時々の花は咲けども


うちのお庭にもこのバイモは植わっているのだけれど
これは桃を描きに行ったはずが
あまりにきれいだったのでこっちを描いてしまった
そのスケッチをもとにしている。
ゆるゆると螺旋を描くようにからまりあう葉っぱで互いに支えあい
強い風の中で倒れそうにみえながらしたたかになびいていた。


日本画 15×30cm

 時々の 花は咲けども 何すれぞ 母とふ花の 咲き出来でこずけむ

丈部真麻呂―(万葉集 巻二十・四三二三)
 

「季節季節の花は、それぞれに咲き出るけれど、どうして母と言う花は咲き出ないのだろう。」

防人のうた。
母とふ花、とはこの貝母(バイモ)だという説がある。
写真も電話もメールもない時代、
遠く故郷を離れ国を守る仕事につく若者の
母を恋しく思う気持ち。

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