てくてく雨の日


しとしと朝から雨っぽい。
いつもは自転車でいく駅まで、今日は傘さして歩いてみる。
春先、ふんわりきいろいお花をゆらしてたあのお宅のミモザには
今、お豆のような実がいっぱいなっている。
あそこのねむの木にはいつのまにかふわふわピンクのお花が咲いている。
紫陽花の色もずいぶん変わって茶色味がかったしぶいいろになってる。
真夏のお花もどんどん咲きはじめてる。
どこのお庭もぐっと植物のエネルギーが強くなってる。



こちらは梅雨の晴れ間のスケッチ。
こもれびがここだけあたってきらきらしてたのだけど
あっという間にかげってしまった。

きらきらの朝


今朝は天気予報、大はずれの快晴!
久しぶりに近所の古墳公園まで朝のおさんぽに。

緑がぐっと濃くなってることにおどろく。
幹が濡れててよけいに黒く見えることもあるのだけど
きらきらさしこむ光と深い緑とまっ黒い木々のコントラストがとてもつよい。
うちから歩いて数分の場所なのに、森の中に迷い込んだような…
植物たちのパワーのつよさに圧倒される。



こちらは水辺のサワグルミの木。
ちょうど花がさいていてそちらもきれいだったのだけど
幹にからみつく蔦もののかんじがおもしろくって
そっちに焦点をあててみた。

描いてたらいつのまにか背中に蟻さんが侵入したもよう。
ちくっ!
リュックを背負ったらびっくりしてかじったみたい。
そろそろ虫との戦いがはじまる季節。

大好きだから…


朝、とたとたと足音たてて甥っ子Bくんがお部屋にやってきた。
ちいさなお手てににぎられたおヨダでべとべとのまあるい赤いもの。
はい、と手渡してくる。
「とんとんとまとちゃん?」
Bくんはプチトマトが好きでよく食べている。
「ウン」
というけれどよくみたらさくらんぼ。



先日いただいたおいしいさくらんぼ!
Bくん今朝はごはんをろくに食べないでさくらんぼばかり食べてる、と妹。
自分も大好きだけど、みんなにもおすそわけしたいらしく、配って歩く。
渡してからちゃんと食べてるか、じっと見てる…。

おかげさまでみんなで楽しんでおります。
Aさん、ありがとうございました!

草むらにて


空気がじっとり湿気をはらんでる。
わたしには重苦しいけれど植物たちはなんだかとても元気。



このくらいの季節の出たての葛はなんだかかわいらしい。
盛夏になるとあのたくましさに圧倒されるのだけど。
紫のお花はウツボグサ。
初めて名前を聞いたときはお魚のウツボを連想してしまったけれど
花が終わったあとの姿が弓矢を入れる靫(うつぼ)のかたちに似ているのだそうだ。
と言われても靫をみたことがないのでよくわからない。
夏枯草とも言うみたいだけどみずみずしい姿を前にいまいちピンとこない。

そんなことはおかまいなしに可愛いお花、湿った空気に楚々と咲く。
今年も出会えてよかった。

小鳥さんからプレゼント


うちの野バラはたぶん小鳥が運んできた。



うちの裏の陽のあたらないところにある日とつぜん現れた。
ノイバラよりもお花が大きくって香りはあわい。
あんまりきれいなので母が駐車場のわきのフェンスにからまるように植えたら
ものすごく増えた!!
調べたら正確にはテリハノイバラというらしい。
おうちに帰るたびこのお花のお出迎えでなんだか幸せ。

週のはじまりに


またまた紫陽花。



だって、ほんとに大好きなんだもの。
でもいつもどうこの美しさを表現したらいいのか悩んでしまう。
これを本画にしようとするとますますうまくいかない~。

9月の個展まであと3ヶ月を切ってしまった。
そろそろハガキにする絵を決めなきゃいけないのだけど…。
よし、今週中になんとかしよ!
毎回毎回、あせったり落ち込んだり。
いつになったら余裕で個展ができるようになるんだろ?

贅沢なホットケーキ


お花のジャムというものを初めて作った。



ふくろいっぱいに集められたすみれはうっとりするような香りを充満させていた。
ひとつひとつはそんなに香らないのに集まるとすごいのね。
一部はひとつずつていねいに卵白を刷毛で塗ってそっとグラニュー糖をまぶして砂糖漬けに。
大部分は花びらをちぎってジャムに。
両手に持ちきれないほどの山盛りのすみれがちいさなジャム瓶1/3ほどになってしまった。
お花のジャムって雰囲気はすてきだけどフルーツのそれようにおいしいとおもえなくて、
あんまり買う気がしなかったけれど、つくってみてかなりの贅沢品なのだとおもった。
砂糖漬けも手間を考えたら贅沢なもの。
いつものホットケーキがきゅうにおしゃれなデザートになってしまった。
おんなじお花なのに色がこんなにちがうのもおもしろい。
レモンが入ると赤みが増すみたい。

*スミレのジャム*
花びら:砂糖=3:2
レモン汁…適量
水…花びらに対して1/5ほど

耐熱容器に砂糖をまぶした花びらを入れ、レモン汁をまわしかけて水を加える。
レンジで2分加熱する。
それでだいたいよいとおもわれますが混ぜてみて粘りがないようだったらもすこし加熱してみる。

*スミレの砂糖漬け*
花…適量
卵白一個分に水大さじ3をまぜたもの
グラニュー糖…適量

花に卵白水を刷毛で塗り、グラニュー糖をまぶして3日ほど乾燥させる。
瓶などに乾燥剤とともにいれて保存。

*湿気の多いこの時期は冷蔵庫で乾かすのがよいようで。
 (家族には邪魔だと文句言われますが…。)

きりりと咲く


今年のうちの桔梗はきれいに咲いた!



今年はとくべつお花が大きいみたいだし虫食いも少ない。
子供の頃、学研の科学のふろくで桔梗の根っこがついてきたことがある。
まっ白なごぼうのような根っこを植えたら毎年お花を見せてくれた。
この桔梗がそれなのか、ちょっとわからないけれど…。

桔梗のお花を見るといつも誰かがとても丁寧に折った折り紙細工のようだとおもう。

梅雨のあいまに


この時期、あまいかおりが漂ってきてきょろきょろ探すとすぐ見つけられる
なんとも清楚で可愛らしいお花。





うちにはくちなしの木はないのでこちらはいただきもの。
去年、実を描かせていただいた普門寺にはきっといまごろたくさん咲いてるはず。
そろそろ美しいドロップのようなヤマモモも色づく頃。
来週あたりおじゃましてみよっと。

寒天はむつかしい!


やっぱりお花スイーツはゼラチンとか寒天で固めるのがきれいみたい。



淡雪寒は作るのがけっこう難しかった。
透明の寒天を流してお花をかざってるうちに固まり始めてきてしまい、
型からはずしたときに下の淡雪寒とつるんと分かれてしまったりして。
寒天ものは固まりだすタイミングとの勝負!かも。

*スミレとシロバナノヘビイチゴの淡雪寒*
粉寒天  4g(棒寒天なら1本)
水    40cc
砂糖   60g
卵白   2個ぶん

1.お鍋に水を入れ、寒天を溶かし、まぜながら沸騰させ完全に溶かす。
2.砂糖40gを加えて溶かし、沸騰したら火を泊めて人肌くらいに冷めるまで待つ。
3.卵白を泡立て、砂糖20gを加えてしっかりメレンゲをつくる。
4.2を2つにわけてひとつを水で濡らした型に流してお花を下向きにきれいに入れていく。
5.3にのこりの寒天液をすこしずつ加えてよく混ぜる。
6.4の表面が固まり始めたところで5を流し、表面を平に整える。