10月の個展に向けて

コロナの感染者がとめどなく上がってきてますが
10月20日~26日、銀座松屋さんの遊びのギャラリーで個展の予定です。
皆さんにぜひ来てほしいと強く言えない状況ですね・・・
でもこのコロナで遠出ができない皆さんの癒しになればと
身近な花々から遠く山登りをしないとみられない素朴だけど美しいお花までずらっとそろえる予定です。
秋なんだけれど、春のお花が多いかな。
とりあえずタンポポさん。

糸遊 水彩S30

春の陽炎、って題名にしようと思ったんだけど、調べたら陽炎ってもともと春の季語らしい。
てっきり夏だと・・・
だから春の陽炎って「頭痛が痛い」な二重に同じこと言ってる感があるわけですね。
でも陽炎ってのもなんだかしっくりこなくて調べたらありました!いい言葉が!
それが「糸遊」で陽炎と同じ意味なんだそうで。
言葉の響きも字も可愛らしくてたんぽぽにぴったり。

その糸遊シリーズ。

糸遊 水彩F4
糸遊 水彩15×15cm 
糸遊 水彩15×15cm

スケッチと作品はちがうので、その辺も見ていただけたら嬉しいです。
このブログにはどっちもあげるけど、数的には圧倒的にスケッチのほうが多いからね…。
そういうものなんです。
たくさんたくさんスケッチをしてそこから生み出すものなので
スケッチのほうがずっと多いんです。
特に私のような不器用なやつはいわしがたくさんたくさん卵を産んでいろんなものに食べられながらその一部だけが大人になるように、ほとんどのスケッチは押し入れで肥しになってるんです。
もっと成長率上げていきたいとは思ってるんですけどね。
魚は厳しいな・・・
せめてうさぎくらいには。

ダリアと紅茶色の薔薇で渋めの水彩画

大好きなお友達からもらったダリアの球根。その名もヘラクレス!

あのギリシャ神話の英雄、ヘラクレス!

すくすくと伸び、ぶっとい茎から大きな蕾が付き、立派なお花が咲きました。

これが不思議な色なんですよね。オレンジといえばオレンジ。

茶色がかっているような紫がかってるような、光線によっては金色にも見えます。

ちょうど一番花が咲いた同じ日に咲いたジュリアというミルクティのような色の薔薇と組み合わせて描きました。

ヘラクレスとジュリア

またちっちゃな蕾がぐんと伸びてきました。

一番花よりだいぶ小さいけれど楽しみ♪

こういう小さな楽しみってほんと、大事。毎日暑いし、コロナもどんどん広がっていていろいろ憂鬱ですが、今できることをひとつひとつやって、睡眠をしっかりとって美味しいもの食べて、とにかく健康に夏を乗り切りましょうね。

ひまわりを描く!2021

去年はとても暑い夏で、7月8月はお花があまりなく、モチーフに困った。

そうだ!ひまわりを植えよう!

ひまわりって暑くても長いこと咲いてくれそうだし、枝分かれして咲くやつなら沢山モチーフとして使えそう♪お店で買うひまわりはなぜか葉っぱがもぎ取られているので、それもなんだか気に入らないし。

そう考えた私は春に種屋さんでひまわりの種を買った。アドバイスを2ついただいた。

八重桜が咲く頃に植えるように、というのと時期をずらして植えると長く楽しめる、というものだった。

ひとつめのアドバイスはもちろん守った。ひまわりというのは随分ゆっくりと植えるものだなぁと思いながら。けれど一袋にそれほど沢山の種が入っていなかったので「まあいっか!」といっぺんに全部植えてしまった。

そしてすくすくとひまわりは育ち、教室のない週にいっぺんに咲きましたとさ。

あーあ…(*´Д`)

ナツノヒ F4水彩

とりあえず描こう。そしてお花を切ればまた新しく枝分かれして蕾が付くかもしれない。と、種用に2本残して切ってしまいました。

いちばん最初に切った茎からは2本の蕾が上がってきたので、また咲くと思う!みんな、待っててねっ!

けどね、種はまだ小さい柔らかいやつを雀が食べてるっぽい…。いくつか残しておいてくれるとよいな。

ところで、このところ動画のアップが滞ってますが、前に水をかけてしまって壊れちゃったノートパソコンの代わりに買った安いパソコンのスペックがあまりに低く、動画編集にめっちゃ時間がかかったり途中でフリーズして消えちゃったりさんざんだったのですが、とうとうYouTubeへのアップも途中でエラーになってしまうようになっちゃいました。編集した動画がちゃんと保存できていないようなかんじですねー。このごろはあまりにいろいろ遅いので、このブログもスマホでアップしてます。ブログくらいならなんとかなりますが、もろもろ不便。仕方ないので新しくパソコンを買うことにしました。

なので、動画は新しく来る予定のパソコンでアップしますのでこちらもしばしお待ち下さいね。慣れるまでまたしばらく大変そうだな(汗)。

山でスケッチ

山の上にはとんでもなく美しい景色が広がっていて
可愛いお花も咲いていたりいなかったり。
いつか山でスケッチしたいと思いながらも
山登りするだけでいっぱいいっぱいで
スケッチする時間が持てないのが悩み・・・
いつか、いつか、と思ってましたが
いつかとおばけってのは大体来ないんだよね。
ふと気が付くとけっこう良き年になってるし
去年はまさかの手術もしたし
ほんと、人生いつ何があるかわからない。
やりたいことはやりましょう、ということで
行ってきました!


きつかった・・・

でもこれ見ちゃったらねえ。
一面の福寿草。
鹿はこれ、食べないらしいですね。
よかったよかった。

キラキラと輝いてました。

でもね、やっぱりヘロヘロなんですよ・・・
なので1枚がやっと。
それに咲いている時間も短くて、昼頃着いたのですが2時ごろには閉じてきちゃいます。
もっと早く登らねば。

で、翌日は早く出たのですが、靴擦れができかけたり
なにかが足に当たって痛くなり、2回も靴を脱ぐ休憩が入ってしまったのと、
初日のルートがあまりにきつくて道も悪かったので
迂回路を通ったこともあり到着時間はあまり変わらず・・・

まあそれでもちょっとは長く時間をとれたので
広角スケッチができました。
これをどう作品にしようか思案中。

そうそう、ここでひとつお知らせを。

個展が決まりました~~~!

2021年10月20日~26日
銀座松屋さん 遊びのギャラリーです。
憧れのギャラリーでやっと個展ができることとなり
心から嬉しい。。。。
これもひとえに前回の特別室での展示にお運びくださった皆様
応援してくださった皆様のおかげです。
生徒さんにはどれだけ支えていただいたかしれません。
松屋さんのスタッフの皆様の温かいお心遣い
二人三脚で突っ走ってくださった画商のTさん
ずっと支えてくれてる古巣のいしど画材さん
心から感謝してます。
私一人ではほんとなんにもできないのよね。
ただただ好きなスケッチを描き溜めて終わってそうwww
今回はこの描き溜めたスケッチから濃ゆいエキスをぎゅぎゅっと絞り出して
ちいさな花々やきのこたちや野山の美しいものたちの世界を
体感していただけるような展示にしたいと思っております。

あともうひとつお知らせ。
桜の開花宣言が数日前に出されましたね。
東京の開花宣言は標準木の花が5輪開けば出されるそうです。
その木がどこにあるかご存じでしょうか?
そう、靖国神社です!
その靖国神社の中にあるお店で取り扱う一筆箋のイラストを担当させていただきました。

4柄が7枚ずつ入っております♪

表にも裏にも柄があります♪

ここの桜は素晴らしいそうですね。
桜の時期に間に合わせていただいて嬉しい。
今年はお花見は自粛しなければいけないかもしれませんが
通年置いてくださる予定ですので、もし行かれることがありましたら
ぜひお手に取ってみてくださいね。
そして「あ~この柄のクリアファイルとかあればいいのに!」
とかつぶやいてみてくださるとうれしいですwww


今日もいただきもので


蕾のついたカトレアの鉢をいただいた。
持って帰る間につぶしてしまったのかと慌てたけれど
カトレアの蕾はもともと上がぺこっとへこんでいるらしい。

桜がどんどん咲いてきて焦る~~。

明日は早起きしようっと。

カトレア
科名:ラン科
学名:Cattleya
原産地:中央~南アメリカ
開花期:種により異なる

中央~南アメリカに分布するランの仲間。
分類の仕方によって数は異なるが、野生種は40種~80種ある。
木の幹や枝、岩の上に根を下ろして生長する(着生)。
肥大する茎、厚みのある葉っぱ、太い根、など普通の草花と比べるとやや違った姿をしている。
人の手で掛け合わせて作られた品種が膨大にあり、花の大きさや色は多岐にわたる。
19世紀の初め、ブラジルで発見された株がスコットランドの植物園に送られたのが発端とされる。
さらにその株がカトレイという人物に渡って開花したのが世の中に広く知られ
カトレイの名にちなんでカトレア・ラビアタの名前が付けられた。
ブラジルからヨーロッパに植物を持っていく際、輸送中の傷みから植物を守る緩衝材(パッキン)にカトレアが混じっていて、
それを育ててみると美しい花が咲いた。それがカトレアの発端である、と言うエピソードがあるが
イギリスの本に掲載された作り話が、広まってあたかも本当の話のようになったとも言われている。

花言葉:「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」


木下美香個展
は4月27日~30日
ワークショップ、27日は残りわずか、28日は満員となっております。

夢のような


今年最後の絵手紙教室も昨日終了。

今日は久しぶりのお休みだったのであれもこれもやりたいと欲張りすぎて
結局なんにもすすまないという一日をすごしてしまった。

今日アップするのは個展中、雪の日に描いた一枚。
とっても素敵なお花をいただいて
1日それを描いていたのであった。

なにもない日だったら雪の中に咲く山茶花とか描きに行きたかったな。
朝起きたときは雨だったのに
みるみる大粒のぼた雪に。
心配する必要もなくあっという間に消えた雪。
ほんとに夢だったんじゃないかとおもうくらいの
不思議なお天気だったよね。

つめつめ・・・


ご無沙汰しております。

個展後、つめつめにしてあったお仕事やらお遊びやらで
バッタバタ!!
ようやく山積みにしてあった絵の整理も済み
カレンダーのご注文ぶんの発送も済み
ひといきついて日付を見たらもう10日!
今年ものこすところほんのわずか。
このまま走り続けるしかない!

そんなこんなで気が抜ける間もなく
おかげさまで風邪ひとつひかずにいる。

スケッチに行く時間もなくすごしてたので
絵がかきたくて仕方ない。
ずいぶん寒くなってしまったけれど
来週はちょっとはできるかな?

今日アップするのは
茂原のお山から持ってきていただいたノササゲ。
なんてきれいな鞘のいろ。

さて、明日は月に一度の絵手紙講座
オーロラ色紙というとてもきれいな色紙を使って
お正月に飾れる絵を描きます。
アヤメと水仙と薔薇を購入。
あとは山茶花とセンリョウをお庭から持っていくよ~!
ば~んと豪華に描きましょ!

ノササゲ(野大角豆)
学名:Dumasia truncata
科名:マメ科ノササゲ属
分布:本州~九州の山地の林縁など
花期:8~9月 *実は晩秋に裂開して黒紫色の径5mmほどの球形の種子を出す。

「ササゲ」という名はマメ果が最初は上向きになるので「捧げる」から転訛したというのが一般的。
野に生育するササゲでノササゲ。
平安時代の「倭名類聚抄」に「大角豆」としてササゲの名が現れてる。
なお、ノササゲは「ノササゲ属」で、「ササゲ属」とは別属とされている。

花言葉:甘い乙女心

デビュー


今年は烏瓜が豊作。。。のような気がする。
実のなりがよく、大きいような。
毎年なり始めるとなんだかうずうずして
高枝切りばさみを持って出かける。
よい実はたいてい手の届かないところにあるからね。

おととい、一昨昨日の夏日から一転、
急に冬が来たかのような。
先日冬物のコートを日に当てたり靴下を入れ替えたりしちゃったので
おとといは暑い靴下しかなくて早まったかと思ったけれど
ちょうどよかった。
冷え性なので靴下はかなり分厚い。
もう湯たんぽもデビューした。

お外で描く!


ここのところばたばたとしていて更新滞り中・・・
まずは去る10月11日に開催した「お外で描く!水彩画ワークショップ」。
一時は雨の予報も出てひやひやしたのだけれど
結果曇り時々晴れ、みたいなお外で描くにはベストなお天気。
急に涼しく、というか肌寒くなったけれど
寒すぎもせず暑くもなく。
結局滑り込みあり、キャンセルありで総勢17名でのスケッチ会となった。
3教室からの参加。
どこの教室もお外で描いたことがなかった、ということで
みなさんそれぞれ苦労されていたけれど
なんだか楽しそう。
目の付け所もみんなそれぞれちがっておもしろかった。
風景的には水のきらきらがあるところがお勧め。
お花はノアザミがきれいだった。

このスケッチは野菊・・・
日が暮れる寸前、20分ほどで。

室内で切花を描くのとお外で自然のままに生えているお花を描くのとはちょっとちがう。
お外で描く場合は圧倒的に情報量が多い。
風が吹き、光が変化し
周りにはいろんな別の草が生えてたり木があったり。
時折、虫が訪れたりもする。
わたしもまだまだ、つい描きすぎたりすることが多いのだけれど
何がいちばん描きたいのか、そのためにはどこまで入れるのか、
どこをあきらめるのか、自分でちゃんと整理しなくてはならない。

風景の場合は描き始める前の場所選びが大きなポイントとなるように思う。
どんなにきれいな場所でも奥行きをつかめるような手がかりがない場所は描きにくい。
あとは光の具合がきれいかどうか。
私の場合はちょっと逆光のほうが好き。
平たくなってしまうので前光は避けたほうがよい。
あとは全体を見てゆったり進める。

今回はわたしも勉強になったわ~。
次回は12月のあたまくらい、紅葉狙いで企画しようとおもってます。
お外に出る前にいちど講習会しようかなと。

バンビーノさんのお食事、おいしかった♪
1500円のランチがもりもりたくさんついててお勧め~~。
お食事も含めてとっても楽しい一日でした。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

どこか素敵なとこに旅行に行ったときに
さらっとスケッチできるようになりましょ!

晴れた日に

お庭の秋明菊がやっといちばん花のみの姿から1段階すすみ
咲きそろいだした。
白萩ももうそろそろしまいがけ。
こんなに暑いというのに秋の気配濃厚!

先日行ってきたきのこスケッチの場所に
FBで交流のあるIさんが偶然いらしてたことが判明!
お話すればよかった~~~。
あちらは団体だったためすっかり気後れしてしまった。
詳しくはまたね。
ただいまスケッチ整理中!

シュウメイギク(秋明菊)
学名: Anemone hupehensis var. japonica
科名:キンポウゲ科
別名:キブネギク(貴船菊)
原産地:中国、台湾
開花期:8月中旬~11月

日本へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られる。
これがキブネギク(Anemone hupehensis)で、本来のシュウメイギク。
ただし、現在は類似のいくつかの種やこれらの交配種も含めて総称的にシュウメイギクと呼ばれている。
早春に咲くイチゲの類と同じアネモネ属の植物だが性質はかなり異なり
半常緑性の大型の多年草で地中の根は太く長く伸びて
いたるところから不定芽を出してふえる。
夏の終わりごろから花茎が伸び出し先端にまず1輪、そしてその両わきに1輪ずつ
さらにそのわきというように順に花を咲かせる。
花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化している。

花言葉:「薄れゆく愛」「忍耐」

ハギ(萩)
学名: Lespedeza
科マメ科ハギ属
別名:庭見草(ニワミグサ)野守草(ノモリグサ)
   初見草(ハツミグサ)鹿鳴草(シカナクサ)鹿の花妻
分布:東アジア、南アジア、北米東部、オーストラリアの温帯・亜熱帯。
開花期:7~10月

荒れ地に生えるパイオニア植物で、放牧地や山火事跡などに一面に生えることがある。
名前の語源は、古い株から芽を出す「生え木」という言葉がなまったものとするものなど諸説ある。

花言葉:「思案」「内気」「柔軟な精神」