久々のきのこと水溶性鉛筆と


秋のもの、と思われているきのこですが
実は夏に出るものも多いのです。
ただ、今年の夏の始まりは雨がとても少なかったですよね。
梅雨らしい日があまりありませんでした。
なのでいつも出る夏のきのこが全然なく、
とってもさびしい思いをしておりました。

・・・が、梅雨が明けてからなんだかぐずついたお天気が続きます。
すると

こんなん出てました!

ちゃーん!

ヤナギマツタケ!

どこにでもあるような茶色いきのこに見えるでしょ?
わたしは初めて見ました。
意外と都会派のきのこらしいです。
そしておいしいそうです。

・・・が食べてません。
ちょっと古かったのでした。
胞子の色が茶色いようで
茶色くくすんでたのと、なんだか乾いていて
あんまりおいしそうではなかったんですよねー。
でもきのこに詳しい方(Iさん)によると
これぐらいのを食べて、歯ごたえがあっておいしかったそうです。
・・・がーん。

*野生のきのこはちゃんとわかる方にみてもらってくださいね。
むやみに食べてはいけません!

今日は特に変わった技法は使っていないなあ。
きのこを描きたいっ!って方がたくさんいるとも思えないしね。(笑)

でもひとつ画材を紹介しましょうか。
わたしの教室にいらしてる方ならよくご存知の水溶性鉛筆
ファーバーカステル グラファイトアクエレル

リンクがAmazonになっちゃったけど
ファーバーカステルのホームページに載っていない・・・
たしか1本270円くらいだったかな。
最近この鉛筆にハマっています。
この絵でいうと鉛筆の線かな?ってとこはほとんどコレです。
乾いているところに描くと普通の鉛筆(ただし練りゴムで消えにくい)ですが
絵具を塗ってまだ乾いていないところに描くと
とてもきれいな黒が出ます。
これもカッターできんきんに尖らせて鋭い線を使うのが好き。
写真だとわかりづらいですね・・・
きのこときのこが重なっているところとか
切り株の皮の陰とか
ちょっときりっとさせたいところに使ってます。
切り株の黒い色もこの鉛筆を水でのばした色だったと思います。
黒なんだけれど、ちょっとグレーっぽいっていうかね・・・
なにしろきれいな黒です。
HB~8Bですが、別に全部そろえる必要はなくて
わたしは2B,4B、6Bくらいをもっています。
4B6Bを主に使っていて
ちょっとカチッとさせたいところは2Bを使う感じ。

柏近辺の方はいしど画材
さんで取り扱っています!

木下美香の水彩画教室、日本画教室のご案内はこちら

ヤナギマツタケ(柳松茸)
学名:Agrocybe cylindrica
科名:モエギタケ科(以前はオキナタケ科とされていた)
環境:ハコヤナギ類、カエデ類、ニレ類などの広葉樹の枯れ木や生木の腐朽部に発生。
時期:初夏
食毒:食

公園の植木や街路樹など身近なところに発生することも多い。
自然界では傘の直径5〜15cm、柄の長さも10 cm前後となり比較的大型の子実体を形成する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。