美味しい冬

いただきものの立派な夏みかん。
下に転がっているのは
生徒さんがわざわざ秋田から取り寄せているという
美味しい美味しい干し柿。
ちゃんとお日様に干しているからとっても甘く
白い粉もたっぷり吹いてる。

今年は自家製干し柿を半分ほどダメにしてしまった。
秋の前半はお天気つづきでからりとうまく乾き
美味しい干し柿ができてたっぷりいただいた。
ところが後半、雨続き。
おまけに気温もそんなに下がらなかったものだから
いっぺんにカビてしまったのだった。
とても残念。

ちなみにこのプロの方の作った干し柿が
こんなに粉吹いているのは麹のおかげなのだそう。
だからたとえばもうできてる干し柿や干し芋など、
すでに粉の吹いたものをそばにおいておくと
あたらしく干し始めた柿も粉を吹くのだそうだ。
今度の秋はぜひためしてみたい。

ナツミカン(夏蜜柑)

学名:Citrus natsudaidai
科名:ミカン科ミカン属
別名:ナツカン(夏柑)、ナツダイダイ(夏橙)

夏橙(なつだいだい)が正式な名称。1700年頃(江戸時代中期)
現在の山口県長門市の青海島、大日比海岸に漂着したかんきつの種
子を西本於長という女性が播いたのが起源。
その原木は昭和2年4月8日に史跡名勝天然記念物に指定され
現在でも、西本家の庭で保存されている。
夏みかんはもともと秋に実がなる果物だったが
あまりに酸っぱくそのままでは食べられるものではなかったため
酢の代用品として使われてきたが、そのまま取らずに初夏頃までおくと
酸味が和らぎみかんのようにおいしく食べられることが分かり
夏みかんと呼ばれるようになった。

美しく美味しい。

昨年の秋にいただいて描いたざくろ。
あちこちで見つけて、描きたいな~とながめていたのだけれど
なかなか手に入らなかった。
Yさん、ありがとうございました。

描くのも好きだけど食べるのも好き。
描き終ったらぽろぽろと実を外してぱくぱく。
ルビーのように美しい透明な赤い実は
中にころんと大きな種が入っていて
食べるところはほとんどない。
けれどなんてジューシーで甘酸っぱく美味しいこと!

ザクロ(石榴、柘榴、若榴)

学名:Punica granatum
科名:ミソハギ科ザクロ属
原産地:トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説
    南ヨーロッパ原産とする説、およびカルタゴなど北アフリカ原産とする説などがある。

新王国時代にエジプトに伝わり、ギリシア時代にはヨーロッパに広く伝わったとされる。
東方への伝来は、前漢の武帝の命を受けた張騫が西域から帰国した際に
パルティアからザクロ(安石榴あるいは塗林)を持ち帰ったとする記述が
『証類本草』(1091年-1093年)以降の書物に見られるため、
紀元前2世紀の伝来であるとの説があるが、今日では3世紀頃の伝来であると考えられている。
日本には923年(延長元年)に中国から渡来した。

ギリシャ神話の女神ペルセポネーは、冥王ハーデースにつれ攫われ、
6つのザクロを口にしたことで、6か月間を冥界で過すこととなり
母・デーメーテールはその期間嘆き悲しむことで冬となり、
穀物が全く育たなかったがペルセポネーが戻ると花が咲き、木々には実がついたという。
このため、多産と豊穣の象徴とされている。

花言葉:「優美」「円熟した優美」「優雅な美しさ」

椿の美学

椿の散り方の潔さに感嘆。
まだまだ美しいのに。
ひとはなかなかこうはいかないね。

今日の自転車通勤も快適!
よい汗をかきました。
週末には寒波が来るとのこと。
ちょっとどきどき。

日暮れ前に

昨年教室のモチーフにするためにちょきんと切って描いた太郎冠者。
昨日あんまり暖かかったので現場スケッチもしてきたのであった。
日暮れ直前なのでちょっと暗め。

描き始めて30分ほどであっという間に日が暮れてしまい
急に寒くなった。
やはりまだ1月、油断は禁物。

昨日で私のお正月休みは終了。
今日はぽかぽか陽気の中自転車通勤。
ひと汗かいちゃうね~。
おまけにモチーフ用に大きな夏みかんを8個も背負ったものだから
まあ重いこと重いこと!

明日も暖かいかな。
また自転車乗っちゃおう!
防寒より汗対策だな。

太郎冠者(タロウカジャ)

学名:Camellia wabisuke cv. Taroukaja
科名:ツバキ科ツバキ属
開花期:12~4月
別名:「有楽椿(ウラクツバキ)」
原産地:日本。

織田信長の弟で茶人でもあった織田有楽斎長益が、茶の湯の席に好んで用いたと伝えられている。
室町時代のころに中国から持ち込まれた椿(ツバキ)の原種である西南山茶(ピタールツバキ)と
日本の藪椿(ヤブツバキ)との交配ではないかと推定されているそうだ

花言葉:「控えめ」「簡素」「静かなおもむき」

初春

まだ早いよね、と思いながらも
ぽちぽち紅梅が咲いているお宅を見かけるので
いつもの梅林に行ってみた。
さ・咲いてる!
1ヵ月早いんじゃないか~?
蕾と花のバランスが絶妙な
見ごろ、描きごろ!
こんなに咲いてると思わなかったから
スケッチブックも小さいのしか持ってこなかったYO!

そして今日はほんわかと暖かい。
春のような陽気であった。

梅を描くのは寒さとの戦い。
冷え性の私はカイロを背中に張ったり
足の裏に張ったり
長めのベンチコート風ダウンをしっかり着込んでマフラーぐるぐる
毛糸の帽子、指先の出る毛糸の手袋という
かなり怪しいいでたちで描く。
描いている間は寒さは感じないのだけれど
描き終ると冷え切っていて
熱いココアなどをふうふう飲みたくなる。

と~こ~ろ~が!
今日はぽかぽか陽気。
さすがにあったかパンツははいたけど
薄手のライトダウンジャケットの下は長袖Tシャツ
一応マフラーをしたけど手袋はいらない
帽子も日よけ用の綿のもの。
こんな楽な梅スケッチ、めったにないよね。
ありがたいようなこわいような・・・。

ウメ(梅)

学名:Prunus mume
科名:バラ科サクラ属
開花期:2月~4月
別名: 好文木(コウブンボク)、春告草(ハルツゲグサ)、
    木の花(コノハナ)、初名草(ハツナグサ)
    香散見草(カザミグサ)、風待草(カゼマチグサ)、匂草(ニオイグサ)


梅には500種以上の品種があると言われている。
野梅系、緋梅系、豊後系に大きく3系統に分類できる。
果実を梅干し、梅酒、梅酢、梅醤やジャムなどにして食用とする。
漢方薬の「烏梅(うばい)」は藁や草を燃やす煙で真っ黒にいぶしたウメの実で
健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるとされるほか
「グラム陽性菌、グラム陰性の腸内細菌、各種真菌に対し
試験管内で顕著な抑制効果あり」との報告がある。
青梅には青酸が含まれているので、食べると死ぬ、という警告が知られている。
ただし、胃酸や胃の消化酵素だけではシアンの生成は起こらず
中毒の危険は、大量の未熟な種子をかみ砕いてその酵素を併せて摂取した
特殊なケース(アンズの種子を大量に食べた事による重症例がある)に限られる。

平安時代の貴族・菅原道真(845~903年)は、朝廷内での公卿・藤原時平(871~909)
との政争に敗れ、遠く九州・筑前国の大宰府へ左遷されることになった。
道真はとりわけ愛でてきたウメの木、サクラの木、マツの木との別れを惜しんだ。
道真を慕う庭木たちのうち、サクラは悲しみに暮れてついには枯れてしまった。
ウメとマツは道真の後を追って空を飛んだ。
しかし、マツは途中で力尽き、摂津国八部郡板宿近くの丘に降り立ち
この地に根をおろした(飛松伝説)。
ウメは一夜のうちに大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという。

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春な忘るな

花言葉:「高潔」「忠実」「忍耐」

実りある年に・・・

年末にいただいたラ・フランス。
絵になるし美味しいし、最高♪

Yさん、ありがとうございました。

こんな冷える晩はお膝にみつまめ。
おかげでお仕事進まないわ~。
でもかわいいから許す。

今日は入籍したばかりの弟夫妻を中心に家族が集まり
楽しい新年となった。
やっぱり家族が増えるのはうれしいね。
きっと今年もよい年ね。

描き初め

今年の描き初めはなんにしようかな~♪
やっぱりよい香りをさせているこのお花、蝋梅!

透明感のある蝋細工のような花びらは青空が透けて
場所によっては緑がかって見える。
神様は寒さに耐えうるように丈夫な花びらを与えた。
まだまだ冬はこれからなのに
春の香りがあたりにふんわり漂う。
なんだかよい一年になりそうだね。
どうぞよろしく。

ロウバイ(蝋梅)
学名:Chimonanthus praecox
科名:クスノキ目・ロウバイ科・ロウバイ属
開花期:12月~2月
別名:唐梅 黄梅花 南京梅


本草綱目によれば、半透明でにぶいツヤのある花びらがまるで蝋細工のようであり
且つ臘月(ろうげつ、旧暦12月)に咲くからこの名がついた。
その香りは、高貴な香りといわれ
香水などの化粧品や香料などにも用いられている。
その香りの主成分は、
シネオール、ボルネオール、リナロールなどの芳香油で
鎮静作用、精神安定効果、空気清浄などの
アロマセラピーの効果がある。
また、蝋梅には、薬効もあり、
花やつぼみから抽出した生薬「蝋梅油(ろうばいゆ)」は
火傷、解熱、鎮痛、せきを鎮める効果もあるといわれている。
しかし種子などにアルカロイドであるカリカンチンを含み有毒。
中毒すればストリキニーネ様の中毒症状を示す。

花言葉:「先導」「先見」「慈愛」「優しい心」

年賀状

あけましておめでとうございます。
本年もがんばりますので
よろしくお願いいたします。