死ぬ前に最後にしたいこと


今日もちょっと前のスケッチをアップします。

先月の軽井沢は皆さん楽しんで下さったようで
当日は時間がなくて仕上がらなかったスケッチを
写真と記憶ですばらしい作品に仕上げて下さってきています。
写真を撮りためてますので
そのうちアルバムでも作ろうかな。

そんなこんなで
私の中では風景ブーム。(笑)

今回のカレンダーでも
意外と人気だったのが風景でした。
とはいえ
まだまだ未熟者。
これから冬、植物が減るので
風景画をどんどん練習していこうと思ってます。

これは9月末の日和田高原。
紅葉が始まったばかりの森です。



日和田高原(F8水彩)

この美しい森で
筆を走らせながら思ったこと。

死ぬ前に最後に何をしたい?ってきかれたら
多分私はここでスケッチしたい、と答えるだろう。

上手く描けるかどうかはともかく
ここで濃い緑ときれいな空気と沢の音や小鳥の声に囲まれて
こうして好きな絵を描いていられることが
なんとも幸せ。

こういう幸せを先月の軽井沢では
少しは分かち合えたのかもしれないと思います。

また、春にみんなでどこか行くこと考えなくっちゃね。

今日は10月のお話。

これも去年のちょうどその時期のスケッチです。



日和田高原の紅葉(F4水彩)

きのこを描きに出かけるこの時期は紅葉も美しい。
ヤマハゼが見事な赤のグラデーションを見せてくれました。
白樺も微妙に紅葉。
山できのこを探す人たちの熊鈴の音。
時折差す陽やぱらつく雨。
吹き抜ける風は冷たさを帯びながらも爽やか。
そんな山の空気をお伝えできたら、と思います。

2018年のカレンダーの全部の絵と解説文が読める
こちらのホームページをぜひご覧ください。
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パソコンのほうが見やすいと思います。
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近所の配達のほうはちょっと滞っておりますが
郵送の方は手配が済んでいる・・・はずです。

これから2~3日してもまだ届かない!
という方はご一報くださいませ。

これからのお申し込みはできましたらお申し込みフォームから申し込んでくださると
助かります!

よろしくおねがいいたします。


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柏のNHK文化センターでは12月末のお申し込みまで
講師の紹介状があれば入会金が半額になるキャンペーン、実施中!
気になる方は紹介状をお渡ししますのでこちらにご連絡ください。

NHK文化センターさんでは「野の花を描く」という講座を
第1・第3火曜日の10:00-12:00と13:00-15:00の2クラスでやっております。
自分で描きたいお花を持ってきていただいて描く、という
好きなものを好きなように描いていただける講座になっております♪

マツムシソウに魅せられて


ちょっと前のスケッチになりますが
マツムシソウの群生を初めて見ました。
大好きなお花のひとつで
空色にちかい淡い紫色が美しく
不ぞろいなかたちの花びらがなんとも可憐。
でも描くのは難しく、3日通いました。



マツムシソウ(F6水彩)

この日の午後見つけてスケッチ。



マツムシソウ(F6水彩)

翌日は水辺の別の場所でも見つけたのでそこでスケッチ。



マツムシソウ(F6水彩)

3日めは描きはじめたのが夕方で
日が暮れてしまって途中・・・
時間がないときは
ぽんぽんと色をおいてから
水彩色鉛筆か水彩鉛筆でささっと形をとります。
じっくり描くときと手順がちょっとだけちがいます。

これらをもとに本画に落とし込む予定です。

今日は9月のお話。



アカチシオタケ(SM水彩)

きのこがいちばん出るこの時期はそわそわと山間部へ出かけます。
食べるのも好きですがどっちかというと美しいきのこをめでるほうが好き。
そんな私の心を捉えるこのアカチシオタケ。傷つけると赤い汁がでるので
赤血潮茸。漢字にするとなんかおどろおどろしいのですが透明感のある
繊細な立ち姿にぽっと紅がさすとても美しいきのこです。時折ちいさな
アマガエルが遊びに来ます。そろそろ冬眠でしょうか。

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柿でできてます。


柿の季節ですね!



柿と菊(F4水彩)

大好きな柿ですが、期間が短い上に
いっぺんに採れ過ぎるというちょっとした欠点があります。

この時期のわたしはほとんど柿でできてます。

生の柿ももっちろんおいしいのですが
数年前から干し柿にハマってまして
ベランダでプラプラ干してます。
渋柿の素晴らしいのをたくさんいただいたので
どんどん剥いて干せばいいだけ・・・のはずですが
これは家族の協力なしではなかなか難しいです。

まず、この干す作業が意外と大変。
いただいてすぐに剥かないと
どんどん熟して干せない状態になってしまいます。
母を中心に、叔母、妹、総動員でひたすら剥きます。
いろいろなやり方を試したのですが
焼酎につけてから吊るすとすぐに渋が抜けて
しかもカビの防止にもなります。
10個ずつ麻紐にかけて
ベランダに置いたキャスター付きの
高さ120cmほどのハンガーにどんどん吊るしていきます。

これがとっても便利で、日向への移動はもちろん
雨が降れば部屋にも取り込めます。

北国とちがって気温が高いし
まだコバエもいるので
油断するとカビが生えたり
虫が発生してしまったり
何度か失敗しましたが
よい手を編み出しました!

テレレテッテレ~♪

せーんーぷーうーき~~~
(ドラえもん風で)

これね、マジですばらしいっす!
風が当たるので乾くのも早いし
コバエもよってこれないんです!

そんなわけで今年のうちの干し柿はすばらしい出来です♪
自分で干したのと売ってるのとでは
全く味がちがいます。
うちで干したのも
冷蔵庫とかで保存すると
どんどん味が落ちるので
やっぱり干したてを食べるのが美味しいんでしょうね。
渋柿が手に入ったらおためしください。

今日は8月のお話。



軽井沢 雲場池(F4水彩)

軽井沢の紅葉、と言えば雲場池。
10月にみんなでスケッチに行こう!ということで
下見に出かけたのですが
お盆休みに行ったのでとても混んでいました。
雨が時折ばらつくお天気だったせいかツバメが水面すれすれを
飛び回っています。
深呼吸したくなるような
緑色の空気。
10月のツアーの日はここが赤や黄色に美しく染まり
最高のスケッチびよりとなりました。

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虫が入ってる実・・・でもきれい。


野葡萄は私の好きな実のひとつ。
葡萄、とつくけれど食べられません。

翡翠やターコイズ、水晶にラピスラズリといった
宝石のような色はほんとうに美しい。

このバラエティに富んだ色は
『ブドウタマバエ』や『ブドウガリバチ』の幼虫の寄生(虫えい)によって
虫コブ状になって異常に脹らみ白緑色や淡紫色や瑠璃色それに赤紫色になったもの。
形も大小不揃いになります。

つまり中に虫さんがいるんです。

わたしがこれを見つけたのはもう10月の終わり。
色も随分と褪せていて
虫が無事成虫となって飛び出したのであろう
穴があいておりました。



野葡萄(F4水彩)

今日は久しぶりに教室がなかったので
たまったお仕事を。

カレンダーの発送は明日にはできるかな。

もし万が一、頼んだのに来てない!
ってことが1週間後にありましたら
ご連絡ください。
万が一。。。とかいいながら去年、何件かありました・・・><

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こんなかんじです♪
解説文を読めるこちらのホームページをぜひご覧ください。
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今日は7月のお話。



山百合(F10水彩)

梅雨明けの声がちらほら聞こえだし、気温が上がりはじめると
この花のことが気になります。
今年もうきうきと描きにいったところ
毎年たくさんの山百合が咲くエリアがすべて丸刈りにされていました。
蕾もたくさんついていたはずなのに。
植物の知識も愛情も持たない業者に
委託したのでしょう。
スケッチは残った貴重な山百合です。
管理しているところを調べてメールで山百合の保護をお願いしましたが
来年がどうなるか、とても心配です。


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ノブドウ(野葡萄)
学名: Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
科名:ブドウ科ノブドウ属
別名:イヌブドウ、カラスブドウ
分布:日本全国のほか東アジア一帯に分布
開花期:花期は7〜8月*実は9月から10月

果実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、
虫えいを作ることが多く、紫色や碧色などになる。正常な果実は少ない。

花言葉:「慈悲」

カレンダー、完成!


菊の季節となりました。
うちの菊は9月の長雨で葉の病気が広がり、
ちょっと残念な感じになっております。
それでも健気に花を咲かせてくれているので
やっぱり描かねば。



菊(F4水彩)



菊(F4水彩)

昔はあまりよさがわからなかった菊も
年をとったのか、好きになってきました。
いつも虫がついているような
飾っていると花瓶のまわりがべたべたと汚くなるのが
なんともイヤでした。
それはやっぱりイヤなんだけど
それに増して菊の香りや可憐な姿が好きになっちゃった。
よく洗って飾ろう。(笑)


カレンダー、ようやく発送の準備が整いました。

今回は10月にいろいろ入れちゃったのでバタバタしており
なかなか準備まで手が回らず
10月中に発送したかったのに今ごろです・・・

でも年内には間に合いますよね!!!!
やった!!!

ここで少しカミングアウト。

311、あの大震災のとき
私は脚を骨折していてまだ金具が脛に入っており
平らな道でもゆっくりしか歩けない状態でした。

余震が続く中で教室もお休みになり
時間はあったのに
あのひどい状態の東北にわずかばかりのお金を送る以外
何の助けもできない自分がほんとうに腹ただしかった。

そこで翌年からカレンダーを被災地の仮設住宅に送る活動を始めました。
少しでも和んでいただけるといいな、
少しでもよい一年になりますように、
祈りをこめて送りました。

こんなことぐらいしかできない自分が恥ずかしくて
皆さんにはあまり言ってきませんでした。

でも、気がつきました。

お店で2000円も出せば有名な作家さんの
もっとゴージャスなカレンダーが買えるのに
わたしのA4サイズのカレンダーを2300円も出して買って下さってる。

被災地に送るのにかかる費用はそこからも出ているのに
皆さんに何も報告しないのはいけないことだったんじゃないかと。

去年まで買って下さってたたくさんの皆様

宮城県の石巻市の仮設住宅に毎年100部ほど
宮古市の仮設住宅に50部ほど

送らせていただいてます。

今年は石巻に60部、宮古市に50部送らせていただきました。

だいぶ仮設住宅も減り、高台への移住も進んできているようです。
でもこの2市だけでもまだこれだけの方々が仮設にお住まいなのです。
忘れずに支援していかないといけないですね。

今夜はもう遅いので新カレンダーの全貌はまた後日。

今日は6月の絵をご紹介します。

うちのお庭はこの花々の咲く時期がいちばんきれい。
千鳥草、ニゲラ、シナワスレナクサなどが庭を青のグラデーションで染め上げます。
いろいろな種類の蝶や蜂が集まってきて狭いながらも天国のような眺め。
この花々が終わって紫陽花が咲き始めると梅雨のはじまりとなります。



青い庭から*千鳥草・ニゲラなど*(F4水彩)

2018年カレンダー、A4サイズ(タテ)1部¥2,300-
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あと久々の20分スケッチ!
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マユミと柿の葉(紅葉してる)です。
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20分スケッチvol.12

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