今年は暑かったせいか、彼岸花の咲くのが遅かった。
毎年計ったようにお彼岸の頃になるときちんと咲いてたのに
今年は今日が見ごろ。
昨日、ひとつふたつ咲いていたのだけれど
今日たくさん開くだろう蕾がいっぱいだった。
ところがご存知のとおり、台風縦断の予報。
しかも大きいとのことでいろんな警報が出ていた。
べランダにぶらさがっていたものを片付けたり
飛びそうなものをしまったり
台風の準備をしながら
全部折れてしまったら悲しいな、と気になっていた。
彼岸花の茎はしゃっきりしていて
いともかんたんにぽきっと折れる。
おそるおそる朝、見てみたら
燃えるような赤が玄関先を彩っていた。
2本ほど折れた蕾があったけれど
ほとんど無事!!
よかった~~!
ちょっと傾いてるのは風のせい。
ヒガンバナ
学名: Lycoris radiata
Lycoris : ヒガンバナ属
radiata : 放射状の舌状花をもつ
* Lycoris(リコリス)は、
ギリシャ神話の海の女神
「Lycoris」の名前から採ったもの。
科目:ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草
分布:北海道から琉球列島まで見られるが
中国から帰化したものと考えられる。
花期:9月、お彼岸の頃。
全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン
セキサニン、ホモリコリンなど)を多く含む有毒植物。
長時間水に曝せば無害化が可能であるため、
救飢植物として第二次世界大戦中などの戦時や
非常時において食用とされた事もある
・お彼岸の季節、田んぼのあぜ道や土手で
見かけることが多いが、
これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、
彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐため、
また彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
植えてあぜの作りを強くするため、
と言われている。
日本に存在するヒガンバナは全て三倍体なので種子で増えることができない。
中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。
別名 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。
”天上の花”という意味。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から
ふってくるという仏教の経典による。
一方、異名多数。死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)
幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)
捨子花(すてごばな)、はっかけばばあetc.
花言葉:情熱 独立 再会 あきらめ 悲しい思い出
想うはあなた一人 また会う日を楽しみに
「路(みち)の辺(へ)の 壱師(いちし)の花の
灼(いちしろ)く
人皆知りぬ わが恋ふる妻」
万葉集 柿本人麿(かきのもとひとまろ)
壱師の花=彼岸花といわれているけれど
それを検証した方の記事。
おもしろいです。
ご興味のある方はぜひ。↓
―― 万葉植物「壱師(いちし)」考 ――
はっかけばばあ
酷すぎる別名。
ちょっと、墓地や霊的な連想をさせる名前が多い気がする中、「はっかけばばあ」って。。。
判らないではないが。
なんでだろね
はっかけばばあの意味がよくわからんよね。
お彼岸に咲くし、あのなんだか神秘的な感じが。。。
歯っ欠け婆ぁ
外側の開いた花びらが、山姥的歯抜けのババァっぽいからじゃないの?
もっと、きれいな連想も出来るだろうに。
なるほど!
そうゆうことか~。
かわいそうなネーミング・・・(涙)