うちの近所の林がほとんど伐採されてしまった。
雑木林が広い範囲で広がっていて
早春にはこぶしが咲き
五月には金蘭が咲き
秋にはあけびも実ってたのに。
そういえば数年前からたぬきも遊びにこなくなった。
小鳥の数も極端に減った。
スケッチはアケビ。
うちにもミツバアケビは植えているのだけれど
お花の色がぜんぜんちがう。
ドドメイロ、というのかな、濃い紫なんだよね。
そしてまだ実がなったことがない。
そろそろ金蘭の時期。
金蘭ポイントはかろうじて残っているので
明日あたり様子をみてこようかな。
アケビ(木通、通草)
学名:Akebia quinata
科目:アケビ科 アケビ属
花期:4 – 5月
木は雌雄同株であるが雌雄異花。
雌雄異花で蜜も出さないので、受粉生態にはよくわかっていない点が多いが
雌花が雄花に擬態して花の花粉を目当てに飛来する小型のハナバチ類を
騙して受粉を成功させているのではないか、とする仮説がある。
ハエ類が甘みを持った粘着質を舐めに来る際に受粉していると考えられる。
名前は、実が熟して割れたさまが、人の「あくび」に似ていることから
「あけび」に変化していった。
また、実は熟してくるとぱっくり口をあけたように裂けることから、
「開け実(あけみ)」→「あけび」になった、という説もある。
種子を包む胎座が甘みを持つので昔から山遊びする子供の絶好のおやつとして親しまれてきた。
果皮はほろ苦く、内部にひき肉を詰めて油で揚げたり刻んで味噌炒めにするなど
こちらは山菜料理として親しまれている。
東北地方などでは、新芽(山形県や新潟県などでは「木の芽」と呼ぶ)
をやはり山菜として利用している。
アケビまたはミツバアケビの蔓、葉、根、果実には薬草としての効能があると言われている。
花言葉:「才能」「唯一の恋」