山は厳しかった・・・


6月、梅雨真っ只中のころ、
プール仲間たちと北八ヶ岳の
苔ときのこの楽園に行ってきました。
白駒池のまわりはこんもりとした
美しい苔の名所。
そこからにゅう、という山に登り
中山にまわり
また白駒池に帰ってくる、という
計画では早朝出発し
昼ごろに終わる予定でした。

苔は本当にすばらしかった!!!
うっとりするような眺めで
様々な種類の苔が美しいグラデーションを作っています。
木の幹や倒木
地面にもこんもり!
苔図鑑を片手にもっとゆっくり眺めていたかった。

・・・とここまではよかったのですが
なんせ私たちはスイマー。
重力には弱いのです。
岩ごろごろの急な山道(登りも下りもすごかった!!!)に悪戦苦闘。

え・・・どこが初心者向けなんですか・・・?

今まで登った山はシニアのベテラン登山者と行きかうことが多かったのですが
ここは若者ばかりでした。

結局白駒池に戻ったのは5時すぎ。
11時間も歩き続けたのでした。

きつかったね~。
でもみんなほんとによくがんばりました。

頂上のほうではイワカガミが満開で描きたかったけれど
そんな余裕はありませんでした・・・><

そして帰ってきてからすぐに
忘れないうちにと描いたきのこと苔。



きのこ苔の森(F4水彩)

この白い花もたくさん咲いていました。
帰ってから調べたところ
オサバグサ、というらしいです。
可憐で苔とよく合います。
きのこシーズンには少しはやかったのか
種類はそれほど見られませんでしたが
クヌギタケのつややかさが見事でした。

この翌週に梅雨が明けてしまったので
いちばんいいときだったかもね。

こんどは白駒池だけでいいかも・・・

オサバグサ(筬葉草)
学名: Pteridophyllum racemosum
科名:ケマンソウ亜科本種のみでオサバグサ属
分布:日本特産。
   本州の中部地方東北地方に分布
   亜高山帯針葉樹林の林床、林縁にまれに生育する。
開花期:6-8月

葉の形がシダ類に似、機織の筬(おさ)に似ていることからこの名がついた。

花言葉:「純粋な人」

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梅雨が戻った?きのこの季節、到来?!


戻り梅雨というの?
しっとりしたお天気が続きます。
湿気があって蒸し暑いのですが
風があるのでいくぶん過ごしやすい千葉です。

場所によっては
大雨で大変なところがありますね。
今年はなんだか気候がおかしいようです。
どんな夏になるんだろう?

みなさま、気をつけてお過ごしくださいね。

こう雨が続くと期待できるのがきのこ

このスケッチは梅雨明け前のものですが
またきのこチェック、行って来なくちゃね。



テングタケ(F4水彩)


神様のいたずらとしか思えないかわいらしさ。
作り物のようなのがぽこんと出てました。
心ときめきます♪

きのこはいいんだけど
蚊がすごいので
きのこチェックは蚊取線香必須です。
そして長袖長ズボン!
とても見られたかっこじゃないです(笑)
虫除けなんて効きませんからね~。
あっつい!

ところで今日もリンクを貼り付けておきます
カトラさんに聞いてみようシリーズ第2弾!
スケッチブック編です。
後半はかなり偏ってますが
わたしの使っているスケッチブックについて
お話してます。
お気に入りもどんどん変わるんですよね。
昔はコットン紙を使いこなせなくて
あんまり好きではなかったのですが
慣れてしまうとコットン紙じゃないと描きづらい!ってなってます。
なので今はこうなのね、くらいに聞いておいて下さい。

わかりやすい、と好評です♪

こちらからどうぞ!

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ワークショップの余波とカレンダーの報告ぼちぼち


関西方面に遠征に行ったときにであったきのこ、ヌメリイグチ。
おいしいらしく、案内してくださった地元の方が
ほくほくと持って帰っていった。

たしかにいかにも美味しそうですな。



ヌメリイグチ(SM水彩)

ところで先日の平左衛門さんでのワークショップは
楽しかった、とのお声が多くて
本当にうれしいです♪

なによりお天気に恵まれましたしね。

で、作品の写真、こつこつと集めています。

まだ作品写真をわたしに撮られていない方
次回もってきてくださいね~!

この動画の中に入れます。

一応限定公開で
ここのボタンをクリックした方のみ見られるかんじです。
こちらをクリック

ところでゆうべ、やっとカレンダーの再編集が終わり
印刷屋さんに原稿を送りました。
あと1週間ほどで仕上がってくると思います。
ご注文いただいた方にはそのあとお送りしますので
気長にお待ちくださいませ。

総選挙(笑)で選ばれた12枚の絵ですが
それぞれに思い入れがあります。
そんなこんなを語ってみようかなとおもいます。

まずは1月。

山茶花。

冬の花の定番。
今日蕾をいっぱいつけている木を見かけました。
もうすぐ咲き出しますね。



山茶花(F8水彩)

これ、この絵を描いていたときの写真です。
すごい咲きっぷりでしょ?
雨が降りそうなどんより曇り空の日で
寒い時期なんだけれど生暖かい風が吹いていました。
時折メジロの団体がやってきて
ちいさなくちばしを花芯につっこんで蜜を吸います。
かわいい1団が行過ぎてこんどはヒヨドリが乱暴にばさばさと蜜を吸います。
騒がしい小鳥の声、雨の前の生ぬるい風
雨が降ったらしんしんと冷えるであろう予感
そんな空気の漂うなかでのスケッチでした。

2018年カレンダー、A4サイズ(タテ)1部¥2,300-

気になる方は以下のボタンをクリックすると
連絡フォームに飛びますので
お気軽にお問い合わせください。

こちらをクリック


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ヌメリイグチ(滑り猪口)
学名:Suillus luteus (L.:Fr.) S.F.Gray
科名:ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属
時期:初夏から晩秋にかけて
環境:アカマツ・クロマツなどの二針葉マツの林内
分布:北半球の温帯以北(二針葉マツ類が分布する地域)に広く産する

一度茹でこぼしてから、調理するキノコだが
多く食べると稀に軽い消化器系の中毒症状がでる事があるので、その点には注意が必要。
食べ方としては、ヌメリイグチの強いヌメリを活かした汁物や和え物などのナメコと同じような調理法がおすすめ。

遠征の成果!カバイロツルタケ スケッチ動画もね♪


遠征から帰ってきてだいぶ経ちます。
やっと動画1本編集できた~!

YouTubeの仕様が変わってしまって
動画をつなげるのができなくなっちゃったのですね~。
せっかく慣れてきたのに・・・・><

とりあえず1本撮りのを早回しで音楽と字幕をつけてみました。

おととい生徒さんから

「YouTubeの見方がわからない!」

と言われたので念のためご説明を・・・

この黄色いボタンクリックするだけ!
ですよ!

カバイロツルタケのスケッチ動画

ね?
超カンタン!

見てくださっている方からはご好評いただいていますので
ぜひ!
ご意見もお待ちしております。
チャンネル登録すると
わたしがアップした時点で見られるようになります。


昨日今日とお教室に行ってみて、
生徒さんが動画を熱心に見ていてくださっているのにほんと、感動しました。

一人で撮って一人でアップしているもので
直にお教えするのとちがって手ごたえがないんですよね~。

わかりやすかった、とか描いてみたくなった、とか
言っていただくとやってよかった!と思います。

いろいろなご都合で通えなくなっちゃった方もいらっしゃるので
そういう方にもお届けできたら、と思います。

ところで
お山に行ったり
軽井沢スケッチツアーの調整をしたり
カレンダーを作ったり・・・
バタバタしてる間に募集をおろそかにしていたこちらの企画

なんと、今日時点で4人しか集まっていません・・・

これね~、軽井沢の練習のつもりだったんですけど
意外とみなさん軽井沢申し込んで満足しちゃったようで
あと体力温存?のため行きません、とかね(笑)
軽井沢と両方お申し込みの方はお一人だけ・・・

でもこの人数でしたら、わたしも一緒にゆっくり描けるので
まあよいかな、と。

一緒にゆっくり描きたい方はご一考ください。

実は値段設定間違えていて
前回午前中だけで2000円だったんですが
今回一日で2000円・・・
1500円はランチ代ですもの。
今後はこのお値段ではやらないと思います。

現地集合、10時からです。
東武アーバンパークライン(野田線のほうが通りがよいよね!)運河駅 すぐ近くです。
駐車場もありますのでお車でもOK!

こちらをクリックしてお気軽にお問い合わせください。

金曜日から始まる取手カルチャーの短期講座も埋まりつつあります。
まだギリ間に合います。

さすがにカレンダーにする絵はプロにおねがいして撮ってもらってますが
ブログにアップするとか
ちょっとハガキにするとかは自分で撮影してます。

あとは20分スケッチ、みたいにハガキサイズに絵を収めるって意外と難しいんですよね。
そういったコツも伝授!

短期講座のお知らせ

ご参加お待ちしております!

カレンダーの製版でバタバタしていて
動画もブログもサボりがちですが
広い心で。。。よろしくおねがいします。

Fさん、リクエストのコスモス、
もうちょっと待ってね~~!


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カバイロツルタケ「樺色鶴茸」
学名:学名Amanita fulva
科名:ハラタケ目テングタケ科テングタケ属
時期:夏から秋
環境:ブナ科やマツ科などの生えた地上に発生

ツルタケの変種ともされる。色が樺色ということ以外はツルタケと外見の特徴はほぼ同じ。
生食は中毒を起こすが、味はまろやかで加熱すれば食用として美味であるという。汁物、炒め物などに向く。

ひさびさのきのこと短期講座のお知らせ


先週、雨が続いたあとに
いつもの森に行ってみました。

きのこでてるかな?

と・こ・ろ・が

意外ともうだいぶ終わっていて
泥に汚れたシロハツはやたらと出ていたのですが

朽ち果てたムラサキヤマドリとか
開きすぎてビロビロになったベニタケとか

・・・

そんなかんじでした。

多分、あと3日早かったらよいのがあったかも。

そんな中見つけたきれいなフクロツルタケ。

きのこのタイミングはなかなか難しく
毎年出るところでも
いつ出るかは
きのこの気分しだいです。

そんなところも魅力のひとつかも。

この日は初めてビデオカメラを手に入れて
初めてお外で20分スケッチをしたのですが

なんと

操作を誤って
全部消してしまったのでした・・・

がーーーーーん。

ここにアップするのはきのこじゃないけど
ベランダでよい香りをさせていたこの子の20分スケッチ!

20分スケッチvol.7

vol.5、飛ばしてませんでしたね。
よしよし、ちゃんと順番どおり来てる!

時間のない方のためのクイックバージョン
vol.3

20分スケッチクイックバージョン3

ところでひとつお知らせを!

10月~12月 取手のボックスヒルにある
取手カルチャーセンターで
短期講座を開きます。

せっかく素敵に水彩画が描けたのに
葉書に印刷してみたらイマイチだった・・・

そんなことはありませんか?

この講座では

10月6.20日水彩画のレッスン

11月17日(3日は祝日のためお休み)作品を写真にとってパソコンで加工するレッスン
     *集まったメンバーに合わせます。必要ない方は水彩画レッスン。

12月1.15日葉書に描くレッスン

といった具合に
年賀状を視野に入れた
水彩画でオリジナルの葉書を作るための講座です。

ちいさな葉書に収めるって
意外と難しいんですよね・・・
ちょっとしたコツがあります。
ぜひ一緒にやってみましょう!

詳しくはこちら

お値段のところなんですが
2回分(ひと月)のお値段が表記されていますが
これは短期講座で5回なので
全部で\11,880-となります。

それに入会金\4,752-が加わる・・・・のです

9月はキャンペーンで半額!だそうです。

しかも私の紹介だとそれが

大きな声では言えませんが・・・

 せ・・・せん・・・はちじゅう円

になりますので

受けてみたい!という方は私のほうにご連絡くだされば
お得に入会もできます。

私のほかの講座を受けてる方も大歓迎です!
せっかくの作品を年賀状にしたとき
がっかりしたことありませんか?
今年こそご自身の作品の魅力をしっかり出した葉書を作りましょう!

この取手カルチャーさんは
取手とついてますが
全国展開しているそうです。

柏の葉のららぽーと新館にも数年前から入ってますね。

いちど入会するとどこの店舗でも
講座が受けられるそうなので
ここで入ってしまえば超お得!かも。

絵画だけではなく、スポーツ系、語学などの教養系、音楽や子供向けの教室など
バラエティーに富んでます。

こちら
でいろいろ見てみてくださいね。

入会金をお得にして申し込みたい方はこちらにご連絡下さい。

私から紹介させていただきます♪

こちらもよろしくお願いいたします。

2018年カレンダー総選挙~~!
ご参加いただいた方にはカレンダー300円引きチケットをお送りいたします。

投票の際の注意点です。
画像の右下に虫眼鏡マークがあって画像を拡大できるのですが
そのときに虫眼鏡マークからずれてしまうと投票になってしまって
次の月にいってしまいます。。。!
おもってたのとちがうのに投票してしまったら
一度投票画面を閉じてもういちど初めからやり直してくださいね。

あと、逆に虫眼鏡のところを押しただけだと
次の画面に進めませんのでしっかり作品をクリックして下さいね。

なお9月20日〆切とさせていただきます。

中間報告はこちら

ご参加お待ちしております!
2018年カレンダー総選挙 参加はこちら


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フクロツルタケ「袋鶴茸」
学名:Amanita volvata (Peck) Martin
科名:テングタケ科 テングタケ属
時期:夏から秋
環境:ブナ科樹木の林内地上

以前は、食毒不明のきのことしてあつかわれていたが
奈良県で、このきのこによると思われる中毒死亡例が報告された。
それ以降は猛毒のきのことしてあつかわれている。

傘ははじめのうち鐘型で、最後にはほとんど平らに開く
。傘表面の色はほとんど白色から茶褐色まで変化に富む。
この表面に淡褐色の小さなウロコ状のささくれが付着する。
さらにつぼの破片が付着する場合もある。
ひだは柄に離生し、はじめは白色だがしだいに淡い褐色となる場合もある
。柄はほぼ白色で傘と同様のささくれにおおわれる。
つぼは大きく白~褐色で袋状。
つばはない。

久々のきのこと水溶性鉛筆と


秋のもの、と思われているきのこですが
実は夏に出るものも多いのです。
ただ、今年の夏の始まりは雨がとても少なかったですよね。
梅雨らしい日があまりありませんでした。
なのでいつも出る夏のきのこが全然なく、
とってもさびしい思いをしておりました。

・・・が、梅雨が明けてからなんだかぐずついたお天気が続きます。
すると

こんなん出てました!

ちゃーん!

ヤナギマツタケ!

どこにでもあるような茶色いきのこに見えるでしょ?
わたしは初めて見ました。
意外と都会派のきのこらしいです。
そしておいしいそうです。

・・・が食べてません。
ちょっと古かったのでした。
胞子の色が茶色いようで
茶色くくすんでたのと、なんだか乾いていて
あんまりおいしそうではなかったんですよねー。
でもきのこに詳しい方(Iさん)によると
これぐらいのを食べて、歯ごたえがあっておいしかったそうです。
・・・がーん。

*野生のきのこはちゃんとわかる方にみてもらってくださいね。
むやみに食べてはいけません!

今日は特に変わった技法は使っていないなあ。
きのこを描きたいっ!って方がたくさんいるとも思えないしね。(笑)

でもひとつ画材を紹介しましょうか。
わたしの教室にいらしてる方ならよくご存知の水溶性鉛筆
ファーバーカステル グラファイトアクエレル

リンクがAmazonになっちゃったけど
ファーバーカステルのホームページに載っていない・・・
たしか1本270円くらいだったかな。
最近この鉛筆にハマっています。
この絵でいうと鉛筆の線かな?ってとこはほとんどコレです。
乾いているところに描くと普通の鉛筆(ただし練りゴムで消えにくい)ですが
絵具を塗ってまだ乾いていないところに描くと
とてもきれいな黒が出ます。
これもカッターできんきんに尖らせて鋭い線を使うのが好き。
写真だとわかりづらいですね・・・
きのこときのこが重なっているところとか
切り株の皮の陰とか
ちょっときりっとさせたいところに使ってます。
切り株の黒い色もこの鉛筆を水でのばした色だったと思います。
黒なんだけれど、ちょっとグレーっぽいっていうかね・・・
なにしろきれいな黒です。
HB~8Bですが、別に全部そろえる必要はなくて
わたしは2B,4B、6Bくらいをもっています。
4B6Bを主に使っていて
ちょっとカチッとさせたいところは2Bを使う感じ。

柏近辺の方はいしど画材
さんで取り扱っています!

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ヤナギマツタケ(柳松茸)
学名:Agrocybe cylindrica
科名:モエギタケ科(以前はオキナタケ科とされていた)
環境:ハコヤナギ類、カエデ類、ニレ類などの広葉樹の枯れ木や生木の腐朽部に発生。
時期:初夏
食毒:食

公園の植木や街路樹など身近なところに発生することも多い。
自然界では傘の直径5〜15cm、柄の長さも10 cm前後となり比較的大型の子実体を形成する。

PPAP!


いかにも毒があります、といった真っ赤なきのこ。
でもこれは食べられる。
タマゴタケ。
大きいし見た目も派手なので
見つけるとなんだかとってもうれしいのだけれど
独特の香りがあっていまいちおいしくないような・・・
好きな人は好きなのかな?

ちょっと前のスケッチより。

しばらくさぼってたブログ。
だいぶ時間がたってしまったけれど個展のときのおはなし。

雪の日の翌日、東武デパートでお世話になった画商のTさんが来てくださった。
もうデパートはやりません、と言い出してはや2年。
それまでに4回くらいやったんだっけ?
いろいろ工夫したけれど、毎回ほとんど売れず、鳴かず飛ばずで
Tさんが自腹を切って作品を買ってくれたことも1度だけではなかった。
デパートでやるといろいろのっかってしまうので
高額になってしまう自分の絵を
買ってくださいと押すこともできず
つくづくTさんにはご迷惑おかけしたとおもう。

きのこだらけでとても売ることなど考えていなさそうな展示を見て
最初の一言。

「美香ちゃんはピコ太郎にしたらいいのよ。」

・・・は?
ピコ太郎って、あのパンチパーマで踊ってる・・・?

「ちがうの。あれはパンチパーマじゃないのよ。よくみたらショートカットなの。
 あと、豹柄の服着てるとおもってるかもしれないけど、あれは蛇柄なのよ。」

・・・はあ。

大きな目をくりっとさせてこれから紀伊国屋に予約してある
ピコ太郎のDVDを買いに行く、と語るTさんはべつにふざけているわけではなく
ほんとうにピコ太郎のファンであるらしかった。
彼女はなかなかに変わっていてつかみどころがない。

以前
「わたしね、この仕事引退したらシュークリーム屋さんになりたいの。」

と語りだしたことがある。

「シュークリーム大好きなのよ~。」

いまどき小学生の女の子だってこんなこと言わない。
でも本気である。
イッセイ・ミヤケのプリーツスーツをバシッと着てるTさんも素敵だけれど
かわいいエプロンと三角巾も意外とにあうかもしれない。

で、ピコ太郎のココロは?

「これからはセルフプロデュースよ!」

あ、そういうことですか!

「別に見放した、とかじゃないのよ。
 好きなようにいろいろ企画してやっていったらいいと思うの。
 わたしはデパートしかできないから、もしデパートでやる気があるならいつでも言って。」

それからデパートがどんどん閉鎖されていってる話になり
池袋の大手のデパートの一部がニ○リの店舗となる予定だという驚きの情報を教えてくれた。
デパートの今後は厳しそうだ。

見放された感はあったけれど
なんだかほっとしたような
そうか、自分でいろいろ企画したらいいんだ、という気づきもあったりして。

その日は次の企画をいろいろ考えて
わくわくしだしたのであった。

・・・が次の日
Tさんからお電話。
「カレンダー、とてもよいわ~!
 これ、大きくならない?
 松屋さんに企画もってってみようとおもうんだけど。」

前日にお渡ししたカレンダーを見てくれたらしい。

え、でも水彩画ぜんっぜん売れなかったですよね。
来てくれた方からの評判はよかったけど
みんな、これはどうやって描くんですか、とか
まねしたい、とかいう方がほとんどで。
こういう絵を描きたいという人はいても買いたい人はいなかった、っていうか・・・

「だから大きくしちゃうのよ。
 これは描けないな、ってくらいに。」

そういうもの?
どうなんだろう?

とりあえず
よろしくおねがいします、といってしまった。

結局わたしはデパートはあんまり好きじゃないけれど
Tさんとお仕事したいきもちはあるんだよね。
ほんと、おもしろい人。
もしも企画が通ったら銀座の松屋さんで水彩画展・・・かもしれない。
通らないかもしれない。

それとは別にミカ太郎、来年はまたいろいろ企画しますんでよろしくおねがいします!

・・・そんなこんなでもしもデパートでやることになれば
値上がり必須の水彩画、今日から5日間、40%引きで出してます。

松葉町のセレンディピティで月に2度水彩画教室をやっているのだけれど
もろもろの事情によりいったんお店を閉めることとなりました。
そこで、今日20日~25日、お店の商品を20%~50%OFFでセールすることに!
置いていただいていたわたくしの水彩画も40%OFFになります。
あっというまに生徒さんが買ってくださったので
ちょこっと足しておきました。
あんまりたくさんではありませんが
お近くの方、のぞいてみてくださいね。
わたしがよく着ていてほめられる手編み作家の大越章子先生のセーターも20%OFFだそうです。

ケヤキ並木を通って松葉町2丁目のサンドラッグのところをしゅっと入り
左手、お花屋さんの隣です。

セレンディピティ TEL: 04-7140-8933

タマゴタケ
学名:Amanita hemibapha
科名:テングタケ科
環境:広葉樹、針葉樹の林の地上に発生。
季節:夏~秋

見た目は毒キノコのようですが、実は食べられる美味しい食用きのこ。
しかし、外見の特徴が毒キノコのベニテングタケにやや似ている為
食べる場合には誤食への注意が特に必要。
ツカの根元部分にあるタマゴ型のツボが特徴的なキノコ。

ありがとうございました。


個展も終わり、日常業務に戻りつつ
後始末しつつ・・・とちょっぴり忙しくすごしております。

たくさんの方に来ていただき
楽しい時間を過ごし
おもしろいことも多々ありました。
またおいおいブログでご紹介していこうと思います。

このブログをご覧になってきてくださった方も少なからずいらっしゃいました。
ありがとうございます。
お会いできてうれしかった!
応援してくださった皆様にも感謝です。

スケッチは描きかけのモエギタケ。
描いてるうちに日が暮れた。

モエギタケ
学名:Stropharia aeruginosa
科名:モエギタケ科
環境:さまざまな木の林の中に生育しており、特に広葉樹林の地上に群生している事が多い。
季節:夏~秋

カサの直径が2~7cmほどの大きさのキノコで、表面には強いヌメリがあり、色は青緑色。
しかし、雨などにうたれて粘液が落ちてしまうと色は淡い黄色に変色する。
カサの周辺には白色をした綿毛状の鱗片が見られる。

モエギタケは有毒とされている事も、食べられるとされている事もあり、
詳細が不明なので、基本的には食べない方がよいと言える。

いよいよ・・・


いよいよ明日が搬入日となりました!
ゆうべは2時過ぎまで描いてましたが
やっぱり納得いくまでじっくり描きたい、ということで
来年の個展に持ち越すことにして
今回はあきらめます。

全24点、明日展示して写真撮ってきます!

今日アップするのはちょっと前に描いたアカチシオタケ。
ちびっこながらとってもきれいでかわいいきのこ。
冬眠前のアマガエルがゆっくりと跳ねてきた。

秋の日は早く
お天気もイマイチだったのでどんどん暗くなってきてしまい
ほかにも描きたいきのこがあったのに
間に合わなかったのがとっても残念。

さて、今晩もよく泳いだし
ゆうべのぶんもゆっくり寝て
明日にそなえるとしましょうか。

木下美香個展
代官山のUPSTAIRS GALLERYにて11月23日~28日

よろしくお願いいたします。

アカチシオタケ(赤血潮茸)
学名:Mycena crocata
科名:キシメジ科 クヌギタケ属
季節:秋

広葉樹の倒木上などに発生。
カサやその裏側のヒダの部分に傷をつけるとオレンジ色の汁が出るという特徴がある。
チシオタケと同じく毒はないとされているが
全体的に肉がついておらず味も美味しくない為、食用にされる事はないようだ。
乾燥した風に当たるとすぐに縮んでしまうので、 雨の降った後などがみつけるチャンス。

おいしいきのこさん


今日も抜けるような青空が美しいきらきらのお天気!
空気はからっとしていてとっても気持ちがよい。
お外にスケッチに行きたい気分でいっぱいだけれど
実は個展が近いので閉じこもり中。
ここでも作品を少しずつアップしていきますのでよろしくお願いいたします。

今日アップするのはまたまた日和田でのスケッチ、オオツガタケ。

頭に乗っけた葉っぱがかわいかったので
そのまま描いちゃった。
狸さんが化けてるみたいでしょ?

これはとってもおいしいきのこ。
傘の外側の白い膜がいちばんわかりやすい目印。
といっても雨で落ちちゃってることもあるんだけれど。
これととてもよく似たきのこで
クリフウセンタケ、というのがあり
オオツガタケより若干小さめですぽっと抜くと柄の根元がぷっくりしている。
オオツガタケのほうはすらっとしてる。
まあどっちもおいしい♪ので
まちがえたとしても大丈夫~。
絵の道具があるので荷物が多く
(途中でりんごも買っちゃったし)
あまりたくさん持って帰れないのが残念だけれど
家族分は採って帰り、ホイル焼きで食べた。
うまうま♪

オオツガタケ

学名:Cortinarius claricolor var.turmalis
科名 フウセンタケ科
季節:夏~秋
環境:ツガやマツなどの林内の地上に発生。
分布:北半球の温帯から北の地域で、海外でもしばしば姿を見る事がある。

カサは直径が4~8cmほどで、幼菌時は球形、成長するに開いていき、饅頭型になり
最終的には平らになるまで開く。
色は黄褐色~橙褐色で、成長したものは幼菌時にあった外皮幕の名残として
フチ付近は白っぽくなっている。
湿気のある場所ではヌメリ気を帯びている。
クセがなく、歯切れが良いので色んな料理に合いやすい。