カンボジア旅行記最終回


暖かくなったり寒かったり毎日不安定。
そろそろ八重桜のスケッチに入らねば。

旅行記も最終回。
4日めはツアーの予定は何もなく自由行動だったのだけれど
ガイドさんに紹介されたオプションのツアーの中に
ベン・メリアという発見されたまま補修されていない遺跡が郊外にあり
そこがおすすめだというので申し込んでみた。
他にも湖のクルーズとかオールドマーケットとかいろいろあったのだけれど
そのなかでもちょっと高かった。
出発してその理由がわかった。
車のチャーター代と日本語のガイドさんつきだからだね。
もし次回行くことがあったら車をチャーターしちゃったほうが安い。
ちょっと遠いけれど遺跡の入場料は5$でそんなに高くない。

道の途中にやはり屋台が並んでいる場所があるのだけれど
ここは椰子糖ではなくおこわを竹筒に入れて蒸して売っている。
米、お豆、ココナツミルクをいれて焚いたものだそうで
ひとつ試しに買ってみたけれどとてもおいしかった。

そして肝心なベン・メリアはどんなところだったかというと・・・


おおおお!


中もこんな。


11世紀末~12世紀初頭に立てられたヒンドゥー教の寺院。
ベンとは入り口付近にあった木の花の名前だそうで
ベン・メリアで「花束の池」という意味を持つという。
美しいたてものであったのでしょう。
補修されていない、とはいえ
ちゃんと上に上れるように木製の通路がしっかり作られており
観光客もかなりたくさん。
イメージとちがったわ~。

ここでも木が遺跡を侵食中。

このままほうっておくと木の根が育って太くなり
遺跡がますます壊れていく。
そのうちなんらかの手を加えないと瓦礫の山になっちゃうね。

ガイドさんに頼み込んで20分だけ!とスケッチさせてもらう。
「ホテルでバナナ描いてた人?」
と言われ、お許しが出た。
そういえば前日のトゥクトゥクの運転手にもそう言われたんだった。


小学生なんかも集まってきちゃって賑やかだったけれど
なんとか1枚!

このツアーは午前でおわり。
帰りの飛行機は6時にホテルに集まればよい。
さてどこにいこう?
あまり遠くはいけないのでホテルから近いバンテアイ・クディに
やっぱりトゥクトゥクで行ってみた。
画材をもっていくとやっぱり
「バナナのひと」と言われた。
あれだけきれいなお花か咲いているホテルだけれど
描く人はめずらしいのかな?

こちらがバンテアイ・クディ。

僧坊の砦、という意味。
アンコール・トムなどと同じくジャヤヴァルマン7世が
もともとヒンドゥー教寺院だったものを仏教寺院に改築したもの。
当時は僧侶の学問の場だったと推測されている。
2001年に上智大学の調査団が274体の廃仏を発見。
さらに2010年に6体を発掘した。

お坊さんがいてお線香を焚いている。
これまでの遺跡ではなかった光景。

中も広そう!
だけど描く時間がなくなるので
私が入ったのはここまで。
入り口がすてきだったので
そこを描くことにする。

聞いたことのないような美しい小鳥の声がする。
暑すぎるのか意外と蚊がいなかったけれど
日本でもよくなやまされる目の前をぶんぶんとびまわって
目に飛び込んでくる「目の前虫」がいっぱい。
目に入られたYO!
何がしたいんだ、あいつらは!

飛行機の時間には間に合い、無事に乗り込んだんだけれど
おうちにつくまでが遠足ですからね。

トラブル発生。

乗り換えの地、ハノイで「NARITA~!」と成田に行く人だけがぺたぺたとシールを貼られたと思ったら
飛行機の整備不良で成田行きにのれないので
名古屋にいかなくてはならないという。
そのかわり200$も返金してくれて
名古屋からはJALで成田に運んでくれるというので
かえってラッキー?
あさの7時につくはずが10時くらいになるけど。

そんなわけで少々遅くなったけれど無事帰国。
どこでも眠れる特技をもつのであっという間についちゃった感じ。

帰国した日はもう桜が咲いてるかと思ったらちょびちょびで
小雨交じりの寒い日だった。
おなかがすいたのであったかいラーメンなど食べて帰り
お昼寝をしていつもの夜のプールもちゃんと行ったくらい元気だった。
翌日のあさごはんももりもりと食べたんだけれど昼ぐらいからなんだかおかしい。
疲れた?と思って横になってから2日間寝込みました。。。
吐いて下したのは一回だけだったので食あたりではなさそう?
それから飲み物だけで1日寝てて
翌日は重湯的なものをすこし。
頭痛がひどいのと背中が痛くてつらかった~。
熱も何もないの。なんでしょうか??
3日目からやっと起き上がって固形物を食べたんだけれど
その翌日からけろっと治ってしまった。
もちろん家族にもうつらず。

気温の変化かなあ?
疲れ?
たしかにあの暑さで外で遺跡見学やスケッチだもんね。
ちょっと年を感じました。

長い旅行記、読んでくださってありがとうございます。
明日からはまた描きためたお花のスケッチをあっぷしていきまーす!

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