秋はいろいろいそがしい


ずいぶんとブログをさぼってしまった。。。


こちらは先日いただいた栗と
うちのコムラサキさん。
秋色むんむん!

先週末からなんだかバタバタ、
おまけに体調もよくなかったのでちょっとお休みしちゃった。

まず、MicaKatolaの新作の写真撮影。
そのようす、またのちほどアップします♪

その翌日
きのこの版画展をやらせていただく恵比寿のマッシュルームで
TV取材のエキストラ・・・?
この顛末ものちほど。

順序でいうと逆なんだけれど今日は昨日行った
川村清雄展
について書こっかな。
感動がうすれないうちにね!


実は初めて作品を見た画家さんで
彼のことはなんにも知らなかった。
嘉永5年、旗本の家に生まれ
明治維新後、徳川宗家の新当主家達について駿府へ出立
その後徳川家派遣留学生として明治4年から11年間
アメリカ、パリ、ヴェネツィアで油彩画を学んだ方だそうだ。
幕末、明治、大正、昭和、
激動の時代を生きた方。
あまり知られていない、ということもあるのだろう、
彼の一生を追うかたちでの展示で
川村家伝来の鎧やら旗指物やら手紙やらが
入ってすぐあたりにずっと展示してあって
???・・・というかんじだったけれど
そこをとおりすぎると
彼の美しい油彩画に出会えた。
明治、大正の油彩画というと
なんだか重く暗いものが多いイメージだったのだけれど
軽やかで明るい世界が広がっていた。
帰国の際に友人のスペイン人画家から
「あなた方の持っている日本の趣味を失わないように」
との手紙をうけとったそうで
その気持ちを一生忘れなかったのだろう。
油彩でありながら借り物の技術、というかんじが全くなくて
日本の風物をみごとに表現している。
美しいなぁ、としばし見入ってしまった。

でも正直言って絹本に油彩のは油彩独特の重さが気になる絵もあった。
これなら日本画の絵具のほうが美しく表現できるのでは、
と思う作品もあったけれど
たぶん描いたばかりのころはもっと色鮮やかできれいだったのだろう。
なのでわたしは装飾的に描かれた絹本や板の作品より
キャンバスに描かれた風景画に惹かれた。
肖像画はやはり幕末から維新の有名人のものが
興味深い。
勝海舟さんとのエピソードがキャプションに書かれていて
おもしろい。
かなりそっくりに描けてるらしい。
残念ながら篤姫、天璋院像は後半からの展示らしく
まだ出ていなかった。
図録がおもしろく、時代背景、彼とそのまわりの人々のエピソードなど
興味深く読ませてくれる。
これをを読んでから見たほうが楽しめるかもしれない。
彼は決して自分が納得のいかない作品は
納期が過ぎても渡さなかったという。
どうしても今日持っていかないと切腹する、といわれて
もう一息で完成の作品を使者の目の前でふき取って消してしまったそうだ。
ジョルジュ・ルオーも未完成作品をすべて燃やしたという。
彼の作品展も始まったばかり。
ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展

2012年10月6日(土)~2012年12月16日(日)
パナソニック汐留ミュージアムにて。

かわい~!
見に行かねば!
山種の竹内栖鳳も観たいし都美館のメトロポリタンも観たい。
気になるのが科博のチョコレート展!
秋はいそがしい。

“秋はいろいろいそがしい” への2件の返信

  1. Unknown
    おはようございます^^
    栗ちゃん、かわいい!栗とかハリネズミとか大好きです♪うふふ。

    私もチョコレート展、気になってました!
    あと半月で開会ですね♪

  2. Unknown
    ちくちくしたところがよいのですね?!
    ハリネズミもかわいいですね。
    どっちも軍手してても痛いかんじですが・・・。

    チョコレート、気になりますよね。
    きっと美味しいチョコレートも売られるにちがいない・・・にやり。」

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