さわやかに


目が覚めるような青いあじさい。



むし暑いうっとおしさも忘れさせてくれる。
もちろん、この青はうちのじゃありませぬ。
あじさいはもう終わりに近づいてる。
暑い暑い夏ももうすぐ。

うかれ気分で


あたらしい絵具にうかれてる。



昨日のよりも、こちらのほうが絵具の発色の美しさがわかるかも。
背景にうっすらうかんだ蜘蛛の巣はもちろん、ダーマートグラフで。
蜘蛛の巣の版画はよく作ったけど水彩で表すのはなかなか大変だった。
道具にたよるばかりではいけないとはおもうけれど楽なのはうれしい♪

ちょうどこの日は朝霧をたたえた蜘蛛の巣が美しかった。
みどりのグラデーションの中でうつぼぐさの紫がまぶしかった。

憧れの


ずっと憧れてた水彩絵具がある。

シュミンケ

画材屋さんで働いてた頃からその存在を知っていて、
カラーインクのように発色がよくてのびがよい、といううわさも耳にした。
とってもほしかったけれどお値段がまたよい。
わたしにはまだ早いような気がした。

ホルベインからウィンザー&ニュートンにしたとき、その発色のよさに感動して
なんだかそれで満足してしまった。

それが、このまえいしど画材にやってきた。
期間限定でシュミンケのチューブ入り透明水彩が置かれてたのだ!

使ってみたい!!

たまたまわたしのおさいふにはめずらしく一葉さんが。
ええい!
と買ってみた。


一般的な透明水彩、ホルベインだと5mlチューブで170円~360円。
(これでもわたしが使ってた頃より上がってる!)
わたしが今愛用しているウィンザー&ニュートンだと5mlチューブで430円~735円。
わたしはこれのハーフパンを使用してるのだけど、それでも441円~745円。
これでも高い!とおもって大事に使ってきたというのにシュミンケはなんと…
5mlチューブ、945円~2300円くらい!?(いちばん高いのは買わなかったのでおぼえてないのですが…)
おお!高級だ!
5色買ったら一葉さんはいなくなってしまった。

パレットに出してみてその柔らかさにびっくり!
2晩かわかして初めて描いたのがこちら。


…よくわからない?
でも、描いた本人は感動!!でした!
なんて美しい色なんだ!
そのままただただ色遊びだけで終わらせてしまいたいくらいの美しい発色!
ざらつきがちなしぶい緑もすっときれい!

ああ、ほかの色もほしい!
いしど画材にいくたびに買ってしまいそう…。
いつかはセットを! と夢見てしまうのであった…。

新兵器


なんでこの季節にからすうり?とおもうでしょ?



これは去年採って、からからに干したもの。
お教室で2回にわたって描くため、2週間置いておいても変わらないモチーフということで
こちらを観葉植物とともに描いております。

それはともかく、からすうりの細いくるくる巻いた蔓、ほそく自然にぬけてるでしょ?
どうやって描いたでしょうか?



じゃじゃ~ん!
最近発見した秘密兵器!
こちらはダーマートグラフという三菱からでている油性の色鉛筆。
ひもがついててくるくるむくの、なんだかなつかしいかんじでしょ?
こちらは油分がふつうの色鉛筆よりも強いようで、
これで描いた上から水彩絵具を塗ると、描いた部分だけはじいてのらない。
まっ白に残したいときは色を塗る前にその部分に塗っておくとよいのだけど
この場合のように蔓の色をつけたいときは先にその辺全体的に蔓の色をおき、
完全に乾いてからダーマートグラフで蔓のかたちを描き、上から濃い色をのせると…
あら不思議、くるくる蔓がうかんできます!
白抜き液よりも簡単だし廉価なのでかなりおすすめ!(たしか100円前後だったとおもう)
ちなみにサンキライの赤い実のつやっとしたところにも使用してます。



こんな繊細な蔓ものも楽ちん!

そう、こちらは前に描いたふうせんかずらの芽が育ったもの。
ベランダですくすく育って楽しませてくれてる。


先っぽはこんなかんじ。
これは白いお花のところにダーマートくん、使用。

昨日、京葉銀行 千葉中央本店での展示が無事終了いたしました。
遠いところわざわざ見に行って下さった皆様、ありがとうございました!
本当に感謝です。
9月の個展を前に、またひとつ学んだような気がします。
見て下さる方のこころに語りかけることのできる絵をめざしてまたがんばりますので
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

金魚、にみえます!


また今年もこのあざやかな夏の花が咲きはじめた。
ひおうぎ、とおもってたのだけど、このお花を持っていつもの八百屋さんにいったら
「あら、きんぎょあやめ!」
と言われた。



なんてぴったりな名前なんだろ!!
檜扇、という名前からなんとなくエキゾチックであでやかなイメージを持っていたお花が
急にかわいい金魚の群れに見えてきた。

*ほんとはヒメヒオウギズイセンというらしいです。
 きんぎょあやめ、とは初めてきく呼び名…。
 八百屋のおばちゃま近辺での俗称なのかも。

牛をみるひと


昨日も書いたとおり、牛はよく移動する。
そしてなつっこい子は柵から顔をだしたりもする。
待って待ってやっと近くにきたと思ったら…



ひともやってくる。
なのでひとを描くことに。
こどもたちはおおきな牛にびっくり。
草をやってみたり、ぺろんとなめられたり、おおさわぎ。

おどろきの連続…


動物はむずかしい。
毎日見てる猫ならともかく、あまり見ない動物は描きながらおどろいてしまったりする。



牛は意外とやせている。
というか骨っぽい。
おでぶなイメージがあるのに、背中はごつごつ骨ばかり。
のんびり動かないイメージがあるのちっともじっとしていてくれない。
草を食むおとが意外とおおきい。
ブチ!ブチ!とつよい力で草をちぎるように食む。



ほんとにちっとも描けない…。