ベランダの姫

ベランダに所せましと並んだ植木鉢もずいぶんと華やかになってきました。
春ですねえ・・・。
節分草は小さな体の割には大きな種を重そうにささげもち
雪割草は金平糖のような種を落とし
しばらく香りで満たしてくれたヒヤシンスも今日ついに花を切りました。
今はアネモネと花かんざしが可愛い花を咲かせてくれています。
もう一つ、冬の間柔らかなピンクでいろどってくれたお花
ラナンキュラスがあります。

これね、ひとめぼれして買っちゃったんですよ。
はんなりとした優しいピンク色
光沢のある美しい花びら。
アリアドネという名前がついてました。
ギリシャ神話のアリアドネでしょうか。
テセウスに恋をして迷宮(ラビュリントス)に入る前に糸を渡して手助けした賢いお嬢さんは
裏切られて取り残され、豊穣と葡萄酒と酩酊の神バッカスのお嫁さんになったという。
これも何パターンかお話があって、バッカスが横恋慕してさらったとか
アルテミスに射殺されたとかいろいろあるようですね。
恋をして頬を染める乙女のようにも
お酒にほんのり酔っているようにも見える
可愛らしいお花です。
これももう終わって、あと1輪だけ咲かせてますがそろそろお休み。
夏越しが難しいようなので心して
来年も咲くように育てます!


ラナンキュラス ラックス(Ranunculus Rax series)
キンポウゲ科キンポウゲ属




ラックスというシリーズ名は、花弁が光ることから(ラナンキュラス+ワックス)という由来で名づけられました。
品種名はギリシャ神話に登場する名称から取っています。

ということらしいです。
なるほど。
アリアドネは一番人気らしいです。
ピンク色のラナンキュラスの花言葉「飾らない美しさ」

私が買ったのはこんなに高くなかったぞ・・・
季節によるのかな?
あ、送料も含まれてるのか。

山でスケッチ

山の上にはとんでもなく美しい景色が広がっていて
可愛いお花も咲いていたりいなかったり。
いつか山でスケッチしたいと思いながらも
山登りするだけでいっぱいいっぱいで
スケッチする時間が持てないのが悩み・・・
いつか、いつか、と思ってましたが
いつかとおばけってのは大体来ないんだよね。
ふと気が付くとけっこう良き年になってるし
去年はまさかの手術もしたし
ほんと、人生いつ何があるかわからない。
やりたいことはやりましょう、ということで
行ってきました!


きつかった・・・

でもこれ見ちゃったらねえ。
一面の福寿草。
鹿はこれ、食べないらしいですね。
よかったよかった。

キラキラと輝いてました。

でもね、やっぱりヘロヘロなんですよ・・・
なので1枚がやっと。
それに咲いている時間も短くて、昼頃着いたのですが2時ごろには閉じてきちゃいます。
もっと早く登らねば。

で、翌日は早く出たのですが、靴擦れができかけたり
なにかが足に当たって痛くなり、2回も靴を脱ぐ休憩が入ってしまったのと、
初日のルートがあまりにきつくて道も悪かったので
迂回路を通ったこともあり到着時間はあまり変わらず・・・

まあそれでもちょっとは長く時間をとれたので
広角スケッチができました。
これをどう作品にしようか思案中。

そうそう、ここでひとつお知らせを。

個展が決まりました~~~!

2021年10月20日~26日
銀座松屋さん 遊びのギャラリーです。
憧れのギャラリーでやっと個展ができることとなり
心から嬉しい。。。。
これもひとえに前回の特別室での展示にお運びくださった皆様
応援してくださった皆様のおかげです。
生徒さんにはどれだけ支えていただいたかしれません。
松屋さんのスタッフの皆様の温かいお心遣い
二人三脚で突っ走ってくださった画商のTさん
ずっと支えてくれてる古巣のいしど画材さん
心から感謝してます。
私一人ではほんとなんにもできないのよね。
ただただ好きなスケッチを描き溜めて終わってそうwww
今回はこの描き溜めたスケッチから濃ゆいエキスをぎゅぎゅっと絞り出して
ちいさな花々やきのこたちや野山の美しいものたちの世界を
体感していただけるような展示にしたいと思っております。

あともうひとつお知らせ。
桜の開花宣言が数日前に出されましたね。
東京の開花宣言は標準木の花が5輪開けば出されるそうです。
その木がどこにあるかご存じでしょうか?
そう、靖国神社です!
その靖国神社の中にあるお店で取り扱う一筆箋のイラストを担当させていただきました。

4柄が7枚ずつ入っております♪

表にも裏にも柄があります♪

ここの桜は素晴らしいそうですね。
桜の時期に間に合わせていただいて嬉しい。
今年はお花見は自粛しなければいけないかもしれませんが
通年置いてくださる予定ですので、もし行かれることがありましたら
ぜひお手に取ってみてくださいね。
そして「あ~この柄のクリアファイルとかあればいいのに!」
とかつぶやいてみてくださるとうれしいですwww


海辺スケッチ2

千葉の海は意外と貝殻が多い。
伊豆のほうが暖かいしお風呂もよいのだけれど
貝殻拾いの楽しみは断然千葉。

なんて美しいのだろうと見入ってしまう。
スケッチのほうは・・・

灯台のある海岸 F8水彩スケッチ

やっぱり灯台は絵になるよねえ・・・
朝早かったけれどどんどん日差しが強くなるので
また怪しい姿でスケッチ。(笑)

せっかくだから船も描きたいよね。

漁港のスケッチ F8水彩スケッチ

テトラボットとかがある桟橋?ていうのかな?
そちらのほうに歩いて行って海側から描いたのだけれど
観光地ではないからほとんど人は来ない。
唯一家族連れが一組だけこっちにこないでという祈りもむなしく
わいわいとやってきた。
かわいい女の子が私の絵をみてなにやら外国語で言っている。
中国語に似ているけどちょっとちがうような。
ベトナム語??
振り向いてにっこりほほえんだつもりが
女の子の顔がこわばる。
そうだ、サングラスにマスクに怪しい帽子をかぶっているんだった。
怖いよね~~~。ごめんごめん・・・

さて、夕焼けも描きますよ~~。
漁港の反対側の岸に回り込み
夕日の落ちる場所を探す。
日差しの色が赤みをおび
海がキラキラ輝き始める。
今日は下のほうに雲が多い。
前日のような沈んだ後のマジックアワーは来ないかもしれない。

夕焼け F8水彩スケッチ

というわけで結局前日と同じくらいの太陽の位置。
でも推測は当たって、この日はこのくらいが一番きれいだった。
日が沈むとあっさりと暗闇が訪れた。
この絵の奥に釣り人がいるのだけれど
この人も描き終わるころには岸に戻ってきた。
なんと松戸の人だって。
意外とご近所だった。

さて、スケッチの旅はおしまい。
これからはお花を求めてあちこち行きます。
あちこち、って言ってもまずは近所で。
うちの庭とかベランダとか(近すぎ!)
公園、森にもそろそろ。



海でスケッチ

手術、家族の入院、そして何より冬!(笑)
というわけでなかなかスケッチに行けてなかったので
お外スケッチに飢えてたかんじ。
体調は万全だけど
まだまだ山は寒いので海でしょ。

これは最初の一枚なのでスケッチとしてはゆるいかんじなのですが・・・
動画はこれしか撮らなかったwww
録画しようとおもうとただでさえ重い荷物がさらに増えるので
なかなか撮れないのですよ。
ハンディカムを使用してますが、スマホのほうが軽いよねえ。
またちょっといろいろ試してみます。


2月とはいえ海辺は結構な日差しです。
若い方はともかく、お年頃の皆様、サングラスで眼を守ったうえでのスケッチをお勧めいたしますよ~。女子はお肌も守らないとね。
動画内のファッションは最近のわたくしのトレンドです。
怪しすぎてだれも話しかけてきませんwww

さて、絵についてですが
空と海のグラデーションを表現するには水の動きをうまく使ってなるべく余計な手数を入れないのがいいかなと思っています。
もちろん、いろいろな技法がありますからそれだけではないですが、私は水にまかせる派です。
一回でキマるとほんとにきれいにいきますが、なかなか難しい。
一回で決まらなかった場合、どこで妥協するかですね・・・💦
しつこく塗りたくるとろくなことになりません。
乾いてみないとどうなるかわからない、というのも厄介ですが
気長に構えることと、ある程度諦めることも大事かと(笑)
現場スケッチはとにかくその場の空気をつかむことか重要なので
一か所だけにこだわりすぎず、全体の雰囲気が捉えられたらよしとしましょう。
作品としてじっくり描きたいならおうちでスケッチや写真をもとに描くのがいいかなと思います。
(写真だけだと私にとっては難しいです)

使用画材:ウォーターフォード水彩紙F6
     鉛筆2B
     透明水彩(シュミンケ・W&N・ホルベイン)
     筆(不朽堂・長穂彩色  アルテージュ・アクアリスト990 14号)
     水溶性鉛筆 カランダッシュ・テクナロ青

水溶性の鉛筆はここ数年よく使っています。
この絵だと手前の砂浜のあたりのごちゃごちゃに使用。
このテクナロは赤・緑・青の3色がありまして
グラファイト鉛筆ならではのきれいな黒に色が少し入ります。
水彩色鉛筆とはまた少し違った味わいでとても気に入っています。

通販だとセットになるのか!
ぜひお近くの画材屋さんでバラ売りを探してみてください。
鉛筆にしては少々お高いので、まずは使いそうな色から。
とはいえ、このセット、ちょっと魅力的だなあ。
全部好きなやつだしメタルボックスつきだって。

で、使い方ですが普通の鉛筆のように下描きに使うと、
色を塗ったときに鉛筆色が溶け出しますのでご注意くださいね。
私のおすすめは、絵具が半乾きのときに描く!
こうすると鉛筆の色がとてもきれいにくっきりと出ます。
あとは乾いたところに描いて水で伸ばす。
これだと柔らかな感じにグレー+色になってなかなかよいです。
私は絵具を塗り始めてから使うことが多いですね。
あたりをつけるのに使う場合は色が濁ってもいいモチーフの時だけです。

今回一泊二日で行ったのですがものすごい勢いでスケッチしました。
まさに飢えてたかんじ!
この日に描いたもの、とりあえずアップしますね。

岩のある海岸が描きたくて移動しました。
岩もカッコよく、流木も味わい深いよさそうなところでイーゼルを構えて
さあ描こう、としたところ
その目の前の流木にカップルが座りました。

え!そこ??

と一瞬思いましたが、あまりに素敵なかんじだったので
そのまま描かせていただきました。

F8透明水彩

まるで作ったみたいでしょ?
でも本当にあった光景。
青春の1ページ、ってかんじ?
爽やかなカップルはしばらく楽しそうに語らってました。
やがて結婚、子供を海岸で遊ばせ、年をとってまたふたりで手をつないでここに来る・・・
みたいな空想をしてしまいました。
別れるバージョンもいいよね。
さいごはここで再開、ふたりで思い出に浸る、みたいな?
ラ・ラ・ランドみたいに妄想で幸せな結末を夢見ながらも別れるとかも物語としては素敵。
私はここにある岩の気分。
ほんと、人生って短い。

そして夕日を描こうとお日様の軌道を見つつ場所を決め
ある程度岩や水平線などを描いておき
日が沈むのを待ちます。
刻々と変わる色
波の形も一瞬で変化します。
どこを切り取るか、判断に迷いながら・・・

あ~~~失敗したあああ!
この日は太陽が沈んだあとのほうが色がきれいでした。
もうちょっと待つべきだった。
でもこればっかりは読めない。
雲が出てすぐに暗くなってしまうこともあるし。
本当は何日も通わないと描けないのだと思う。

翌日のスケッチはまたこんど!

梅を描こう!

長い冬眠の期間は終わり。
やはり描き初めは梅ですね。
この香り、わくわくするぅ!

まずは近所の梅園。

うんうん、ちょっと嫌な予感はしてたのよ。

毎年描きに行く大切な場所なのだけれど
年々状態が悪くなっていて
今年はさらに悪い。
多分予算が削られてるんだとおもう。
梅の木は切ってお手入れしないといけないものだと聞いたことがあるのだけど
枯れかけて蕾のついていない枝が目立ち
ひこばえが伸び放題。
ひこばえには生命力を感じるので基本的には心惹かれるのだけれど
多すぎると本体が弱っちゃうんじゃないかな・・・。

でもまあ座ってスケッチできるのはありがたい。

小鳥もたくさん来る。

梅の幹って独特。
皮がザクザクとしていて地衣類やら苔やらいろいろついて不思議な色をしている。
このごつい幹からしゅっとしなやかな新芽が出て
香りふくよかな可憐な花が咲く。
ヒヨドリのかしましい声。
時折回ってくるメジロのちいさなさえずり。
外で描くのは本当に楽しい。

別の日に筑波山の梅園に行ってみた。
毎年梅まつりでにぎわうのだけれど
今年は緊急事態宣言が出ていることもありお祭りは中止。
でも花は見事に咲いている。
早朝に行ったのでまだ空いていた。

こちらは動画はなし。

梅まつりやってたら描けないかもね~。
なかなかない機会。
また白梅のころに行けたらよいなと思ってます。

2月のおさかな

2月の水彩画教室はおさかなにすることが多い。
とにかく生臭いのでこのいちばん寒い時期がいくらかましかな、と。

普段お花が多いのだけどまたそれとは違った魅力。
きらりと光る眼、虹色に見えるうろこ、ぬるっとした肌あいなど
描写力を楽しく磨ける恰好のモチーフ!

今回のららぽーと柏の葉の水彩画教室では
ハタハタとヤリイカ。

死んだイカさんの目って貞子っぽい・・・

くーる♪きっとくる♪
きゃーーーーーー!

翌日のいしど画材水彩画教室では同じくハタハタを購入。
イカが白いのしかなくなってしまっていたんで
どうしたものかとうろうろ物色していて見つけたクルマエビ。
パックに収められたエビたちは脚がイエロー&ブルーで
とても美しく見えた。
ちょっと動いたように見えたけど・・・
見なかったことにして購入。
うっかりたらいなんかに入れてしまったら情が移って飼いかねない。
が、翌日も生きてました。
お皿のうえで時折跳ねるので
あちこちで悲鳴があがります。。。

いつか食材として売られているのではない
もっと元気な海老も描いてみたいなあ。
ちなみにエビは大好きですけどね・・・
おいしいよね・・・

2月のお花、セツブンソウ

節分も過ぎ、立春! ベランダで育てている節分草が見頃となってきました。
小指の先ほどの大きさの可愛らしい妖精のようなお花です。

ここのところ毎年描きに行ってますが、自生地では2月半ばから3月頃が見頃。
今年は行けるか微妙ですね。
うちの子はその自生地で売られていた鉢植えを育てたものですが
春が終わると地上では跡形もなくなってしまうので
うっかり別のものを植えてしまったり
ほっときすぎて本当に枯れてしまったり
それらを乗り越えてうまくいっても
寿命があるので何年かすると消えてしまうのでなかなか大変。
売っている方に育て方を聞きました。
これは小さな鉢に入れられて売られているのですが、
その鉢ごとプランターに入れて植えるように言われました。
地植えでもそれがお勧めらしいです。
そうすると忘れないし、種ができて周りに散らばり、
親株が寿命を迎えても次の子がちゃんと花を咲かせてくれるそうです。
ちなみに種はとても分かりやすく、ばばーんとできるのですが
鉢の外にこぼれるようなかたちに乗り出してつきます。
私はそれを集めてまいたりしていたのですが
種に手の脂がつくと発芽しなくなってしまうんだそうです💦
それで増えなかったのね!!!
増えてくれるかはこれからのお楽しみ。
種から花が咲く株に育つまでは数年かかるようです・・・
今年はまだ去年買った株が元気なのでちゃんと咲いてくれました。

小品を数点描きました。

セツブンソウ 水彩画5㎝×8㎝ 荒目
セツブンソウ 水彩画5㎝×8㎝ 中目
セツブンソウ 水彩画5㎝×8㎝ 細目

こちらの動画で紹介しているパルプベースという下地剤を使用してます。
シュミンケからアクアプライマーという名前で出ているものに近いです。
あれは細目と荒目だけでしたが、クサカベさんは中目も出してますね。
水彩用の下地剤、ということでこれを塗れば
板とか石とかにも水彩で描くことができるようになります。
もちろん紙に塗っても効果が面白い。
ただ、染みこみが浅くなるので、片ぼかしのエッジが利かなくなります。
逆に鉛筆の線とかがきりりと美しく出ますので
色だけで描くのではなくて線をうまく使うほうがいいかも。
細目はコントロールしやすく、きりっとした感じに描けます。
荒目はラフな表情が魅力。
でも暴れるので、もうちょっとマイルドに、という方は中目がよいかな。
制作動画も編集中なので待っててね♪
今回の動画中で作った見本は柏のいしど画材さんで実物が見られますので
気になる方はぜひ!

そして節分は終わったけれどセツブンソウは2月の花、ということで
上にアップしたセツブンソウの絵はBASEにて販売中です!
ちょっとしたスペースに飾れる可愛いサイズですので
気になる方はぜひ!
ていうかどうぞどうぞよろしくおねがいいたしますぅうう!
こちらから見てみてくださいまし。

パルプベースはネットからも買えます。
一応リンクを貼っておきますね。
350mlのもあるけど、まずは小さいので試してからですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

水彩画用下地材クサカベ パルプベース 細目 100ml
価格:979円(税込、送料別) (2021/2/3時点)

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水彩画用下地材クサカベ パルプベース 中目 100ml
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水彩画用下地材クサカベ パルプベース 荒目 100ml
価格:979円(税込、送料別) (2021/2/3時点)

楽天で購入

そしてダメもとで調べてみたら売ってた!
節分草の苗売ってた!!!
若干高めだけれど、自生地まで行くこと考えたらねえ・・・

山でスケッチ

健康を取り戻したことだし、今年は山でスケッチをしたいと思う。
まず、目標としては山登りだけで疲れてしまわないで1枚でもスケッチすること。
第一弾として、近場のここ。

関東の方はすぐわかるんじゃないかな。
小学校の遠足とかで行ったあそこです。
ガマの油売りとかいる・・・そう、筑波山!
このスケッチは毎回いつか落ちてくるんじゃないかと思いながら通る弁慶の七戻り。
この日の天気予報は下り坂。
でも雨は夜と言っていて、気温は高かったのです。
とはいえけっこう雪が残っていて頂上付近の岩がゴロゴロしているところは
滑りそうでちょっと怖い。
おまけにやっと着いたてっぺんでは雨にふられてしまい
すっかりめげて女体山だけで下山しました。
が、弁慶茶屋まで下りてきたら雨は上がってしまったので
当初の目標通り描くことにしました。
ざっと20分ほど。
ぽちぽちと少しシミがありますが、お察しの通りちょっとだけ降られました。
山登りで疲れてから描く、っていうのは気力がいるね~。(笑)
でも画材さえ広げてしまえばスイッチが入るので大丈夫。
問題は天気かな。
山頂で降られることはよくあるし、霧とかで画面が乾かないこともある。
荷物は極力減らしてるんだけど、携帯扇風機は必要かも。

糸遊

最近、大きめのパネルとロール紙を買い込み
いろいろ描いている。
大きめの絵が描きたくなったのは昨年5月の個展の中止を決めてからで
ベニヤ板に水張りした適当なサイズで何枚か描いたのだけれど、
すっかり楽しくなってしまって
100号いくぞ!っとパネルを買って水張りまでしたのに
手術してからエネルギーが足りなくなってそのままになっている。
やっぱり100は元気になってからにしよう。
真四角って楽しいかたちだなあ、と思って
ほどよく大きいS30 に年末から取り組んで先日やっと仕上がった。

糸遊 透明水彩 s30

大きい絵を描くのの何が楽しいって没頭できることかなあ。
もちろん小さい絵も没頭するんだけれど、物理的に視界いっぱいに世界が広がる感覚や
普通に時間がかかるかんじがなんだかよいんんだよね。
これは春の絵なんだけど、春にタイムスリップするというか
ふと我に返ったときに今が冬なのにびっくりしちゃう。(笑)
春にスケッチしてたときの日差しのまぶしさや虫の羽音、いろいろよみがえってくる。
気をつけなくちゃいけないのが、没頭しすぎて描きこみ過ぎないこと。
全体のバランスを見失わないこと。
時々ラジオ体操を入れたりしながら描いてます。

題名をね、春の陽炎ってつけようと思ったんだけど
念のためにググったら、陽炎(かげろう)って春の季語なんだそう。
つまり春の陽炎って「頭痛が痛い」とかみたいに意味が重複しちゃうかんじなのかなと。
でも陽炎って私にとっては夏のイメージが強いんですよね。
なにかほかの言い回しはないものかと調べたところ、あったんですよ!

「糸遊」

意味としては陽炎と同じなんだけれど、いとゆふ、なんとも可愛らしいじゃないですか。
こどものころにたんぽぽをつんで遊んだそのイメージにしっくりきます。
というわけで、糸遊と題名をつけました。
早く実物をご覧いただける日が来ますように・・・。

さて、体力も戻ったし100号とりかかりますか!

柚子を描く

リクエストのあった柚子を描きました。
うちに柚子の木はまだ若すぎるのか、あまり実がなりません。
いつかご近所に配るくらいなるようになったら良いなと思ってます。

今回はお皿もきちんと描こう、ということで
珍しく鉛筆で下描きをしました。
やればできるんです!(笑)
下描きしたほうが早く仕上がるような気がしてきた・・・
まあ、モノによります。

楕円をきちんととることと、歪みがないかくるくる回して確認すること。
これを辛抱強く繰り返すとちゃんと形はとれるはず。
多くの方が上から見下ろしたみたいなかんじの丸に近い楕円になるので
丸がどのくらい平たくなるか、ようく見てくださいね!

ところで毎年おいしい実をつけてくれる優秀な金柑が今年は全然ダメでした。
実はついたのですが熟してくれなかったのです。
毎年蜂蜜煮を作るのに残念!
絵にするにしてもいかにもおいしくなさそうで残念!
また来年ですね。。。