こんにちは!ご無沙汰しております。
やっと個展の事後処理が完了しました。
これからは次に向けての作品制作に邁進!
で、その前に今年もカレンダーができましたのでご案内いたします。
今年は描きおろしではなく個展用に描いたものとスケッチが混ざっております。
たんぽぽのスケッチは意外と暑い。可愛い顔してあの黄色は太陽の光をそのまま跳ね返してくる。冷気に閉じ込められていたエネルギーがここぞとばかり飛び出してきて陽炎のようにたゆたう。春の陽炎、という題をつけようとしたら「陽炎」というのは春の季語なのだそうだ。
でも陽炎だけだと何となく夏っぽいし・・・と探したところ、陽炎と同義語で「糸遊」という言葉があった。なんて可愛らしいひびき。子供のころに遊んだたんぽぽのイメージそのもの!というわけでこの題名に。たんぽぽって誰しも何かしらの思い出のある花だと思う。優しい気持ち、楽しい思い出、いろいろ紡いで下さったら嬉しいです。
春まだ浅い整備されきれていない登山道を登り、ガレ岩の谷を必死で登った先にほんのりと黄色い光が見えてきた。さらに登ってやっと見たこの夢のような光景。この感動を分かちあいたくて作品に。輝くような良い一年となりますように。
月に引き続き、福寿草。いかにこの場所のこの花に魅了されたかが伝わると思う。降り積もる枯葉の下はゴロゴロとした岩。この眩しい輝きはどこから来るのか。尋ねてもきらきら笑うだけ。祝福をあなたに。
なお、こちらの作品は軽井沢のフレンチ無彩庵池田さんが
お持ちになってますので是非いらして下さいね。
今年もアネモネがベランダで顔をもたげた。お庭の花々も一気に咲きだし、描きたいお花でいっぱい。浮きたつような3月の香りをおとどけできますように。
きらきらと眩しい日差しに誘われてお散歩へ。小さな虫たちも春風に浮かれてる。遠くから誰かの調子っ外れな口笛が小鳥の唄と混じって聞こえてくる。やっぱり春はいいなあ。
大木に絡まって上のほうで咲くことが多い山藤だけどこの木は倒れた桜にからまりちょうどスケッチしやすい場所に花開いてくれていた。固い蕾のうちから通ったけれど満開の時の雰囲気はまったく違う。そこに誰かいる気配を感じて何度も目を上げた。何度見てもそこには花がふっくらと風に揺れているだけなのに。
暑さにぐっと下げた日よけの隙間から火をともしたように見えた庭のノウゼンカズラ。烏揚羽が幻のようにひらりひらりと舞う。
誕生日のプレゼントにもらった球根から見事なダリアが咲いた。スケッチをしていたらベランダのスミレについた幼虫から蛹になってたツマグロヒョウモンが羽化したのでそれも描いた。羽化したての蝶は傷もなく動きもあまりないのでスケッチしやすい
真夏はいつもモチーフに困るからひまわりを植えようと思った。上品で小ぶりなひまわりは各株にひとつだけ渾身のお花をつけて枯れてしまった。花の予定と教室の日程が合わなくて教室に持って行けたのはほんの数本。来年はもっとワイルドなひまわりを植えようと思う。
教えてもらった場所にその花はあった。時間が早すぎたらしくまだ開いていない。
羊の刻に開くんだか閉じるんだかでヒツジグサというらしいが羊は2時くらいだそうなのでじる時間なのかもしれない。ちょっとお寝坊なその花は11時くらいに清らかな花びらを開きはじめた。オニヤンマやイトトンボが水面をつつき、キベリタテハがばさばさと音を立てて飛んでくる。ちいさなサンショウウオがほうと呼吸をしてまた水底にもぐってゆく。
倒木が彼らの舞台。ふかふかの苔の合間から顔を出す役者さん。鈴のような声で歌う
合唱隊。山に行くとこういう風景にも出会える。
りんと冷えた空気の中で紅いツルウメモドキは輝いて見えた。スケッチしていると時折小鳥がやってくる。目が合うと逃げてしまうから合わさぬようそっと見る。
ツルウメモドキがおいしいのかい。私はあとでヤマブドウをもらっていくよ。
昨年の12月の頭にちょっとした手術をした。入院は4日ほどだけど紅葉までに体力が回復するのか、それが心配だった。間に合った!紅葉が美しい期間は短い。何枚か失敗してやっとちょっと満足いくものが描けて、よしもう一枚と翌日出かけたけど・・・もうすっかりちりちりになってしまっていた。
以上、13枚つづり A4サイズ壁掛けワイヤー型となります。
価格は税込み¥2,200‐となります。
ポストカードセット(¥1,320)もあります♪
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どうぞよろしくおねがいいたします!!!