雪笹って名前が素敵で実もカワイイ。
森の中で見つけるとうれしくなるもののひとつである。
半透明の輝きはまるでルビーのよう。
おいしそうにみえるのだけど毒なんだって。
これは軽井沢で9月末に見つけたもの。
今年の夏は終わりが急である日突然秋になったかんじだった。
そんな涼しくなったばかりの頃のこと、オペラ式の窓っていうのかな
3枚斜めに開く小さな窓が私の部屋の東側にあるんだけど
その窓を閉め忘れて眠ったらしい。
まだ夜が明けたかあけないか薄明るい時分
すずめの声が妙に大きく聞こえる。
ぱたぱた羽音、何羽かで話し合っているような
ちゅんちゅんぴちぱち
ずっと言っている。
眠かったのでそのままにしてまた眠ってしまった。
そして翌朝
またぱたぱたちゅんちゅん今度はもっと長い時間騒いでいる。
とても寝てられなくて目が覚めた。
そうっと窓に近づいてカーテンの隙間からのぞいたら
斜めに開いた窓の間に2羽ほどすずめが入り込んでる。
冬のおうちを探していたようだけどわたしに気づいてあわてて飛んでいった。
悪いけれどここはダメ。
冬の間中開けっ放しにするわけにはいかないもの。
おとといはお外に干してあった水着を急いで着てプールに行って
泳ぐ前にトイレに行ったら
おへその横にまあるくて茶色いモノが。
ほくろができた?
さわったらあわてて飛んでいった。
マルカメムシかな?
天道虫くらいの茶色くつやっとした甲虫だった。
せっかく冬眠の場所を見つけたと思ったら
水着のなかだったらしい。
危うく溺れるとこだったよ。
みんな冬の準備中。
わたしもそろそろ夏服をしまわねば。
ユキザサ(雪笹)
学名 :Smilacine japonica
科名:ユリ科ユキザサ属
開花期:5月~7月(実は9~10月)
別名: アズキナ
分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、シベリア東部
白い花を雪にみたて、葉がササの葉に似るための名。
ブナやシイ、カシ帯の山地の林の中などの日陰に生える。
北海道では小豆菜(アズキナ)の名で親しまれているが
茹でると小豆のような香りがするところからきている。
若芽や若葉はおひたしにして食べると甘くておいしい。
また、根や根茎は鹿薬(ろくやく)という名の生薬として利用されている。
頭痛、リウマチによる疼痛などに効果がある。
実は有毒である。
花言葉:「汚れの無い」