ばら色の日々3


久々のお日様に浮かれた昨日。
今日もとっても気持ちよかったね。
ベランダでは2番花のつぼみをつけた薔薇たちがスタンバイ。
でも連日の雨で葉っぱに白いカビが・・・
調べたらうどんこ病らしい。
イソジンで消毒できるみたい。
50~100倍に薄めて霧吹きで患部にしゅしゅっと。
明日やってみよっと。
葉っぱに虫くいがあるのも気になる。
犯人は見つけられない。

スミレも食べられていたのでよく見たら
黒地に赤も鮮やかな
パンキッシュにとげとげした芋虫が
もりもりとお食事中。
退治しようとしてふと気がついた。
ひょっとしてツマグロヒョウモンの幼虫?
わたしの高校のときの担任の先生が
ちょうちょの研究者。
ツマグロヒョウモンの北上の原因を探っていて
温暖化、というよりは園芸種のパンジーという食料を得たことのほうが
大きいのではないかと熱く語っていたのを思い出した。
調べたらビンゴ!
4~5cmになったら捕まえて羽化を観察したいな。
ベランダに出るたび見に行くのだけれど
うっとりするくらいの食べっぷり。
幸い、すみれは増えすぎていて抜かなくちゃいけないくらいある。
でもなんで1頭だけなんだろ?
卵を一個ずつ生むのかな。

コマンダン・ボールペール。
珍しい絞りの入ったオールドローズである。
気合が入りすぎて
なんだか図鑑のようなできになってしまった。
まあいっか。

コマンダン ボールペール   
原名: Commandant Beaurepaire 
系統:オールドローズ ブルボン
咲く時期:一季咲き
作出年 1864年  
作出国  フランス
作出者  Robert & Moreau.
別名 【Panachée d’Angers】
交配親 Striped single HP of Vibertの実生

MicaKatolaのブログもアップしました!

ばら色の日々2


スケッチにいけない日が続く。
お天気のせいばかりではなく、お仕事もちょっとたてこんでいて。

薔薇の季節はあちこちのお庭にお邪魔して描かせていただいてた。
こちらはご近所でずっと気になっていた
とってもすてきなお庭があるお宅。
思い切って描かせてくださいとお願いしたら快諾していただいた。
薔薇だけではなく
珍しい山野草などもたくさん育てていらして
目移りしてしまう・・・

こちらはキャスリーン・ハロップという名前のとげの少ない蔓薔薇。

あのころのからりとした気持ちのよいお天気から一転
毎日じめじめ蒸し暑い。
でもこれも必要なことで
ベランダの緑が日々いきいきしてきているのがわかる。
そろそろきのこも出るしね。

キャスリーン・ハロップ
原名:Kathleen Harrop
系統:オールドローズ ブルボン
咲く時期:一季咲き
作出年:1919年
作出者:Alexander Dickson II
作出国:イギリス
品種親:ゼフィリン ドルーアンの枝変わり
ブランド:ディクソン

ばら色の日々・・・?


久々のアップ。
先週はお仕事もプールもお休みだったので
思い立って日光に行ってきた。
そのままサボり癖がついたのですな~。

ここからしばらくは薔薇にハマっていた日々のスケッチ。
薔薇はあまり好きではなかったのだけれど
なぜかこのところ心引かれてやまない。
ベランダの薔薇の鉢も増えてきた。

ところで今年も Bunkamura × 渋谷ヒカリエ summer craft collection 2014に出展することとなりました。
MicaKatolaは後期、2014年 7月 6日(日)~7月9日(水)(渋谷 東急文化村)です。
また詳細はアップしていきます。

いまお部屋には巨大なダンボール箱につめられた
Katolaの作品が・・・
これからしばらくはシルクスクリーンプリントの日々が続く・・・。

入れ替わって


ムラサキケマンが群生していたところに
入れ替わるようにあらわれたセリバヒエンソウ。
ちいさなオダマキのようなかわいいお花。
たしかにツバメが飛んでるみたい。

下のほうにはちいさなきのこ。
ムジナタケ?
なんだろう?

今日はなんだかひたすら眠い。

明日からがんばることにして寝ちゃおう。。。zzz

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
学名:Delphinium anthriscifolium
科目:キンポウゲ科ヒエンソウ属 (1年草)
分布:中国。明治時代に渡来。東京を中心に分布。
花期:4月~5月

葉の印象が「セリ」に似ているので「セリバ」で、花の印象を「飛翔するツバメ」にみたてて「飛燕(ひえん)」
キンポウゲ科の植物に多いのだが、このセリバヒエンソウも強い毒性がある。

花言葉:軽薄

せせらぎを聞きつつ


毎年描かずにはいられない我が家のジャーマンアイリス。
今年もきれいだった♪
いろんな色があるけれど
シンプルな紫がやっぱり好きかな。

香りがけっこうあるんだよね。
お教室に持っていったり
お部屋に飾ったりすると香りに酔いそう・・・。

香り、といえばやっぱり薔薇。
先日いただいたフェリシテという小ぶりの蔓薔薇はとても香りがよい。
今ベランダで育てているけれど窓を開けるたびによい香りがただよって
ほんとにしあわせ。
やっと咲き出したスピリット・オブ・フリーダムも香りがつよいタイプ。
最近増えて4鉢になったラベンダーもよい香り。
とくに富良野ラベンダーはよいね。
これもいただきもののハーブ、アップルゼラニウムも
水遣りのたびに香る。
これは虫除けにもなっているようで
薔薇の近くにおいておくとアブラムシがつきにくいような気がする。
とはいえ薬ではないので厳重に見張って
見つけ次第鬼のようにぷちぷちする。
たぶんどこかにいるであろうカマキリの赤ちゃんのためにも
お薬はなるたけ使わない。
今日は森に行こうと思っていたのだけれど
昨日泳ぎすぎたのか疲れてしまって
お花の植え替えやら日よけの設置やら
ベランダのお手入れと
ベランダで咲いたお花のスケッチで午前中を費やしてしまった。
そうこうしているうちに風が強くなってきたのでこもって製作。

そうそう、個展会場でつかえるかな、と思って買ったCD「せせらぎ」
BGMにけっこうよい!
タイトルどおり、ずっと小川のせせらぎとときおり小鳥の声・・・
一瞬、トイレの流水音っぽいか・・・?!失敗!と思ったのだけれど
とってもよい気分で描けるなあ。
わたしはけっこうにぎやかな音楽がすきなのだけれど
製作中はなぜかそれらが聴けなくて
邪魔しない感じのクラッシック(急に大音量になったりしないやつ)か
静かなジャズとかボサノバをかけたりするのだけれど
それすらうるさく感じることもある。
音楽よりもむしろ人がしゃべってるラジオのほうがよかったりする。
なんでだろうな~。

これはまったく邪魔しないね。
いや、それ以上によい環境にしてくれるかも。
お外で描いてるような気分になるのかな。

ジャーマンアイリス
学名:Iris germanica
科目:アヤメ科アヤメ属
別名:ドイツアヤメ 匂いアイリス
花期:5月~6月

アヤメ属の植物を交雑して作出されたもので野生のものはない。
800年代の初期にドイツ、フランスで品種改良され、その後アメリカが多数の品種を出している。
属名の「アイリス(Iris)」とはギリシャ語で『iris「イリス(虹)」』にちなむ。
ギリシャ神話で、イリスは有事の際に神々の使者となって天界と地界を往復するために
虹の橋をかけたとされる虹の女神。
欧米ではこの花のことを「レインボーフラワー(虹の花)」と呼んでいる。

花言葉:使者 燃える思い 恋の便り 豊満

荒れるお天気?


先日アップしたアマドコロと似ているお花のひとつ、ホウチャクソウ。
花びらが分かれているので比較的見分けはしやすい。
これも清楚で美しい。

昨日は朝のお天気がよかったのでうきうきと自転車で通勤。
いまはどこも薔薇が美しくて楽しい。
ヤマボウシの白いハンカチのようなお花も気になる。
カシワバアジサイのつぼみも着々と大きくなってきている。
ドクダミもアジサイももうすぐ。
そんなこんなで行きはご機嫌だったのだけれど
授業が終わる頃、都内で集中豪雨との情報!
竜巻注意報まででてる!
まだ晴れていたけれどなんだか風がおかしい。
帰りは強くなってゆく向かい風と戦いながら急いでペダルを踏んだ。

・・・まあ、降ったのはそれからずいぶんたった夕方だったんだけどね。
よい運動でしたw

明日は久々に森の植物たちを見に行こうかな。
ヤブカンゾウ、ノカンゾウ、キショウブあたりをねらってみる。
クサイチゴも実をつけたかも。

ホウチャクソウ(宝鐸草)
学名:Disporum sessile
科目:チゴユリ属
別名:狐のちょうちん
分布:アジア大陸の東端(極東ロシア-東南アジア)全域に見られ、日本全国に分布。
花期:5月~6月中旬

雑木林などの樹間のひらけた場所に群生する。
花被片が合着しない点で、よく似たアマドコロ属 Polygonatum と見分けることができる。
若芽に有毒成分を含む。
山菜として利用されるアマドコロやナルコユリの若芽と似ており、注意が必要であるが
ホウチャクソウは摘んだときに独特の臭気を発するため見分けは可能。
宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)とは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾り。
花が垂れ下がって咲く姿がこの宝鐸に似ることによる。

花言葉:よきライバル

こども展にいってきた


ベル状のお花、好き!
鈴蘭みたいなかわいいお花がこの時期はいろいろ咲く。
ここの森ではナルコユリ、ホウチャクソウ、アマドコロ、と
似たお花が咲いている。
これはアマドコロ。

昨日は六本木森アーツギャラリーで行われているこども展の
ブロガー特別内覧会の参加してきた。
正直に言って特別内覧会でなければスルーしちゃうくらい
ノーマークだった。
でもおはなしを聞くとノーマークだったことが恥ずかしいような
とってもレアな展覧会なのだ!

2009年~10年、モネの睡蓮の間で有名なパリのオランジュリー美術館で
20万人以上がつめかけたという特別展
“Les enfants modèles”(「モデルとなった子どもたち」と「模範的な子どもたち」のダブルミーニング)
を日本向けに再構成したものだそう。
子供の絵というのはプライベート性が高く
それゆえ出品作品のほとんどが個人蔵だという
なかなか観られないものばかりなんである。

ポスターのインパクト、ハンパない・・・


つっこみどころ満載。
きちんとしたデッサンはなされていない。
脚のかたち、おかしいし。
立ってるの?座ってるの?いやいや空気椅子っぽい・・・
そして何よりかわいくない!(笑)
持ってる人形も含めて!
でもなんとも不思議な魅力があっていちどみたら忘れられない。
そんなに大きな絵でもないのにぐっと引き寄せられる。
作者のアンリ・ルソーは50を過ぎてから画家を志したそうで
アカデミックな美術教育は一切受けていない。
彼の才能を認めたのはかのピカソ。
本物の前に立つと青い空とお花畑に浮かんだ少女の顔から目が放せない。
どこか悲しげである。
ルソーは6人ものこどもを亡くしたのだそうで
それも影響しているのかもしれない。

カリエールの「病気の子ども」という絵も印象的だった。
全体にモノトーンの霧のかかったような画面に母親に抱かれたぐったりとした赤ちゃんが浮かぶ。
当時の子どもの死亡率は高く
成人できるのは50%ほどだったそうだ。

もうひとつのほうのポスターの絵は普通にかわいい。


この子はジュリー・マネ。
女流画家ベルト・モリゾと印象派の画家マネの弟ウジェーヌ・マネの間に生まれた娘である。
この絵を描いたのはルノワール。
この絵があった部屋には母親であるモリゾが描いたマネとジュリー、もう少し大きくなったジュリーと犬の絵
ルノワールのこの絵をもとにモリゾが製作した版画
成人して画家になったジュリーが甥っ子を描いた絵
さらには大人になったジュリーの姿を描いたものもあって
ジュリーの成長を見ることができる。

代々画家の家系、というおうちは多いそうで
この展示を企画されたオランジュリー美術館の元館長、エマニュエル・ブレオン氏の家系もそのようなおうちのひとつ。
入ってすぐのところにあったそれぞれ別に丸い額に入った美少年と美少女の絵は
ブレオン氏の祖先で成長して結婚するのだけれど
もちろん描かれた当時はこどもだったのでそのようなことになるとは誰も知らなかった・・・

以下は会場の一部の写真。
*今回は特別の許可を得て撮影してます。


右の絵の賢そうな男の子、
文化人類学者として有名なクロード・レヴィ・ストロースの幼少時代だそうです。
・・・ごめん、しらないです・・・
左の少女、かわいいですなあ。


こちらは風景画の巨匠、クロード・モネの3人の子どもたち。
もちろん非売品、というかじぶんたちのために描いた絵なのでずっとモネ家にあり、
今はマルモッタン・モネ美術館の所蔵となっているそうな。


こちらはルノワールの息子たち。
あれ?息子??
女の子の格好??
そう、男の子の死亡率が高かった時代
ヨーロッパでは7~9歳になるまではげんかつぎで
男の子よりも丈夫な女の子として育てる、ということがおこなわれていたそうだ。
とくにルノワールは慎重で髪の毛を切ることすら禁じていたそう。
いちばん右はのちに映画監督になったジャン・ルノワールで
かなり面影がある・・・!

モーリス・ドニの作品たち。


どの子もかわいらしく、特徴が出ていて作者の愛情を感じる。
9人もこどもがいたんだそうな。
船に乗った男の子の絵。
この子は長じて船乗りになったのだそう。

このほか印象的だったのがピカソがこどもと遊ぶために作ったデッサンの切り抜き。
こどもと一緒になって遊ぶ姿が浮かぶよう。
写真撮影は不可だったので載せられないのが残念。

小難しい知識がなくても純粋にこどものかわいい姿を楽しめる展示。
ぜひ観にいってみてくださいまし。

内覧会中はあとでブログに載せなきゃ、とメモメモしてばかりいたので
わたしももういちどゆっくりこどもたちに会いに行きたいな。

「こども展」
会場 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
会期 2014年4月19日(土)~6月29日(日)※会期中無休
開館時間 10時~20時 (火曜日は17時まで)※入館は閉館の30分前まで
お問い合わせ <ハローダイヤル>03-5777‐8600

アマドコロ(甘野老)
学名:Polygonatum odoratum
科目クサスギカズラ科(キジカクシ科)アマドコロ属
別名:イズイ
分布:ヨーロッパ・東アジアに分布。
花期:4月~6月

茎や根茎には甘みがあり、山菜として食用にされる。
春に伸びた芽を摘んでおひたしなどに
根茎は特に晩秋が旬とされ、天ぷらにすると美味とされる。
アマドコロとナルコユリは姿がそっくりでぱっと見で判断が付きにくい。
アマドコロは茎にゆるい角(かど)が付いており、
ナルコユリは茎の断面が円形で茎をさわっても引っかかりがない。
他にも花の付け根の形状の違いなどもある。
茎の違いから「まるこゆりにかくどころ」(ナルコユリ→茎がまるい:アマドコロ→茎がかくばっている)
と語呂合わせで憶えるとよいかも。

花言葉:「元気を出して」「心の痛みの分かる人」