卯の花といえば


お庭の片隅がふんわり白く盛り上がっていた。
卯の花が満開だった。
4月中旬のスケッチ。

そういえば卯の花はわたしと妹が学生で下宿していたころ
わたしの得意料理だった。
近所に老夫婦がやっているお豆腐やさんがあって
そこで10円か20円で袋いっぱい売ってくれたのだった。
妹はそれが気に入ってくれて今でもたまに作ってくれ、という。
わたしの卯の花はちょっと邪道で
煮る前にちょこっとごま油で炒めるのだ。
そうして多めのだし汁でことこと煮込む。
近所には無人直売所がたくさんあったので
そこで人参なんかを調達して入れる。
ひじきも大好きなので入れる。
そういえば全然作ってないなあ。
今度どこかでおからを調達して作ろうっと。

ウツギ(空木)
学名:Deutzia cremata
科目:ユキノシタ(アジサイ)科
原産地:日本 中国
別名:卯の花 雪見草
花期:5月~6月
名前の由来は枝の芯が空洞なので「空ろな木=空木」
もしくは旧暦の4月(卯月)頃に花を咲かせるので「卯木」となったとされる。
おからを「卯の花」と呼ぶのはウツギの咲いている様子に見立てたとか(いずれも白いので)、
枝の芯が空洞でおからの「から」が「空っぽ」に通じるという言葉遊びと
白い花を咲かせるところを見立てた洒落だとか言われる。

花言葉:「謙虚」

なく声をえやは忍ばぬほととぎす初卯の花の影にかくれて
『新古今集』  題しらず  柿本人麿

すらりとしてます。


あらかたの白木蓮が散ったころ
この木蓮のつぼみがふらんできた。
紫木蓮ももう終わりがけになったころに
ようやく開いた。
でも・・・あれ?ちょっと花びら細いね。
それにあんまりがばっと開かないまま散っちゃうみたい。
ふつうの木蓮はびろびろと開いて散るので
散り際があまり素敵じゃないんだよね。

調べたら紫木蓮とシデコブシの交雑種がこれに近い形らしい。
ここは以前9枚花びらのコブシを描いた場所。
交雑種を集めてあるのかもしれない。
それにしても可憐できれい。
おととい見てみたらだいぶ緑の葉っぱがでてきていたけれど
まだぽちぽち咲いていて
若草色に紫が映え、とても美しかった。

モクレン
学名:Magnolia quinquepeta もしくは Magnolia liliiflora
科目:モクレン科モクレン属
原産地:中国南西部(雲南省、四川省)
*庭木、公園樹として中国、日本だけでなく、北米やヨーロッパ諸国で広く栽培されている。
 木蓮は、地球上で最古の花といわれており、
 1億年以上も前(!)からすでに今のような姿であったらしい。

花期:3月~4月
シモクレンとシデコブシの交雑種もあり、花の外観は細めのシモクレンに見える。

おそらくこれだ!

花言葉:「自然への愛」「持続性」

林のなかでほの白く


ムラサキケマンが終わりに近づいて
さびしくなっちゃったなあとおもったら
近くにこんなきれいなお花が!
ふつうのいちごのお花に比べるとずいぶん大きくて
薄暗い林の中でもよく目立つ。


調べたらクサイチゴだって。
木だよなあ・・・とおもったのだけれど
ちいっちゃいから草、と呼ばれちゃってるらしい。

今日はチャリで湖北まで。
長年お世話になっている森岡純先生のアトリエ展と
版画の先輩たちのグループ展が今日から5/4(土)まで行われる。
森岡先生の透明水彩をつかった抽象画は凛とうつくしい。
版画の先輩たちのもとても見ごたえがあった。
お時間ありましたらぜひ!

アトリエ所在地:我孫子市中里223-1 
*JR常磐線我孫子駅より成田線乗り換え2駅目湖北駅 徒歩5分
4/28~5/4 12:00pm~6:30pm

クサイチゴ
学名:Rubus hirsutus
科目:バラ科キイチゴ属
分布:日本では、本州、四国、九州と広く分布し
   林地で普通に目にすることができる
   その他ではアジアの朝鮮半島、中国に分布する。
花期:3月~4月
背丈が20-60cmと低く草本のように見えるため
このように呼ばれるが、実際は木本。
果実は大型で赤熟し、食用となり、酸味は少なく、とても甘い味がする。

とりにいかなきゃ!!

花言葉:「尊重と愛情」「誘惑」「甘い香り」

スケッチ日和でなくても


遠くからでもよく目立つ
まぶしい黄色のお花。
群生してそよいでる。


黄色いお花はたいてい日当たりがよいところで咲く上に
その色自体がまぶしいので描きにくい。
このヤマブキソウは明るい木陰で咲く。
描きだした時は程よく日陰だったのだけれど
やっぱり描いているうちにかんかんにお日様が当たりだして
まぶしくなってしまったうえに風まで出てきた。
春の午後は風が強いことが多くて
たいがいスケッチに向かない。

今日は朝から風が強かったので
スケッチはやめようとおもったのだけれど
ホウチャクソウが咲く頃だなあ、と気になって見に行った。
するとなんと金蘭が去年よりもずっとずっと
勢いよくたくさん咲いているではないか!!
ホウチャクソウはまだ大丈夫そうだったので
とりあえず金蘭をスケッチしてきた。
でもやっぱり風が強くて
揺れて描きにくいことこのうえなし。。。
画用紙もバサバサするしね。
普段の倍くらい時間がかかったかなあ。
まだ蚊が出ていないから楽なんだけど
スケッチ日和は少ないものだね。

ヤマブキソウ
学名:Hylomecon japonica
科目:ケシ科ヤマブキソウ属(クサノオウ属に分類される場合がある。)
分布:日本では、本州、四国、九州に分布。山野の樹林地に群生する。
   世界では、中国に分布する。
花期:4月~6月
低木のヤマブキに似た山吹色の花を咲かせる。
イチリンソウやニリンソウと交じって、春に芽生え、
夏から初秋には地上部が枯れて休眠する。
自生のものはめっぽう数が減少しており
自治体によっては絶滅危惧種に指定されていることもある。

花言葉:「すがすがしい明るさ」

つばめ事情ご近所編


ムラサキケマンの近くにカワイイお花。
葉っぱはなんだかどっちも似た感じに細かく割れている。
なんだろう、と調べたら芹葉飛燕草だって。
そういえばつばめみたいなしっぽがある。


つばめ、といえば
先週くらいにつばめたちが戻ってきて
大騒ぎをしていた。
毎年お向かいのおうちに巣をつくるのだけれど
順番とかでもめるみたい。
家を建て替える前はうちにも作ってたんだけど
あたらしいおうちにはうまく作れる場所がないらしく
今は作っていない。
そんなこんなで場所が減ってきているようで
じゅんばんこにお向かいさんのおうちの巣を使って卵を産む。
あとから生まれた子たちは旅立ちまでに
飛ぶ練習とか餌とりのおけいことかが十分にできるのか
心配なんだけど・・・。
そして毎年ひやひやするのがうちのカイちゃん。
おデブながら名ハンターの彼は
巣立ちの日はお外に出るの禁止なんである。

セリバヒエンソウ
学名:Delphinium anthriscifolium
科目:キンポウゲ科ヒエンソウ属
原産地:中国。 明治時代に渡来。
   小石川植物園からの逸出帰化種
花期:4月~5月
現在は関東地方で野生化しており、草地や林の中などに生える。
「飛燕草」の名は燕が飛んでるような形の花ということで名づけられたもの。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。
蕾の形から。
そういえばデルフィニュウムの蕾もいるか型だね。

花言葉:「軽薄」え~~?!

ムラサキケマン
学名:Corydalis incisa
科目:ケマンソウ科キケマン属
別名:ヤブケマン(藪華鬘)
原産地:日本、中国、台湾
花期:4月~5月
野原や畦道などのやや湿っぽい草地に生えている普通の野草。
この植物の種子は6月頃に成熟するが発芽するのは翌年の春で
初夏まで成長した後、地上部は枯れ地下に団子状の塊茎を残す。
これが再び活動するのはその年の秋で、数枚の葉を出して年を越し
春になると花茎を立てて花をつけ結実すると全体が枯れる。
つまり、このお花はおととしの種から出たものなんだね。
全草にプロトピンを含み有毒。
誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こす。
ウスバシロチョウの幼虫の食草であり
このためウスバシロチョウも有毒となる。

花言葉:「あなたの助けになる」「助力」「喜び」

毒をたべたら毒になる?!


このお花が咲き出したとき
他にも描きたいお花がいっぱいで
まだまだもちそうだったので後回しにしてたら
あっというまに終わりに近づいてしまった!
あわてて描いた1枚。

お花も葉っぱも細かい~。
でもとってもカワイイ!

今日は夏のベランダに向けて朝顔と風船蔓を植えた。
今年はちゃんと間引きしてしっかり育てよう!
ベランダの環境は厳しいのでなかなか上手に育たない。
今年の夏も暑そうだしなぁ。。。

MicaKatolaのブログ、更新しました。
今日はごきげん斜めなのか?!なぜか飛べるように設定できない。
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ムラサキケマン
学名:Corydalis incisa
科目:ケマンソウ科キケマン属
別名:ヤブケマン(藪華鬘)
原産地:日本、中国、台湾
花期:4月~5月
野原や畦道などのやや湿っぽい草地に生えている普通の野草。
この植物の種子は6月頃に成熟するが発芽するのは翌年の春で
初夏まで成長した後、地上部は枯れ地下に団子状の塊茎を残す。
これが再び活動するのはその年の秋で、数枚の葉を出して年を越し
春になると花茎を立てて花をつけ結実すると全体が枯れる。
つまり、このお花はおととしの種から出たものなんだね。
全草にプロトピンを含み有毒。
誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こす。
ウスバシロチョウの幼虫の食草であり
このためウスバシロチョウも有毒となる。

花言葉:「あなたの助けになる」「助力」「喜び」