嫌われてもわが道をゆく


二日連続で森に通ったもののあまりの暑さにバテた。
今日はすっかりお寝坊。
ピークのときよりはいくぶん涼しいけれど
お日様がのぼるとダメみたい。

そんな昨日のスケッチ、へクソカズラ。


こんなひどい名前の由来は独特のにおいから。
たしかにこのどこにでも生える丈夫な蔓草のにおい、
道を歩いててもふと感じることがある。
きょろきょろすると近くのフェンスに案の定絡まっている。
描いてるとなんてかわいいお花だろうとおもう。
実もすてきなんだよね~。
このにおいのためか、
近くで一緒に絡まっているトコロには虫食いがあっても
こちらには被害が及んでいない様子。
蓼食う虫も好きずき、まったく食われないということもないみたいだけど
食われにくくする作戦はなかなかの成果をあげてるもよう。

今日は一日木版画に取り組んだ。
久しぶりにやると要領がわるくてやたらと時間がかかる。
今回のはちょっと実験もかねて。
いつもの紙、新潟で見つけた和紙屋さん門出和紙さんの紙
先日もみ紙で使ったレジンペーパーの3種類で刷ってみる。
いつものは版画専門のお店から取り寄せた
楮100%の汐地という紙。
門出さんのは地場産の楮の白皮100%
流し漉き、ステンレス板火力乾燥の紙で
汐地と丈夫さなどはかわらなそうだけれど
若干クリーム色がかっていて紙質がやわらかい。
レジンペーパーというのは樹脂でできているため、かなり丈夫。
色も白くて発色がよさそう。
樹脂ってなんとなく弾きそうなイメージがあるけど
滲みは和紙となんら変わらない。
今回はにじみ止めもドーサではなくレジンドーサを試してみようかな。
ドーサはカビや紙の傷みの原因になるというので。
実験結果はのちほど~!

へクソカズラ:Paederia scandens 
   アカネ科ヘクソカズラ属  
   日本各地、東アジアに分布する蔓性の多年草
   別名ヤイトバナ、サオトメバナ ウマクワズ
   古名はクソカズラ(糞葛・屎葛)
   葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名に。   
   花期 7~9月
   花言葉は「人嫌い」

万葉集(巻十六) かわらふじに 延ひおほとれる屎葛(くそかづら)
        絶ゆることなく宮仕えせむ(高宮王)

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