桜のスケッチで忙しい日々がつづく。
毎年のことだけれどなかなかスケッチ日和がない。
雨が降ったり風が強かったり
よい日なのにお仕事と重なったり
それでもなんとかがんばればかけるものですな~。
そんなわけでアンコールワットのつづきが滞っております。
自分の記録用でもあるのでまたしばしお付き合い下さいませ。
アンコールワットの朝日を見たあと
各自ホテルに戻って朝食。
そして午前の観光にあらためて集合、という予定。
ホテルの朝食バイキングの
タイ米でできていると思われるおかゆにすっかりハマる。
なんだかおいしいんだよね~。
これに味つきのゆで卵とパパイヤの漬物を入れて食べるのだけれど
ゆで卵には殻がついていてそのままカットしてあるものだから
どうしてもちょっぴり殻が入ってしまう。
そこはあきらめるしかない。
ちなみに少し青みがかった殻のとてもおいしいたまご。
ちょっと郊外に行くと細身で脚の長い元気なにわとりが走り回っているので
彼らの卵と思われる。
野菜も味が濃い。
このほかに5cmほどのちいさなバナナがあって
それがとてもおいしかったのでいっぱい食べた。
レストランの外にバナナが立派になっていた!
こんなの初めて見る~!!!
出発前にささっとスケッチ。
そしてバスで出発。
まずはバンテアイ・サムレ。(サムレ族の砦、の意)
昨日から遺跡めぐりしていてなんだかかぎ覚えのある臭いがするなあとは思ってたんだけど・・・
犯猫はきみたちね。
こっちの動物たちは人間に全く関心がないように見える。
近づいても写真を撮ってもまるで無視。
猫だけではなく犬も。
そしてこの日の目的地バンテアイ・スレイに向かうのだけれど
途中でお砂糖を作っている場所に寄る、という。
道のわきに屋台のようなものが並んでいる一角にバスが止まった。
キャンディのようなキャラメル色のまるいものが入ったプラスチック容器が並んでいる。
試食してみると黒糖のようなコクというか慈味というか
やわらかな甘みの糖。
なんとこの椰子の雄花を切るとにじみ出る汁を集めて煮詰めたものだという。
あんまり美味しかったのでお土産用と製菓用にたくさん購入。
そしてこの屋台でびっくりなものを発見。
この鮮やかなきのこのようなモノはなあに?
なんと、カンボジアの名産品のひとつ、カシューナッツ!!!
下にちょこんとついているのがナッツ!
可愛すぎる!
このあと観光で歩き回るとけっこうカシューナッツの木があることに気がついた。
こんなふうになってるなんて知らなかった。
この木にはまだ花が咲いている。
さて、目的地バンテアイ・スレイ。
ヒンドゥー教寺院、967~990年ごろジャヤヴァルマン5世によって建てられた。
アンコールワットよりも200年ほど古いらしいんだけれど
彫刻の美しさは数々の遺跡の中でも群を抜いている。
なんて繊細で美しい!
アンコールワットで見たものの10倍は素敵。
当時の文字も残されていて貴重な記録。
しかし可愛らしい文字ですなあ。
そしてこの中央祠堂に東洋のモナリザと言われる
美しい像が彫られている。
・・・がしかし、周りの彫刻の保護のためここは立ち入り禁止。
裏側に回るとなんとか見られるというけど・・・
と・遠い!!双眼鏡がほしいところ。
こじんまりしているけれど、かなり見ごたえのあるすばらしい遺跡でした。
この日の午後はやっとフリー。
タプロムでスケッチがしたいと思ったけれど
この町シェムリアップは電車もバスもタクシーもない。
移動手段は車をチャーターするか
自転車をレンタルするか
トゥクトゥクと呼ばれているバイクに引かれる乗り物にのるしかない。
ガイドさんの話ではバイクのルールは最近できた3つ。
ヘルメットの着用、ナンバープレートをつけること、
乗る人数の制限のみ。
免許は必携ではないので7割が無免許で運転しているとのこと。
道路の信号は私が見た中では1箇所しかなく
それぞれの判断で運転している。
ガイドさんはあまりおすすめしない、と言っていたけれど
自転車はあまりに暑いしスケッチの道具も持たなきゃなので
やっぱりトゥクトゥクでしょ。
ホテルと契約している運転手にお願いするのが安心。
事前に値段交渉、
地元の方って外国人にはどうもうまく見分けがつかない。
初日にのったトゥクトゥク、帰りに間違えてちがうのに乗っちゃったので
こんどは間違えないように写真をとらせてもらう。
男前♪
トゥクトゥクは風がきもちよく、快適。
前日に行ったタプロムはぎうぎうに混んでいたけれど
午後は比較的すいている。
やっと落ち着いてスケッチできた。