キツネさんに雨がふる


目を覚ましたらなんだか涼しいような気がしたので
気になっていたキツネノカミソリの森に出かけた。

涼しい、というのは気のせいだったようだ。
むっと湿度が上がってくる。
あれ?
ぽつぽつと落ちてきた。
でもせっかくここまできたし
お花も終わりがけとはいえ
まだまだきれいだし・・・

そんなかんじで
ぐだぐだで描きはじめたキツネちゃん。
毎年描くお花なんだけど
やっぱりかわいい。
描きはじめて10分ほどで
本格的に降りだした。
大粒の雨。
でも林の中なのでまだ大丈夫。
そのうち木の葉にたまった雨粒が
ぼたん、と落ちだした。

あきらめて片付け
さて帰ろうかとおもったら小降りになってきた。

結局たいした雨量ではなく地面は乾いたまま。
きのこなんてほとんど出ていない。
これでざっと降ったらにょきにょきでてくるのにな。

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

学名:Lycoris sanguinea
科名:ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
開花期:8月~9月
分布:本州から九州に生育

ヒガンバナと同様に、花が咲くときには葉がない。
早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草が茂るころには葉が枯れる。
その後に花茎を形成し、花を咲かせる。
キツネノカミソリはお盆ころに、ヒガンバナはお彼岸に花を咲かせ、なにやらご先祖様と因縁のある植物である。
名前の由来だが、これは細長い葉っぱをカミソリに見立てて付けられたと言われている。
なぜキツネと付くのか、キツネが生息するような場所に自生するのか、キツネが使いそうなイメージからなのか、それは憶測の域を出ない。
花の色をキツネの色に見立てた、葉がない状態でいきなり花がにょっきり伸びてくる姿が、キツネに化かされたようだからという説もある。
上ノ入遺跡(神奈川県平塚市)からは、キツネノカミソリと思われる炭化した球根が出土しており、
縄文時代には食用にされていたのではないかとも言われている。
球根は良質のデンプンを含有するが、毒性のある物質も含まれており、普通そのままでは食用にできない。

花言葉:「妖艶」

MicaKatolaのブログ、アップしました。

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