こんな寒い日でも咲くお花、侘助。
可憐だ~。
今朝起きたら景色が真っ白だったのでちょっとびっくり。
あっという間に雪は溶けてしまったけれど。
ツバキ(椿)
学名: Camellia japonica
科名:ツバキ科ツバキ属
ワビスケの名前の由来には、実にさまざまな説が唱えられている。
「四季の茶花」(山藤宗山、淡交社)には
侘わび介すけ椿つばき伝説に、利休居士の下僕の侘介が利休居士のために苦心して育てたこの椿を
利休居士が茶事に用いて非常に好評だったのを喜んで、その下僕の名前を取って名づけられたといわれている。
とある。
また、俳句の季語の本「日本大歳時記」には、ワビスケの由来について
侘わび助すけ 朝鮮戦役の折、加藤清正が持ち帰ったという説がある
と書いている。
語源の辞書として有名な「大言海」には、
侘助椿 豊太閤、征韓の時、従軍セシ何ノ侘助、齎シ来レりヨリ名トストス。
とある。
京都の大徳寺総見院に、かたわらに「豊公遺愛のわびすけ」という石碑の建つ老大木がある。
寺伝によれば、本樹は、羽柴(豊臣)秀吉が千利休に与えた侘助の木だという。
恐らく、この寺伝の話がベースとなって、上掲の3説が作りだされたものに違いない。
ほかに、次のような話も伝えられている。
利休が秀吉から自刃を命じられたのは天正19年(1591)。
このとき茶室に可憐なツバキの花が活けてあった。
活けたものが下僕の侘助だと知り、
その風雅な心ばえをめでて今後このツバキを侘助と呼ぶよう申しつけたという。
そのほかにも「植物名の『侘助』は、侘数奇をもじった「侘助」という名前に由来する」
などいろいろな説があってどれが正しいのか・・・
そんなことには知らん顔。
つつましい花びらはきゅっとまるまったまま。
花言葉:「控えめ」「静かなおもむき」「慰めてあげます」