長崎の旅その1


早くも3月に入り、春の足音が聞こえてきた。
長崎に行ってからというものサボりがちのブログ・・・
もう10日以上経ってしまった。

今回はスケッチ目的ではなく
血はつながっていないけど遠い親戚にあたる
樺島勝一さんの大規模な展覧会が
出身地である長崎の県立美術館で行われるという話が
家族の集まったお正月にでて
母がぜひとも行きたいと言い出したのであった。

母は脚が悪いためあまり歩けないし
最近は乗り物酔いもするようになってしまっていて
めったに旅行には行かない。
その気になるのは珍しいこと。
しかも脳梗塞で倒れて以来障害の残る
母の妹である叔母も連れて行きたいと言う。

・・・大丈夫か?

この頼りないわたくしが
なんとかするしかあるまい。

とりあえず3人の予定が合う日に飛行機と宿とレンタカーを手配。

妹一家が先発隊で1月に行ったのだけれど
偶然同じホテルを予約。
夜景がきれいで食事もとてもおいしいとのことだったので
テンションがあがる。

ところが出発の10日ほど前から
叔母の障害がちょっと進んでしまった。
泊まりの旅行はムリそう、ということで
母と2人で行ってくることとなった。

高速バスで羽田、そこから飛行機に乗って長崎空港・・・
ここで母の乗り物酔いが起きてしまった。
100%雨の予報がもうすっかりやんで、せっかくお日様もみえたというのに。
とりあえずレンタカーで長崎市内へ向かう。
中華街でちゃんぽんの予定が、母は食べられず
おかゆをどうにかすすって
今回の旅の目的である長崎県立美術館へ。

隈研吾さん設計のこの建物は広々と美しく
外のひかりをみごとに取り入れている。
中央には川が流れ、すぐ近くの海にそそぐ。
とてもここちよい美術館だ。
そして「樺島勝一展
船の絵が有名だけれど動物もすごい。
太平洋戦争のころの少年誌の挿絵は実にみごとで
実際に見てきたようだ。
戦意を煽ったのか、といわれると
結果的にはそうなったのかもしれないけれど
挿絵画家という仕事を
ひたすら忠実にやってのけたということだとおもう。
戦後の帆船の絵や動物画、
しょうちゃんシリーズの漫画
どれも圧倒的な描写力だ。
絶筆の帆船の絵は実に細かくすごい迫力なのだけれど
死の床でロープを1本描きわすれたから足してくれ、と言ったのだそう。
どこが足りないのかぜんぜんわからない・・・

4月9日までなのでもし長崎に行かれることがあればぜひ!

・・・でこの細かい絵を懸命に観た母はより具合が悪くなり
でも外を歩きたいというので
グラバー園の駐車場に車を入れた。
そこから坂をのぼって大浦天主堂へ。
ここのカステラ圧力はものすごい。
買わずには帰れないかんじだよね。
ぱくぱく味見しながら坂を上りきると美しい建物が見えた。

この写真にはうつっていないけれど
この建物に行くまでにはさらに急な階段がある。
母、ここで挫折・・・
私だけでも見てくるように言われたけれど
高校生のときにいちど来てるしね。
またカステラ坂を下って駐車場に戻りホテルにチェックインすることにした。
ちなみにカステラは買い損ねた。
カステラ圧力に勝ったね。

ホテルはよいところに泊まりたいという母の要望で
ちょっとランクアップして
ガーデンテラス長崎ホテル&リゾートにしたのだけれど
ちょうど長崎ランタン祭りがおわったばかりの
空いている時期だったらしい。
白人のスタッフの方が
「モシヨロシケレバ、ムリョウデ グレードアップシマショウカ?」
と言ってくださったのでラッキー!とばかりにおねがいした。

このホテルも隈研吾さんの設計
本館に泊まる予定だったのだけれど
そのグレードアップした部屋は新館になるらしい。

高級ホテルの素晴らしいお部屋はもうね、
びっくりしますよ!!
入って真正面は全部窓!
パーンと広がる海を見下ろすテラス。
ダブルベッドが2台、巨大なテレビ
洗面台も2個あるし海を見ながら入れるジェットバス
2種類のバスローブ、タオルは今治タオル
シャンプーやボディソープはブルガリ
薔薇の花びらの入ったバスソルト
ドライヤーはもちろんイオンドライヤー
空気清浄機もついてるし
スリッパまでふわふわ
なんとジョージ・クルーニが宣伝していたコーヒーマシーンまである!

もうここでいいです。
ここでずっとくつろいでいたいです。

まだ母の食欲がわかないので
ルームサービスでお寿司を一人分とってふたりで食べることにした。
これがね、まあおいしいこと。
ほんと下手に外食しなくてよかった。
具合悪いのはどこへやら
母もしっかり食べられた。
わたしも運転しなくてよいのでビール飲めたしね♪

こんな素敵な部屋に泊まれるなんて
リタイアしたら一緒に旅行にたくさんいくはずだった父がリタイア直前で亡くなり
遺された祖母の介護を終えてまた叔母をひきとっての介護
日々がんばっている母に神様からのプレゼントかもしれない。
私はおこぼれにあずかったかんじ~。

くつろいでいればよいものを
やっぱりこんな美しい景色を見たらやっぱりね
描くよね。

これは夜景。

6時に目覚ましをかけて朝も描く。
朝になっても明かりはまだ残っている。

このホテル、ほんっとお勧め!
朝ごはんもとってもとってもおいしいです。

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