ベランダの冬

薔薇の葉っぱは冬にはむしってしまった方がいい。

薔薇の育て方を教えてくださった方々はみんなそう言われます。その方が虫や病気のついた葉がなくなり、翌年の新芽に悪影響がなくなるとのこと。そして眠った状態の薔薇様たちを寒いうちに植え替えるのです。最近は冬がいつまでも暖かかったりするので、放っておいても葉っぱは落ちないし品種によってはどんどん蕾がついたりもします。かといって綺麗に開けなくて縮こまったようなお花になるので、思いきって切ってしまったほうがよいのよね。

そんなわけで薔薇は今丸坊主にされてます。そして、綺麗に色づいた紫陽花の葉もついでにとってしまいました。もったいないのでスケッチ。

紫陽花の葉とツルウメモドキのスケッチ

こういう秋色はダニエルスミスの絵具のほうが合うようです。絵具で絵がかわる感じもしますねー。ちょっと強い感じになりました。

今ベランダでイキイキと葉っぱを広げ始めたのはラナンキュラス・ラックスのアリアドネ。お花、楽しみだなあ♪😊

あと2月になるとセツブンソウも出てくるはず。これも楽しみ♪

咲いたらスケッチしますので、お楽しみにー!

冬のいろいろスケッチ

急に冬っぽくなりましたね。皆様、お元気ですか?

今日は身近なスケッチをアップします。まずはうちの甥っ子ちゃん。

先日3ヶ月になりましたがこれを描いたときはまだ2ヶ月でした。

赤ちゃんの難しいところは描きすぎるとおじーちゃんみたいになっちゃうところ。(笑)

なるべくならリアルというよりは可愛く描きたいですよね。

次は教室で描いたもの。時間があまりないのがかえってよかったりして?!

なかなかお目にかかれない、開いたリンドウ♥️

リンドウのスケッチ SM ホワイトワトソン

これは筑波山で見つけたツルニンジン。ジイソブともいいますね。Jisobu!何語?と思ったら「じいさんのソバカス」の略(?!)だそうで思いっきり日本語でした(笑)。ちなみにバアソブもあるそうです。

ツルニンジンのスケッチ F4 ウォーターフォード

こんなかわいいお花にじいさんのソバカスとは。描いているとひっきりなしにスズメバチが蜜を吸いにきました。スズメバチばかり来る花に出会ったのは初めてです。ミツバチもマルハナバチも蝶々の類いも全く来ません。スズメバチが怖くて他の虫が来ないのか、スズメバチに特化した蜜の香りなのか興味深いところです。スズメバチはホバリングができないみたいで、蜜を吸い終わると一旦ふっと落下してから浮上します。カッコいい!

次は冬の花、山茶花です。

山茶花のスケッチ F3 ホワイトワトソン

これはよく通る道の端っこで雑草に埋もれて咲いてました。シンデレラ、と密かに名付けたこの木は普段煤被りというか、蔓草に埋もれ埃をかぶっていて花が咲いてもよく見えないのです。けれどこうしていいとこだけ切ってうまくあしらうと驚くほど強い美しさを発揮します。

ところで、これ山茶花で合ってるのかしら?椿との主な違いは散り方やおしべのかたちだったりしますが、椿っぽい散り方でおしべもまとまってるのよねー。でも佇まいが山茶花だよねー。

次はは椿でまちがいないかな。この独特な形と小ぶりな花は初雁という名前のものだと思います。

初雁とサンシュユ F3ホワイトワトソン

今回はブログに載せそびれていたものの1部をばーーっと載せました。

まだアップしていませんが、今後は全部じゃないけどスケッチのうち、できのよいものを販売しようかなとおもってます。赤ちゃんのはママにプレゼントしようと思ってますので出しませんが、いくつかはそのうちネットショップにアップしますので気になる方はゆるーくチェックしてみてくださいね。

16日から3日間使える割り引きクーポンが出るらしいからそれまでになんとかがんばります。多分。

16日金曜日からですからね!注文のときにコードを入れるのをお忘れなく。カレンダーやポストカードセットが気になってる方はぜひこの機会に!

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秋いろ

きゅっと涼しくなりましたね。永遠に続くかと思った夏もやっと終わるかな。山はとっくに秋の雰囲気で、先日アップしたきのこの他にも秋らしいものが♪

てくてく山道を歩いているとご褒美のように艶々の栗が転がっています。ついつい拾わずにはいられないのですが、山栗は小さいので調子に乗って沢山拾いすぎるとあとが大変!剥くのも大変だけど、がんばって剥いてもなかなかたまらず、途中でいやになったりします。そんなこんな、栗を拾いつつ登っていった先にこの花の群生がありました。

トリカブトのスケッチ F6

誰もが知っている毒草、トリカブトです。この花の可憐さには驚きを禁じ得ません。小さな兜がズラリならんで風に揺られている様はまるで小人たちのダンス。なんでこんなかたちなのだろう。答えはしばらくスケッチしているとおぼろげにですが見えてきます。

軽快な羽音をたててふわふわのマルハナバチがやってきて花にもぐり込むのですが、下の2つにわれた花びらに両脚をかけて踏ん張るとそこが割れて兜に見える丸天井がぐっと下がり、蜂に花粉がつきます。蜜が取りやすくもなるのでしょう。しばらく奥に頭をつっこんで蜜を吸っていますが、やがて次の花に移ります。先っぽの花から順番に訪れ、次の枝に移動します。じっと見ているとマルハナバチに花粉をつけるのに絶妙なかたちであることがわかります。彼らはそんなに重くはないはずですが、蜂が訪れると軽くたわんでよく揺れます。それも花粉がつきやすくするための方法のようにもみえます。

さて、紫色のスケッチをもうひとつ。こちらは山ではなくて、うちの裏に生えてきたこの子。

ヨウシュヤマゴボウのスケッチ F10

いつの間に現れたのか、大きな株になってました。ブルーベリーのようで美味しそうに見える実は、毒!これも毒!

とはいえトリカブトの毒にくらべたらカワイイもので、食べたら死ぬ!みたいな猛毒ではないようです。正確にはこの果実の中の種に毒があるようですね。よくみたら軸が赤く、毒々しい色をしております。そこが可愛らしいのですが…。

ジョロウグモが何頭も巣をかけており、蚊もすごくてスケッチはなかなか大変ですが、蚊取り線香をもうもうと焚いてなんとかやり過ごします。

虫たちももうじきいなくなりますね。寂しいようなホッとするような。

全国のまゆみさんへ

砂糖菓子のようなピンクの実に赤い種、ご存じまゆみの実です。(*^^*)
植物の名前の人ってなんだかうらやましいような気がします..
さくらちゃん、すみれちゃん、かえでちゃん….
まゆみちゃんもこんな可愛い実だと思うと気分あがりますよね♪(* ´ ▽ ` *)

さて、年末とお正月はとじ込もって大きめの絵に取り組んでおりました。
とりあえず30号くらいから始めて、100いこうかと。
今年は個展の目処が全く立ちません。
なので、ここはじっくり時間を使って普段描けないような大きいものに挑戦しよう!と思ったのですが、一枚も仕上がらないままお正月休みは終わってしまいました。(笑)
まあ、まだ時間はありそうです。
いつ皆さんに見ていただけるのか見当もつきませんが、こつこつ描いていきます。

先日読んだ「鋼と羊の森」に心惹かれた1文がありました。

 「明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えてゐるやうでありながら、きびしく深いものを湛へてゐる文体、夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな文体……」

原民喜の「砂漠の花」の一節だそうです。

主人公はピアノの調律師で、「文体」を「音」に置き換えてますが、これ「絵」でも当てはまりますよね。今年はこれを目指していきます!

鋼と羊の森、とてもよい小説でした。
本屋大賞をとったようですね。
ピアノの音の表現の美しさに心奪われました。

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