秋のアザミ。


久々のお花。
アザミは春から晩秋までいろんなものが咲くけれど
こちらは秋のアザミ、野原薊。
ずいぶんすずしいけれど
まだ蚊は元気に飛び回る。
もうしばらくは蚊取り線香のお世話になりそう。


涼しくなったので体を動かすお仕事もずいぶんやりやすくなった。

前に切った版木が底をついた。
大きな板をカットしなくてはならない。
わたしはノコギリが苦手で
あんな薄っぺらい版木を切るのも一苦労。
今回は電動ノコのちからを借りたのだけれど
恥ずかしながら腕の力が弱いもので
途中で支えきれなくなり
だいたい真ん中をすぎたころひゅ~んと曲がってしまう。
まあ、厳密にぴったりあわせるものではなくて
絵のサイズよりちょっと大きければよいので
なんとかなるでしょ、と自分をなぐさめる。
ささくれをとって紙やすりで磨いて
墨を塗って・・・
下準備は昨日済ませたので
また今日からどんどん作りますよ~!

ノハラアザミ
学名:Cirsium oligophyllum
科目:キク科 アザミ属
分布:分布域は広く、本州中部以北の山地の草原や林縁に見られる。
花期:8-10月
茎の上部で枝分かれし上向きに花をつける。
茎の高さは60cm-1m。
葉は羽状に中裂し、縁にとげがある。
総苞が鐘球形で総包片が反りかえり粘り気がない
花言葉:心の成長•独立•自立

今日もきのこ。


いつも雰囲気でディテールを描かずに済ませている。
けれど版画にするときや
この前みたいにイラストの依頼がきたときに
それでは困る!・・・ということで
きちんとスケッチをしておくことにした。


カブラテングタケからまったく離れない
ちいさな蝿まで描いてしまった。
地面から抜いても
手に持ってよい角度を探しても
さらにそれをおいてもずっと離れなかった。
今思えばなんかにおってたのかもしれない。
アシナガイグチを描きだした時には日が暮れていたので
結局ユルいスケッチに。
涼しいのはすばらしいのだけれど
日が暮れるのが早いのはつらい。
もっとはやく描ける手がほしい。><

アシナガイグチ
学名:Boletellus elatus
科目: オニイグチ科
発生:マツ・コナラ、シイ・カシ林
色は栗褐色、湿るとやや粘性。柄は下方に太まり
傘よりやや暗色、基部付近で一方に曲がり、中実。
肉は淡黄色。
可食と書かれていたり食毒不明と書かれていたり・・・
食べられそうなかんじだけど・・・。

ぽこん!


あ、あれは~~!!!
1年ぶりだねぇ、アカヤマドリちゃん!
夏の間は地面がからからに乾いていて
全然出てこなかったので
今年は会えないのかと思ってたよ!


森の中ではオレンジ色で派手に見えるのだけれど
とってもおいしいきのこ。
描き始めたのが夕方だったので
途中で日が暮れてしまった。
このところ暗くなるのもずいぶん早い。

今年こそきのこの版画展をしようと準備中。
恵比寿のきのこレストラン、マッシュルーム
軽井沢のきのこレストラン、エブリコで開催予定。
詳しくはのちほど~~。

アカヤマドリ
学名: Leccinum extremiorientale
科目:イグチ科ヤマイグチ属
発生:夏から秋、広葉樹林(ブナ林)に発生。

傘は初め半球形で後にはまんじゅう形に開く。
表面の色は黄褐色で、しばしば表皮がひび割れて黄色の肉が見え
幼菌の傘の表面には脳のしわ状の凹凸がある。
管孔は初め黄色のちにはオリーブ褐色、孔口は小さい。
柄には黄色から黄褐色の細点がある。

可食。
というかとってもおいしい!

ぽこぽこ。


ずっとからからに乾いていた日々は終わり
雨っぽいお天気が続いた。
そしてやっときのこたちが出てきたのであった!


う~ん、なんてキュートなかたち!
カブラテングタケというこの白いきのこは
ちっちゃいうちはまるで雪だるまのよう。
大きくなっても下のぽっこりはのこって
カブのようになる。

このほかにも数ミリほどのかわいいきのこが
落ち葉の陰からちょこちょこ顔を出していて
足の踏み場にこまる。

スケッチもずいぶんと楽チン!
待ちに待った季節の到来♪

カブラテングタケ
学名: Amanita gymnopus
分類: 真正担子菌綱 ハラタケ目
落葉広葉樹林などに発生する大型のテングタケ類
独特の異臭がすること、根元がかぶら状に膨らむこと、
ひだが黄土色であることなどが特徴。
食毒不明

・・・異臭には気づかなかったなぁ。
今度見つけたらかいでみよっと。
個体差があるらしいけど。

こんどのは食べられるよ


すっかり涼しくなった。
あんなに美味しかったすいかもしろくまアイスも
もうそんなに食べたくなくなった。
これからはぶどう、梨あたりかな。


先日のお教室でお庭になったぶどうを持ってきていただいた。
葉っぱつきのぶどうを描ける機会なんてそうそうない。
美しい緑色のぶどうだったのだけれど
あ、絵具忘れた・・・
というわけでデッサン。。。

でもたまにはこんなきっちり描くのも楽しい。

それにしても今日は眠かった。
雨の音がここちよい。
秋はよいね。

キュートだけど甘くない


ちらほらとあちこちで見かけるようになってきた
この実が色づき始めるのを。


葡萄のように見えておいしそうなんだけれど
食べられない。
毒があるし洋服に汁がつくと取れないので要注意!

暑さは今日までとのことだけれどほんとかな?
ゆうべプールの帰り
夜風のなかに葛の花のかおりが混ざっていた。
もうすぐ金木犀が香るはず。
まちどおしいな。

洋種ヤマゴボウ:Phytolacca americana
     Phytolacca : ヤマゴボウ属
americana : アメリカの
     Phytolacca(フィトラッカ)はphyton(植物)+ lacca(紅色の顔料)が語源 。
    ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草

 別名:アメリカヤマゴボウ

 北アメリカ原産。日本では明治時代初期以降、各地で雑草化。
 全体にわたって毒があり、果実も有毒である。
 毒性は、根>葉>果実の順であるが、果実中の種子は毒性が高い。
 
花言葉:野生、元気、内縁の妻

間に合った!


じつは昨日から気づいてたんだ。
ホテイアオイが今日咲きそうだって!
だから早起きするつもりだったのに
涼しくってぐっすり眠ってしまった。
起きたらお仕事もぎりぎりの時間!

なので急いで帰って夕方描いた。
まだきれいだったから一安心。
ああよかった!


お花は一日でしぼみ
お水の中にもぐってしまう。
そこで種を作って水の中で放つ。
その作戦でものすごく増えるんだけど
うちのひょうたん池には
せいぜい2株くらいしか入らないので
終わったお花はさっさと切ってしまう。

それにしても葉っぱの付け根についたかわいい浮き袋といい
優雅なお花といい
なんてよくできた植物なんだろう。

そういえば金魚がホテイアオイの根にたまごを生んだのを
甥っ子Bくんがいただいてきて
先日それが孵った!
いまちいさなめだかみたいなのが
うちの水槽にうようよ。
ちゃんと育つとよいな。

ホテイアオイ:Eichhornia crassipes
Eichhornia : ホテイアオイ属
(ドイツ(プロシア)の19世紀の政治家
「Friedrich Eichorn さん」の名前にちなむ。)
crassipes : 太い柄(脚)のある

単子葉植物ミズアオイ科に属する水草

 別名「布袋草(ほていそう)」
「ウォーターヒアシンス」

 明治時代に観賞用に持ち込まれた。
(池や沼など、自然にもちこんではいけません!)
 
花言葉「恋の愉しみ」「恋の悲しみ」

なかなか訪れない秋


今日は萩の花をアップ。
涼しげにゆれる秋の花なのにこれを描いていたときはかなり暑かった。
朝晩だいぶ涼しいけれどお日様はまだ夏気分。


そうか、今日は祝日だった!
朝起きて気がついた。
たまたま皆さんの都合がよかったため
教室がお休みにならなかったのでいつもとおんなじ月曜日。
でもいつも行ってるプールが開放日なので
お仕事前にちょこっと泳ぐ、という贅沢ができる。

それにしても敬老の日かぁ。
もう祖父も祖母も他界している。
母はもう孫をもつおばあちゃんではあるけれど
敬老の日に敬ってもらう気はまったくなさそうだ。
さて、誰を敬いましょうか?
あんみつさんかな?

ヤマハギ: Lespedeza bicolor var. japonica
Lespedeza : ハギ属(18世紀後半アメリカのフロリダ州知事のスペイン人
「Cespedes さん」の名前にちなむ。
                誤植のため Cespedes が Lespedez になった)
bicolor : 二色の
japonica : 日本の
マメ科ハギ属。落葉低木。
 別名:「庭見草」(にわみぐさ)
「野守草」(のもりぐさ)
「初見草」(はつみぐさ) 
 分布: 日本のほぼ全域。
 花期:7-10月
    萩の名は地上部は一部を残して枯死するため、
    毎年新しい芽を出すことから「はえぎ(生え芽)」となり、
  「はぎ」に変化した。
    秋の七草のひとつ。
花言葉:「柔軟な精神」(萩)

「高円(たかまど)の 野べの秋萩 いたづらに
咲きか散るらむ 見る人なしに」
万葉集 作者不詳

どこにでもありますが・・・


いま、そこいらじゅうで葛が咲き乱れている。
夏の間に伸びるだけ伸びた元気な葉っぱの影から
かわいい紫色がのぞく。
場所によっては葛の海のよう。
そんなところではグレープのような甘いにおいがたちこめる。


スズメガの幼虫、続編。
大きな1匹を退治した次の日の朝はフンもなく
平和な朝だった。
ところがなんと今朝、
さらに葉っぱが減り蕾も根元からなくなっているではないか!
そして証拠品・・・おおきなフンがぽろぽろ・・・。
ちょっと小さめのフンもぽろぽろ。
見たくない。
でも仕方ない。
じいっと探したら・・・いた!
先日のよりさらに大きいの1匹と中くらいの1匹。
葉っぱはほとんどなくなり、蕾も食べられた。
もうあきらめよう。
プランタの朝顔は根元から切ってしまった。
鉢植えのほうは往生際わるくまだ残してるけど
またやってきたらおしまいかな。
それにしてもすごいなあ。
2階まで朝顔めざして上がってくるなんて。
よくここにあることがわかるなあ。
においでもするのだろうか?

クズ:(Pueraria lobata)
   Pueraria : クズ属(19世紀のスイスの植物学者「Puerari さん」の名前にちなむ。)
lobata : 浅裂した
マメ科のつる性の多年草。
 別名:「裏見草(うらみぐさ)」
 葉が風にひるがえると裏の白さが目立つことから。
 分布: 温帯および暖帯に分布し、北海道から九州までの日本各地のほか
    中国からフィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布。
    荒れ地に多く、人手の入った薮によく繁茂する。
 花期:8-9月
    葛の名は大和国(現:奈良県)の国栖(くず)が
    葛粉の産地であったことに由来。 
    根に多量のでんぷんを含み葛根(かっこん、解熱の漢方薬)になる。
    葛粉(くずこ)もとれる。

「葛の風 吹き返したる 裏葉かな」
高浜虚子

ウォンテッド!


いただきもののエビヅル。
どこかで生えてるところを写生したいとおもっているのだけれど
なかなか見つけられない。
これを下さった方はうちの最寄り駅の近くの方なのだけれど
空き家の管理を任されていて、その空き家に生えているのだそうだ。
種を蒔いたらでてくるかな?
実の熟し加減がいまいちだったからダメかも。


今日も暑かったけど朝晩の風がすこし涼しい。
猛暑の頃に比べてベランダの朝顔が毎朝きれいだったのだけれど
昨日ぐらいから様子がおかしかった。
なんだか葉っぱが急に減ったのだ。
よく見たら茎からやられているところもあり
ごっそり萎れてる部分もある。
おまけにころころおおきなフン・・・
あんまり見たくないけれど、ようく見てみた。

やっぱりいた!!
5cmはあろうかという大きな芋虫。
おしりにおおきな角があるからスズメガの幼虫だろう。
黄緑色の美しい芋虫だけれど朝顔を全滅させられては困るので
申し訳ないがさようならしてもらった。

たぶんここで生まれたわけではない。
ほかにお仲間はいないし
今までフンを見たことがなかったし。
昨日の晩あたりにお腹をすかせてどこかから歩いてきたのだろう。
朝顔さん、持ち直すかなあ・・・
すごーくみすぼらしくなってしまった。。。

エビヅル:Vitis ficifolia var. lobata
ブドウ科ブドウ属 つる性の落葉木本。
   雌雄異株。
   分布 北海道西南部、本州、四国、九州、朝鮮。
   生育地 山地や丘陵地にふつうにみられる。
   花期 6-8月 秋に実がなり、黒く熟し甘酸っぱい味で食べられる。