突然大粒の雨が降ったり
ぱあっと晴れたり
いかにも台風が来そうな雰囲気の一日でした。
みなさん、いかがおすごしでしょうか?
今度の台風は大きいですね!
そしてゆっくり・・・
災害がないことを祈ります。
今日アップするのも乗鞍のスケッチ。
憧れのコマクサ!
見たことはあっても
なかなかこんなベストなコンディションの時期に
出会えてませんでした。
どの株も本当に素敵で
目移りするのですが
えいやっ!っとこの子に決めました。
コマクサのスケッチ(F4 水彩)
こんな岩のごろごろした場所で
栄養もろくになさそうだし
気候もかなり厳しいのに
この可憐さ!
形も見れば見るほど摩訶不思議。
なんでこんなお間抜けな・・・いやいや
可愛いかたちになっちゃったんでしょう?
おしべやめしべはどこ?
そうっとお花の尖ったところを触ってみました。
見つけた!
尖った花びらを左右に動かすと
しべが見えるんです。
こんなとこに隠してたのね。
つまり蜂さんが先端にとまって
蜜を吸おうとすると花びらが動いて
おしべがでてきてに花粉がつくと!
そういう作戦らしいです。
この仮説は正しいのか?
描きながら蜂が来るのを今か今かと待ちます。
雨がぱらついたり
ぎらぎらとした太陽が照りつけたり
めまぐるしく天気が変わります。
描き終わるころようやく大きなマルハナバチが登場。
ところが・・・
お花の先端にとまるのかと思いきや
ふっくりしたハート型の頂点から
口を突っ込んで蜜を吸ってました・・・
これって作戦ミスでは・・・
そういえば穴の開いたお花がけっこうありました。
やっぱりお間抜け・・・
とはいえ、ちゃんと種ができているらしいので
別の小さな蜂か何かに
花粉を運んでもらっているのかもしれません。
それかマルハナバチもたまには下からきてくれたりするのかな。
現場が見てみたい。
コマクサ(駒草)
学名:Dicentra peregrina
科名:ケマンソウ亜科コマクサ属
種類:多年草の高山植物
分布:千島列島・樺太・カムチャッカ半島・シベリア東部の東北アジア
日本の北海道から中部地方の高山帯。
環境:高山帯の風衝岩屑斜面などの砂礫帯。
大きな岩礫の地にも分布するが
直径0.5-20 cmの礫地または砂礫地に群落をつくる。
開花期:7-8月
美しい花と、常に砂礫が動き他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから
「高山植物の女王」と呼ばれている。
和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する。
他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、
地上部からは想像できないような50-100 cmほどの長い根を張る。
全株が有毒。
微量のアルカロイドのディセントリンやプロトピンなどのモルヒネ様物質を含み
中毒症状としては嘔吐・体温の低下・呼吸麻痺・心臓麻痺がみられる。
花言葉:「「高嶺の花」・「誇り」・「気高い心」・「貴重品」
私、木下美香についてはこちらにいろいろ!
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