自然のままに…


お外でのスケッチがよいのは
自然に生えてるその雰囲気が描けること。



採ってきておうちで描く方がきちんとかたちもとりやすいのだけど
これはこれでおもしろい。
というか、たぶんこうして緑の中で座って描いてることがわたしは好きなのだ。
こうしたスケッチをもとにして絵を描いてると
また気持ちがそこに戻れる。
個展前なんかにいっぺんにたくさんの絵を描いてると
あちこち旅してるよう。
だから楽しいけれど、とっても疲れてしまうのだ。

アザミ、ホソバノヤマハハコ、アキノキリンソウ、トリカブト

すっかり秋のお花!

あった!


山の斜面にちらほらとちいさなホタルブクロ。



ようく顎のところをみてみるとくるりん、とめくれてない。
おうちにあるホタルブクロはくるりんとなっていて
生徒さんに描いてもらうと、「ここがむずかしい」と言われてしまう。
こっちなら描きやすいのかも。
これはヤマホタルブクロ。

わたしの絵ではわかりにくいなぁ…。

上のほうにある白いかさかさしたかわいいお花は
たぶんホソバノヤマハハコ。

これもいろいろあるみたい


有名な毒草、トリカブト。
でもお花はほんとうに可憐でかわいらしい。



これにもいろいろ種類があるらしく、
こちらはそんなに背が高くなくて枝分かれも少なめ。
持ってる図鑑で見るとハクサントリカブトに近いようにおもうのだけど
どうでしょう??

近所の公園ではもうキンセンカが開き始めた。
秋は早足でやってきてる。

今日はお彼岸


春のお彼岸に食べるのがぼたもち(牡丹もち?)
そして秋のお彼岸に食べるのがおはぎだという。



みてると萩にもいろんな種類があるようす。
あまりわからないのだけどたぶんツクシハギかなぁ。
ちいさな房状のお花が上向きにお行儀よくならんでいる。

*コマツナギと判明!



こちらはもっとゴージャスなかんじ。
おなじく上向きの房なんだけどお花が大きくって色もあざやか。
マルバハギかなぁ?

 *こちらがツクシハギらしいです。

スケッチしてきておうちであれかな、これかな、と
お花の図鑑をながめるのはたのしい。
このお花みてみたいなぁ~とかすぐに脱線するのだけど。

一段落


今日取手カルチャーの無料講座を終えて、今週のお仕事は一段落。
やっと作品の発送やお礼状に手をつけられそう。

絵が売れるのはとてもうれしいことなのだけど
いろんな想いをこめた絵が旅立ってゆくのはやっぱりさびしい。
ついついついしみじみながめてしまう。



こちらは一番人気だった水彩画。
横長の絵が描いてみたい!と思って描いた絵、第2弾。
最初に描いたものよりさらりとできた。
画面の都合で縮小してあるせいもあってわかりにくいけれど
例のアクアプライマーで下地を作ってて、凹凸がある。
絵具の発色や色鉛筆ののりがとてもよくなるので
きもちよく描けた。



こちらはその次くらいに人気だった。
母が気に入ってくれてた。
いわく、懐かしい感じがするのだそうだ。
スケッチした時から作品にしようとあたためてたモチーフ。
さらに発展もできそうなのでまた挑戦したいとおもってる。

両方とも上がり調子のときにさらっとできたもの。
いつもこうなら楽なのにな~とおもう。
滞り期間の方がたいがい長いのだ。

かわいいモデルさん


今日はいしど画材でのお教室で、人物画を描いた。
皆さん、人物は初めて。
イーゼルを使うのすら初めて。

人物はなかなかむずかしい。
人のかたちは見慣れているから、ちがうとすぐにわかってしまう。
顔も繊細な線ひとつで表情がかわってしまう。

描けない描けない、って言ってたわりに皆さんなかなかのできばえでありました!



モデルさんはプール仲間のCちゃん。
あまりにかわいいのでスカウトしてしまった。
そしてわたしも描かせてもらっちゃった。

こちらは5分ほどのクロッキー。



こちらは水彩で。
陸上と水泳で鍛えてる健康的な美人さん。

11月にまたよろしくおねがいします!

曼珠沙華さく頃


このどっきりするような血のような炎のような赤いお花をみると
ああ、お彼岸だとおもう。



ようくみるとほそい百合のような可憐なお花がぐるりとついている。
お空をつかむようにしゅしゅしゅとのびてる赤いいとは
おしべの群れ。

毎年描かずにはいられないお花のひとつ。
べつにこのお花での思い出はないけれど
なつかしいひとに会いたくなる。

今年のお盆はお墓参りに行けなかったから
そのぶん丁寧にお参りしてこよう。

秋は駆け足で


個展にかかりきりになってる間にもどんどん秋はやってきてる。



台所の北側の窓からみてびっくり!
こんなにりっぱなヨウシュヤマゴボウが裏のお宅とうちとの間で実ってる!

今日は搬出してきた絵でごったがえしてる玄関を
片付けなければならなかったのだけど、とりあえずスケッチ。
だって、これは待ってもらえないもの。

それにしてもやることでいっぱいで何から手をつけてよいやら…。
絵の発送、メールやお手紙のお返事など、気長に待っていただけると助かります。

個展を終えて


土曜日、個展が終了!
来て下さった皆様、ほんとうにありがとうございました。

芳名帳にご記入下さった方だけでも220名!!
ほんとうにほんとうにありがたいことです。

会場の写真、一部ですが…。



入ってすぐ右側、DMに使った絵と同じテーマのS50号の絵と小さめの日本画たち。

「梅酒です」と言ってしまうとちょっと味気ないのだけど
時を経て熟成しつつたゆたう梅をリズミカルに描いてみたかった。
DMの絵は縦長なのだけどこちらは正方形。
雰囲気がかわる。

ちいさな日本画たちは日々のスケッチをもとに
じぶんの中で熟成させたものたち。
ほろほろと落ちる花びら、
ひらりほどけるぜんまい、
ふわりとさなぎからでてきたばかりの蝶、
いろんな瞬間をとじこめた。



こちらは正面の壁。
そう、DMに使ったほうの絵。



こちら3枚は木版画。
筆で表現しづらいものを版画にする。
版画のある意味不自由なところがわたしにとって魅力。
こまかく描写できないぶん、そぎ落として簡略なかたちにして
ほんとうに言いたいことだけにする。
それがうまくいくとほんとうにきもちよい。
わたしは絵ではしゃべりすぎてしまう傾向がある。



こちらは水彩画のコーナー。
水彩画をこういったかたちで発表したのは実は初めて。
ずっとスケッチには水彩を使ってきたけれど、
それはあくまでじぶんのための資料だった。

これらは作品として描いた水彩画。

先日発見したばかりのシュミンケのアクアプライマーを下地にしたものがほとんど。
ということは….そう、ごく最近の作品ばかり。
アクアプライマーにはまってしまったらそれまでの作品が物足りなくなってしまった。
上がり調子のときに一気に描いたのでとてもかろやかに仕上がった。
それまでうんうん言って苦労したのがうそのように。
絵はそういうことがある。
描けるときと描けないときがあって
描けるときはぜんぜん苦労しないでもしゅるっとよいのが描けちゃうのだ。

じっくり時間をかけて描いた日本画よりも好評…?
なんと、完売!
ありがとうございました~!



今回迷惑だったのはあんみつくんかもしれない。
昨日搬出を終えて、さらに今日はお仕事だったし
このところちっとも遊んであげられなかった。
今日帰ってから、ひさしぶりに丁寧にブラシをかけたり、遊んだり。

猫ってなんで袋に入りたがるんだろ?
ふくろねこ~!

3日目終了


昨日もにぎやかでした。
ありがとうございました!



ギャラリーのお向かいの山野楽器を通り抜けて左側に木村屋がある。
そこのレストランとカフェ、初めて入ったのだけど、とってもおいしい!
今日はなにかおいしいパン買って食べちゃおう!