ライバル出現!


蓮が咲き、山百合が咲くころ
森のきのこもたくさん顔をだす。
毎年楽しみにしている
とっても目立つ鮮やかな黄色のおおきなきのこ
アカヤマドリタケ。


これはまだ傘がひらくまえ。
マイクのようなかわいいお姿。
手前のぽちぽちのきのこちゃんは
イボテングタケとおもわれる。

ひらいたころに、また描こうと
数日後にやってきたら見事に美しく開いていた。
なかなかこんなきれいなのにはお目にかかれない。
こちらのヤマドリタケモドキでウォーミングアップしてから描こう。

これもずんぐりとしたボディーがかわいいきのこ。
和製ポルチーニ。
ちびっ子のフォルムのキュートなこと!

さて本丸、アカヤマさんにいこうかと思ったら
あら・・・?ない・・・?

その近くにあったアカヤマドリも老菌1個をのこして
すべて持ち去られていたのだった。

油断した~~~
そういえば去年からアカヤマドリが出たのを確認して
育つのを待って描こうとするといなくなってたんだった。
きっと熱烈なファンがいるにちがいない。

けどね、1本あればけっこうな量をたべられる大きなきのこなので
お願いしたらあの美菌の1本くらいは残してもらえたかもね。
返す返すも残念無念。

ちなみに翌週はこの子達も連れ去られたもよう。
おいしかったかな?

アカヤマドリ

学名:Leccinum extremiorientale
科名:ヤマイグチ科
季節:夏~秋
環境:ブナ科の広葉樹と針葉樹の混生林や雑木林に発生。

とても大きく成長するキノコで、カサの直径は30cmほどになるものも。
カサの色は黄褐色~橙褐色。
幼菌時はボソボソしたデコボコの表面をしており
成長すると全体にひび割れが出てくる。
ひび割れの部分からはアカヤマドリの淡い黄白色をした肉が見える。

パスタに混ぜたり、リゾットに入れたりすると美味しく食べる事ができる。
しかし、虫がつきやすいキノコなのでその点には注意が必要。

ヤマドリタケモドキ

学名:Boletus reticulatus
科名:イグチ科
季節:夏~秋
環境:ブナ科の広葉樹の林の中やマツなどの針葉樹との混生林の地上に発生。

カサの直径が10cm以上にもなる大きめのキノコで
表面の色は幼菌時は暗めの褐色をしており
成長すると黄褐色またはややオリーブ色を帯びた褐色。
カサの形は幼い時は半球形で成長するとやや丸みを保ったまま平らに開いていく。
また、大変、肉厚のキノコで湿気が多い場所では表面にヌメリが出ます。

乾燥したものは風味が強くて味わい深く、パスタなどに混ぜると美味しく食べる事ができる。
また、ヤマドリタケモドキは西洋料理で調理されている
「ポルチーニ」と呼ばれる高級キノコによく似た種である為
日本のレストランでも高く評価されている。

 

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