
この絵だと手前の砂浜のあたりのごちゃごちゃに使用。
このテクナロは赤・緑・青の3色がありまして
グラファイト鉛筆ならではのきれいな黒に色が少し入ります。
水彩色鉛筆とはまた少し違った味わいでとても気に入っています。

通販だとセットになるのか!
ぜひお近くの画材屋さんでバラ売りを探してみてください。
鉛筆にしては少々お高いので、まずは使いそうな色から。
とはいえ、このセット、ちょっと魅力的だなあ。
全部好きなやつだしメタルボックスつきだって。

で、使い方ですが普通の鉛筆のように下描きに使うと、
色を塗ったときに鉛筆色が溶け出しますのでご注意くださいね。
私のおすすめは、絵具が半乾きのときに描く!
こうすると鉛筆の色がとてもきれいにくっきりと出ます。
あとは乾いたところに描いて水で伸ばす。
これだと柔らかな感じにグレー+色になってなかなかよいです。
私は絵具を塗り始めてから使うことが多いですね。
あたりをつけるのに使う場合は色が濁ってもいいモチーフの時だけです。

今回一泊二日で行ったのですがものすごい勢いでスケッチしました。
まさに飢えてたかんじ!
この日に描いたもの、とりあえずアップしますね。

岩のある海岸が描きたくて移動しました。
岩もカッコよく、流木も味わい深いよさそうなところでイーゼルを構えて
さあ描こう、としたところ
その目の前の流木にカップルが座りました。

え!そこ??

と一瞬思いましたが、あまりに素敵なかんじだったので
そのまま描かせていただきました。

F8透明水彩

まるで作ったみたいでしょ?
でも本当にあった光景。
青春の1ページ、ってかんじ?
爽やかなカップルはしばらく楽しそうに語らってました。
やがて結婚、子供を海岸で遊ばせ、年をとってまたふたりで手をつないでここに来る・・・
みたいな空想をしてしまいました。
別れるバージョンもいいよね。
さいごはここで再開、ふたりで思い出に浸る、みたいな?
ラ・ラ・ランドみたいに妄想で幸せな結末を夢見ながらも別れるとかも物語としては素敵。
私はここにある岩の気分。
ほんと、人生って短い。

そして夕日を描こうとお日様の軌道を見つつ場所を決め
ある程度岩や水平線などを描いておき
日が沈むのを待ちます。
刻々と変わる色
波の形も一瞬で変化します。
どこを切り取るか、判断に迷いながら・・・

あ~~~失敗したあああ!
この日は太陽が沈んだあとのほうが色がきれいでした。
もうちょっと待つべきだった。
でもこればっかりは読めない。
雲が出てすぐに暗くなってしまうこともあるし。
本当は何日も通わないと描けないのだと思う。

翌日のスケッチはまたこんど!

梅を描こう!

長い冬眠の期間は終わり。
やはり描き初めは梅ですね。
この香り、わくわくするぅ!

まずは近所の梅園。

うんうん、ちょっと嫌な予感はしてたのよ。

毎年描きに行く大切な場所なのだけれど
年々状態が悪くなっていて
今年はさらに悪い。
多分予算が削られてるんだとおもう。
梅の木は切ってお手入れしないといけないものだと聞いたことがあるのだけど
枯れかけて蕾のついていない枝が目立ち
ひこばえが伸び放題。
ひこばえには生命力を感じるので基本的には心惹かれるのだけれど
多すぎると本体が弱っちゃうんじゃないかな・・・。

でもまあ座ってスケッチできるのはありがたい。

小鳥もたくさん来る。

梅の幹って独特。
皮がザクザクとしていて地衣類やら苔やらいろいろついて不思議な色をしている。
このごつい幹からしゅっとしなやかな新芽が出て
香りふくよかな可憐な花が咲く。
ヒヨドリのかしましい声。
時折回ってくるメジロのちいさなさえずり。
外で描くのは本当に楽しい。

別の日に筑波山の梅園に行ってみた。
毎年梅まつりでにぎわうのだけれど
今年は緊急事態宣言が出ていることもありお祭りは中止。
でも花は見事に咲いている。
早朝に行ったのでまだ空いていた。

こちらは動画はなし。

梅まつりやってたら描けないかもね~。
なかなかない機会。
また白梅のころに行けたらよいなと思ってます。

2月のおさかな

2月の水彩画教室はおさかなにすることが多い。
とにかく生臭いのでこのいちばん寒い時期がいくらかましかな、と。

普段お花が多いのだけどまたそれとは違った魅力。
きらりと光る眼、虹色に見えるうろこ、ぬるっとした肌あいなど
描写力を楽しく磨ける恰好のモチーフ!

今回のららぽーと柏の葉の水彩画教室では
ハタハタとヤリイカ。

死んだイカさんの目って貞子っぽい・・・

くーる♪きっとくる♪
きゃーーーーーー!

翌日のいしど画材水彩画教室では同じくハタハタを購入。
イカが白いのしかなくなってしまっていたんで
どうしたものかとうろうろ物色していて見つけたクルマエビ。
パックに収められたエビたちは脚がイエロー&ブルーで
とても美しく見えた。
ちょっと動いたように見えたけど・・・
見なかったことにして購入。
うっかりたらいなんかに入れてしまったら情が移って飼いかねない。
が、翌日も生きてました。
お皿のうえで時折跳ねるので
あちこちで悲鳴があがります。。。

いつか食材として売られているのではない
もっと元気な海老も描いてみたいなあ。
ちなみにエビは大好きですけどね・・・
おいしいよね・・・

2月のお花、セツブンソウ

節分も過ぎ、立春! ベランダで育てている節分草が見頃となってきました。
小指の先ほどの大きさの可愛らしい妖精のようなお花です。

ここのところ毎年描きに行ってますが、自生地では2月半ばから3月頃が見頃。
今年は行けるか微妙ですね。
うちの子はその自生地で売られていた鉢植えを育てたものですが
春が終わると地上では跡形もなくなってしまうので
うっかり別のものを植えてしまったり
ほっときすぎて本当に枯れてしまったり
それらを乗り越えてうまくいっても
寿命があるので何年かすると消えてしまうのでなかなか大変。
売っている方に育て方を聞きました。
これは小さな鉢に入れられて売られているのですが、
その鉢ごとプランターに入れて植えるように言われました。
地植えでもそれがお勧めらしいです。
そうすると忘れないし、種ができて周りに散らばり、
親株が寿命を迎えても次の子がちゃんと花を咲かせてくれるそうです。
ちなみに種はとても分かりやすく、ばばーんとできるのですが
鉢の外にこぼれるようなかたちに乗り出してつきます。
私はそれを集めてまいたりしていたのですが
種に手の脂がつくと発芽しなくなってしまうんだそうです💦
それで増えなかったのね!!!
増えてくれるかはこれからのお楽しみ。
種から花が咲く株に育つまでは数年かかるようです・・・
今年はまだ去年買った株が元気なのでちゃんと咲いてくれました。

小品を数点描きました。

セツブンソウ 水彩画5㎝×8㎝ 荒目
セツブンソウ 水彩画5㎝×8㎝ 中目
セツブンソウ 水彩画5㎝×8㎝ 細目

こちらの動画で紹介しているパルプベースという下地剤を使用してます。
シュミンケからアクアプライマーという名前で出ているものに近いです。
あれは細目と荒目だけでしたが、クサカベさんは中目も出してますね。
水彩用の下地剤、ということでこれを塗れば
板とか石とかにも水彩で描くことができるようになります。
もちろん紙に塗っても効果が面白い。
ただ、染みこみが浅くなるので、片ぼかしのエッジが利かなくなります。
逆に鉛筆の線とかがきりりと美しく出ますので
色だけで描くのではなくて線をうまく使うほうがいいかも。
細目はコントロールしやすく、きりっとした感じに描けます。
荒目はラフな表情が魅力。
でも暴れるので、もうちょっとマイルドに、という方は中目がよいかな。
制作動画も編集中なので待っててね♪
今回の動画中で作った見本は柏のいしど画材さんで実物が見られますので
気になる方はぜひ!

そして節分は終わったけれどセツブンソウは2月の花、ということで
上にアップしたセツブンソウの絵はBASEにて販売中です!
ちょっとしたスペースに飾れる可愛いサイズですので
気になる方はぜひ!
ていうかどうぞどうぞよろしくおねがいいたしますぅうう!
こちらから見てみてくださいまし。

パルプベースはネットからも買えます。
一応リンクを貼っておきますね。
350mlのもあるけど、まずは小さいので試してからですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

水彩画用下地材クサカベ パルプベース 細目 100ml
価格:979円(税込、送料別) (2021/2/3時点)

楽天で購入

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水彩画用下地材クサカベ パルプベース 中目 100ml
価格:979円(税込、送料別) (2021/2/3時点)

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水彩画用下地材クサカベ パルプベース 荒目 100ml
価格:979円(税込、送料別) (2021/2/3時点)

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そしてダメもとで調べてみたら売ってた!
節分草の苗売ってた!!!
若干高めだけれど、自生地まで行くこと考えたらねえ・・・