今日もキツリフネ。
ゆらゆらちいさなお船が茂みの海にうかんでる。
じっと見てるとこびとさんのお帽子にも見えてくる。
奥のピンクはフジバカマ。
時折、アサギマダラがふわりふわりと漂ってきて
器用に蜜を吸う。
白山菊もほろほろと花びらを広げ始めた。
もう植物たちはすっかり秋の装い。
今日のお空もきれいだった。
もくもくボリュームたっぷりの雲が
なかなかのスピードで駆けてゆく。
雲のいちぶに虹がかかっていたけれど
みるみる薄れていった。
キツリフネ(黄釣船)
学名:Impatiens noli-tangere
科名:ツリフネソウ科ツリフネソウ属
開花期:山地では 8月頃から、低地では9-10月
分布:ユーラシア・北米大陸に広く分布。
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し
水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。
大きく奥行きのある花がたくさん咲くので
主にクマバチなど大型のハナバチやツリアブ類などが好んで集まり
花に潜り込んで蜜を集める様子が観察される。
果実が熟すとホウセンカなどと同様に弾けて種子が飛び散るように拡がる。
種小名のnoli-tangereは「触るな」の意味で
果実に触るとはじけることに由来している。
花言葉:「私にさわらないで」