そういえばわたしの高校の校章には桐があしらわれていた。
桐、といえば桐ダンスくらいしか思い浮かばない。
どんな樹なのかよくしらなかったし、ましてお花がこんなきれいなものとはしらなかった。
き~りにじゅ~う~じの~♪と描きながらメロディーが頭に流れたけど、
そういえばあそこの校歌は校歌にしてはめずらしいマイナーコードで『君が代』より短い歌だった。
あれは応援歌かなんかだ。部活の応援や運動会で使うやつ。
女子校だったためか運動会はみんなまるでやる気なかったな~、とおもいだす。
本気で走る子はほとんどいなかったし、サンオイルをぬってごろりと横になってる子もいたっけ。
ふと担任だったT先生をおもいだす。
T先生は今でも個展のとき、お忙しい中きてくださる。
ちょうちょの研究がご専門で、いつもちょうちょのお話や生徒にさせているトンボの研究のお話を聞かせてくださる。
まるっきり理数系のあたまをもっていないわたしにさえもわかりやすく。
先生の発想のおもしろさは、研究のみに明け暮れていない豊かな経験に基づくものなのかもしれない。
前回おうかがいしたヒョウモンマダラの北上の謎はあれから発展したのだろうか?
また先生のお話が聞きたいな。