今年もこの季節に


べランダに出したままだったクリスマスローズに花芽がついた。
お部屋に入れてあげたらにょきにょき伸びて
今年もすくっとお花を咲かせてくれた。

このつつましやかなうつむき加減
控えめな色
なんてかわいらしいお花だろう。
昨年から超元気なままのシクラメンの横の特等席に移動。
けっこう長く楽しめるお花なので
それもうれしい。

今朝の淡雪はあっという間に消えた。
ごうごうといっていた北風もすぐにやんで
明日はあたたかいらしい。
どっちにしてもしばらく閉じこもる日が続く。
閉じこもってるあいだに春がきてくれるとよいな。

クリスマスローズ
学名:Helleborus
科目:キンポウゲ科
開花期:2~4月
原産地:東ヨーロッパ・西アジア
うつむき加減の花を、冬のまだ寒いころから咲かせる。
よく目立つ部分は苞。
クリスマスローズと呼ばれるものはいくつかあるが、
一般的に販売されているのは早春から春咲きで花色豊富なオリエンタリス系。
別名:雪起こし
花言葉:「慰め」

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!

おいしそうだけど・・・


今では食いしん坊で食べることが大好きなわたしだけれど
子供のころは食が細かった。
お肉は噛み切れなくてきらい。
お野菜もそんなに好きじゃない。
お魚は目がついていると「かわいそう」
と泣いて母を困らせたのだそうだ。

変われば変わるもので
いまではおいしそう~、とししゃもを見てる。
でもよくみたらなんだか残酷な姿だね。

シシャモ(柳葉魚、Spirinchus lanceolatus)
学名:Spirinchus lanceolatus
科目:キュウリウオ目キュウリウオ科
漁期:10-11月
分布:北海道の太平洋沿岸の一部(主に道東地域)でしか獲れない。

回遊魚であり、晩秋に産卵のため川を溯上する。
獲高の減少のためキュウリウオや輸入品のカラフトシシャモ(カペリン)が
「シシャモ」として食卓に上ることも多い。

「シシャモ」という名称は、アイヌ語のsusam(スサム、語源はsusu(スス(シュシュ))=柳、ham(ハム)=葉とされる)に由来し、アイヌ民族の伝説に拠れば飢えに苦しんでいたアイヌの娘が病気の父のために川岸で神に祈りをささげたところ、柳の葉が川に次々と落ちて泳ぎ回りそれがシシャモになったという。

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!

梅の便りを聞きつつも・・・


今日は一歩もお外に出ない。
今週は個展の追い込み。

このスケッチは野の花を描く、の教室で生徒さんからいただいた
トキリマメとトコロの実。

今日も寒かったのだけれど
どうやら紅梅が開きだしたもよう。
うずうず、描きに行きたいなあ。
来週にはスケッチに行けるくらいの
メドがたてばよいのだけれど・・・。

トキリマメ
学名:Rhynchosia acuminatifolia
科目:マメ科タンキリマメ属
開花期:7月・8月・9月
分布:関東地方以西の本州~九州

豆果(とうか)は鞘の長さが約2cmで、熟すと赤色を帯び裂開する。
中には球形の種子が2個ずつあり、黒色で光沢がある。
同属のタンキリマメは、鞘の長さが約1.5cmとやや小さめ。
見分けるポイントは葉っぱの形らしいのだけれど
これはもうすっかり落ちちゃってるね。
大きさからいってトキリマメかと。

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!

三寒四温・・・?


うちの椿は若干よそ様より咲くのが早いみたいで
まだうんと寒いうちから咲くのだけれど
その寒さのため花びらが傷んで黒ずんでしまう。
このところ寒さがすこしゆるんだので
きれいになってきた。

なのに昨日今日の寒さときたら!
昨日は自転車で守谷まで行く予定だったのだけれど
あまりの北風の強さに断念。
母が使う予定だった車を拝み倒してゆずってもらった。
あの風だと大利根橋はすごいことになる。
案の定、車でもハンドルをとられてこわいくらいの風だった。

それでも陽射しは以前に比べてずいぶんと暖かい。
もうすぐもうすぐ、と春を待つ気分も盛り上がる。
明日は月に一度の絵手紙教室。
モチーフ用に桜の枝と猫柳を手に入れた。
この辺ではまだまだだけれど
日本のどこかで咲いているんだね。
みんなで一足早く春を描きます♪

ヤブツバキ
学名:Camellia japonica
科目:ツバキ科ツバキ属
開花期:1月~5月
分布:南西諸島から青森県夏泊半島まで。
   西日本にはほぼ全域に分布しているが、
   東日本では温暖な地域に自生。
花言葉:「贅沢、おしゃれ、至上の愛らしさ、謙遜の美徳」

「落(おち)ざまに
  水こぼしけり 花椿」
   松尾芭蕉

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!

お部屋の中の春


大雪が降る、というから
こないだみたいに車が運転できなくなると困るので
午前中のお教室の日にちをずらしてもらった。
なのにぜんぜんたいしたことなかったね。
な~んだ!

それでも雪交じりの雨の降る日は寒い。
お部屋には水栽培したヒヤシンス。
甘い春の香りがたちこめる。

これは数日前の姿。
今はもっと大きくなった。
来年は2~3個水栽培しようかな。
ピンクとかも見たいな。

ヒヤシンス
学名:Hyacinthus orientalis
科目:ユリ(ヒヤシンス)科
開花期:2月~4月
原産地:ギリシア~シリア トルコ

ヒアシンスの名は、ギリシャ神話の美青年ヒュアキントスに由来する。
彼はアポロンと一緒に円盤投げに興じていたところ
その楽しそうな様子を見ていた西風の神ゼピュロスがやきもちを焼いて
意地悪な風を起こした。
その風によってアポロンが投げた円盤の軌道が変わり、
ヒュアキントスの額を直撃、
彼は大量の血を流して死んでしまった。
ヒアシンスはこの時に流れた大量の血から生まれたとされる。
このエピソードから花言葉は「悲しみを超えた愛」となっている。

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!

赤いおさかな。


今日からしばらくお教室がつづく。
今日のお教室のモチーフはお魚。
昨日スーパーでみつけたお魚。
あらかぶ、とパックに油性ペンで書いてあった。

背びれの棘がすごい!

これは煮付けでしょうかねえ・・・。

カサゴ(あらかぶ、は九州での呼び名らしい)
学名:Sebastiscus marmoratus (Cuvier)
科目:スズキ系カサゴ目カサゴ亜目フサカサゴ科カサゴ属
旬:冬~春
生息域:海水魚。北海道南部以南、東シナ海。

値段が高いこともあり、魚屋、スーパーなどではあまり見ることができない。
どちらかというと料理店の魚。
汁気の多い料理に向いている。
ちり鍋もいいし、うしお汁にしてもいい。フレンチのブイヤベースにしてもうまい。
また定番料理に煮つけがある。
食べ方として歩留まりがよく、後々骨湯(残った骨、ゼラチンなどを熱湯で煮溶かしてスープにする)が楽しめる。
塩焼きは皮目の香りがいい。

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!

面影


昨日はうららかな春の気候。
今まいにち春の絵を描いているので
アタマの中はすっかり春!
昨日はアタマの中の気候と実際の気候がばっちり合っていて
きぶんよかったのだけれど、今日はちょっと戻ったね。
それでも陽射しはぐんと強くなって
春の訪れももう間近だとかんじる。
お豆もまいたし!

こちらの絵はもう10年ほど描き続けているシリーズとなっている。
一応東武さん用に描いたつもりなのだけれど
東武さんの次にやるギャラリーオカベでの個展の方が
テーマや画風が合っているような気がして迷い中。
どっちかには出します!


いつのまに散りはてぬらむ 桜花 面影にのみ色を見せつつ

躬恒・後撰集132

「桜の花はいつの間に散り終えてしまったのだろうか。 盛りの時の色のみを記憶の中に残したままで。」

切ない気分になる一首。
どんなものにもおわりはある。
美しいのは一時のこと。

凡河内 躬恒(おおしこうち の みつね)
三十六歌仙の1人に数えられ、延喜5年(905年)に紀貫之・紀友則・壬生忠岑と共に『古今和歌集』の撰者に任じられる。
官位は低かったものの、古今和歌集への58首をはじめとして勅撰和歌集に194首入集するなど[2]、宮廷歌人としての名声は高い。

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!

春いちばんに咲く


久々にスケッチをアップ。
これはあの大雪が降ったあとくらいに描いたもの。
まだ地面には雪がたっぷりのこっていて
靴をとおして雪の冷たさがじんじんと伝わってくる。
ささっと仕上げるつもりが
気温が低い上に湿気があるので画面が乾かず
おもいがけず時間がかかってしまった。

蝋細工のような透明感のある美しい花。
雪の中で春の香りをただよわせる。

とても満足のいくスケッチではなかったし
このソシンロウバイのよこにはロウバイもあって
そっちも描きたかったので
もういちどスケッチに行きたいと思うのだけれど
製作のほうが忙しくてぜんぜん行けていない。
これから梅も辛夷も咲くというのに
スケッチ行けるんだろうか~?!

ソシンロウバイ
学名:Chimonanthus praecox
科目:ロウバイ科ロウバイ属
花期:1~2月
原産地:中国
落葉低木。
花や蕾を鎮咳や解熱、やけどの薬とする。
蝋細工のような花のようすからこの名がついた。
花言葉「ゆかしさ」「慈しみ」

木下美香日本画展は池袋東武にて2/28~3/6開催予定!