がらにもなくクラシック

かわい~!
こけもも??

美味しいものかと思ったら
湿布みたいな味~!
ぺっぺっ!!

白玉の木、というらしい。
そういえば植木鉢に入って売られてるのを見たことがある。
ピンクのもあった。
これはほんのりピンクがかった白。


きのうのクラシックのコンサートは
有名な曲ばかりで、しかもテーマごとに曲を構成、解説つきだったので
初心者でもわかりやすいものだった。

たとえば2曲目のメンデルスゾーンの「イタリア」
雨ばかり祖国から初めてからりとお天気のよいイタリアに出てきたときの感動を描いた曲、といわれると
行ったこともない明るいイタリアの空気に触れたような気になってしまう。
5曲目のブラームス 交響曲第3番ヘ短調 第3楽章は
28歳年下の女性との結婚をあきらめたブラームスが想いを込めて書いた曲なのだそうで
悲しい苦しい思いがこんな甘美な曲に昇華するとは…音楽ってすごいと思った。
オペラの序曲では宮廷のうわさ話やひとびとのざわめきなんかも音楽で表現。
色もかたちもなんにもないものから創っていくってどういうことなんだろう。

席がいちばん後ろのいちばん隅っこだったせいもあるのかもしれないけれど
聴いて鳥肌がたつ!みたいなかんじではなかった。
音のよいCDでも聴くようななめらかな安心感。
正直、はじめのほうはあまりの心地よさにうとうとしてしまった。
けれどこの繊細な音に耳が慣れてくると聴こえ方が変わってくる。
きのこ採りのときに似ている。
枯葉のあいだから一本のきのこを見つけるときゅうに眼が見えてきて
今まで見えてなかったそのまわりのきのこが見えだす、みたいな感覚。
まとまったなめらかな流れだったもののなかのちいさな音を耳が拾いだすと
それに呼応したいろんな音がきゅうに聴こえだす。
大雑把にしか聴こえていなかった音たちが細かなレース編みのような緻密さでせまってくる。
そうなってくると眠気もなくなった。

休憩をはさんだ後半。
テーマは「官能」と「ユーモア」。
オッフェンバックの「カンカン」(わたしのなかでは運動会の曲)
もう音が聞こえ始めてたときだったので
もりあがるところでシンバルの連打がずれるのが気になってしょうがなかった。
そのあとのピアソラは本当にがっかりした。
今回テーマがこうだったから演奏したけど、
ふだんこういう曲はあまりやらないのかもしれない。
でもそのあとのワルツとか交響曲とかはすばらしかった。
楽しかった♪
もっといろんなものを聴きたいなぁ。
Mちゃんにジョンのチケットとってもらえばよかったかなぁ。
まだ飛んだり跳ねたりはできないんだけど。

ヨーロッパの方とおぼしき方々も聴きにきていて
女性はドレス、男性はジャケット、ときちんとした服装をしていた。
なんだかかっこよかった。
日本人は女性はきちんとした服装の方がほとんどだったけれど
男性はラフな服装の方が多かった。
ジーンズの人も見かけた。
文化のちがい…?
底が薄い靴やかかとの高い靴がまだはけないので
仕方なくスニーカーで行ってしまった私には何も言えないけれど…。

久々に行った渋谷は土曜だったせいもあるけど
人が多くて多くて
帰ってきてほっとした。

“がらにもなくクラシック” への2件の返信

  1. Unknown
    白っぽい実の周りの葉が、ジブリの世界で良いですね。こんな調子を私も描いてみたい。なんとも素敵なスケッチです。

  2. Unknown
    ありがとうございます♪
    斜面にあったのでちっちゃな植物たちでしたが描きやすかったです。
    ジブリの植物は本当に美しいですよね~。
    アリエッティ、見に行かなくちゃと思いながら
    まだ行ってません…。

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