出始めのシダ類のくるくるした動きがすき。
たくさんある葉っぱをひとつひとつ伸ばしてゆく。
おもいおもいの格好で。
もっといっぱいいろんなかたちのをスケッチしようと思ったのだけれど
ほかにもいろいろ描きたいものがあって
目移りしてるあいだに時間がなくなってしまって
けっきょくこの1枚のみ。
絵描き、木下美香の日々のスケッチ
出始めのシダ類のくるくるした動きがすき。
たくさんある葉っぱをひとつひとつ伸ばしてゆく。
おもいおもいの格好で。
もっといっぱいいろんなかたちのをスケッチしようと思ったのだけれど
ほかにもいろいろ描きたいものがあって
目移りしてるあいだに時間がなくなってしまって
けっきょくこの1枚のみ。
すこしご無沙汰してしまったブログ。
じつは軽井沢で合宿だったのでした。
軽井沢はちょうど桜の頃の気候。
お天気がよかったので昼間はあたたかかったけれど
夕方からきゅうっと冷えた。
きれいな空気に新緑。
いろんなお花が咲いていた。
うちの近所ではお目にかかれないお花も描けたので
すこしずつアップしていきますね!
まずはこちら・・・
イワカガミ。
葉っぱがピカピカしてるところからつけられた名前らしい。
古代の銅鏡に見立てたとか手鏡に見立てたとか
いろんな説があるみたい。
岩場に生えることからイワ、がつくらしいのだけれど
これは林の中でみつけた。
お花のひらひらしたフリンジがなんともかわいらしい。
失礼してのぞきこむとハート型の白いおしべが紫色のめしべのまわりに
お行儀よくならんでいた。
おもわず2回描いてしまった。
花言葉は忠実。
わん!
ところで、びっくりしたのが断水!!
電波状況の悪いロッヂだったのでなんにもしらずに一晩すごし
翌朝スケッチにお外に出たらいっぺんにわらわらとメールが。
お風呂に入れない!とか
スーパーからお水が消えた!とか
大丈夫?とか・・・
あわてて家やら友達やらにメールしたら
もう朝にはお水も出るようになっていたようでひと安心。
原因がはやくわかるとよいけれど。
イワカガミ:イワウメ科イワカガミ属の多年草。高山植物
岩が根に すがりて咲ける 岩鏡
河かぜ寒し くれなゐの花
窪田空穂
そろそろ終わりに近づいているジャーマンアイリス。
名残惜しいけれど次のお花がどんどんスタンバイしている。
根切り虫に関しては母がしかたなく薬をまいて
ようやく被害が減った。
うちは猫がうろうろするのでなんとなく薬をまくのに抵抗がある。
でも朝起きたら咲きそうな蕾が根元からぽっきり倒れていたら
やっぱりかなしい。
うちのすぐ近くの林の中に
ひっそり咲く金蘭。
ほのかに輝くように美しい。
今年も無事咲いてくれてうれしいかぎり!
絶滅危惧種だということだけれど
根っこごと採っていってしまう人が絶えない。
この蘭はベニタケ類のきのこと深くかかわっているらしく
そのきのこが生きていける環境、
正確にはそのきのこと共生している樹木もある環境でないと
栄養が摂れなくて枯れてしまうのだそう。
美しいから育ててみたい、というきもちはわかるけど
林の中にそっとしておいてあげましょうね!
ヒレアザミの棘はものすごい。
そんなに武装しなくても・・・ってくらい
とげにおおわれている。
モチーフにいいな、とおもって摘むのだけれど
どうしても痛い目にあう。
それでもやっぱりかわいいのよね~。
結局毎年描いている。
ところで、先日MicaKatola再始動の記事を載せたのだけれど
出展が決まりました~!!
渋谷の東急文化村で行われる
Summer Craft Collection 2012というイベントに
7/21(土)~24(火)の4日間参加します♪
かなりの難関をくぐりぬけたわたしたち。
よりよいものを作ろうと張り切ってます。
追々、情報を載せていきますので
応援よろしくおねがいいたします。ぺこり。
こでまりってほんと名前のとおり。
かわいい♪
真っ白にぽんぽんだった手毬も
あっという間に終わりに近づいた。
きれいだとおもったときに描かないと
次の日にはもう色あせてしまう。
このごろのお花の早さにはおどろくばかり。
紫蘭のとなりではあやめも咲き出した。
ジャーマンアイリスのような豪華さはないけれど
このつつましやかな風情、惹かれる~!
今日は自転車で守谷まで。
お天気はからりとよく、風は涼しく、
まさに自転車日和!
しかも行きは追い風だったのでびゅんびゅんとばした。
・・・でも帰りは向かい風。
それも強くなってる~!
まあ、とばせないけれど気長にこいでれば着くさ。
水をはったばかりの田んぼはきらきらと輝き
先月、あたり一面を黄色に染めていた菜の花は
細長い鞘にまあるい種をたくさんつめて
さらさらと風にそよいでいた。
紫蘭が咲き出している。
丈夫ながら可憐で素敵なお花。
今日は忙しいぞ、とはりきっていた。
連休で一週間ずれたいしどのお教室は12時半まで。
2時から上野の森大賞展の平松礼二先生による講評会。
5時から搬出。
柏から上野まで1時間強で移動しなくては!
車出すついでに6日までいしどでやっていた
ミニ展覧会の作品も引き取ってこよう。
・・・
移動のほうはちょうど上野についた頃大粒の雨にみまわれたものの
ほんの少し遅れただけでなんとかセーフ。
わたしの絵はたまたま一番最後だったこともあり問題なし。
それにしても社会人になってから
先生から講評をいただく、ということはほとんどない。
なんてありがたいんだろう。
しかも平松先生はやっぱりすごい。
わたしが自分でもあやふやで迷っているところをまず突かれた。
ほんとうに勉強になった。
・・・
それからやっと4時近くにランチ。
そうこうしているうちに5時になったので
美術館に戻ると・・・
???
なんだか様子がおかしい。
「どうされました?」
「搬出にきたんですけど・・・」
「搬出は明日ですね。」
が~ん・・・
展示が終わってすぐだとおもいっきり勘違い。
ところが親切なスタッフの方、
今日もって帰ることを許してくださった。
しかもわたしときたら搬出票も忘れてった。
それも一筆書くことで許してくれた。
「よかったですねぇ」
と、一部始終を見ていた警備の方。
ほんとうにすみませんでした~!
このそそっかしさ、何とかしないと~!
今、お庭ではジャーマンアイリスが満開!
うちはこの紫色と真っ白しかないのだけれど
見渡せばほんとうにいろいろな色のジャーマンアイリスがある。
見慣れているせいかこの色がいちばん好きだったりするけど。
それにしてもにくいのは根きり虫。
せっかくの花芽を根元からぽっきり。
咲きそうなつぼみの付け根をぽっきり。
茎がおいしいのだろうか?
葉っぱは被害を受けていないみたい。
描き損ねていた山吹がお山では満開だった。
ラッキー!
昨日アップした山桜を描いたあと
トウゴクミツバツツジとおぼしきツツジを描き始めた。
ところが雲行きあやしいかんじだった空から
ついにぱらぱらと大粒の雨が降り出した。
あわてて途中で片付けて雨宿り。
何の芽だかわからないけれど素敵だった木の芽を
ちょっといただいてそれをスケッチしながら雨がやむのを待った。
そのうち雨だけではなく、ごろごろと雷まで鳴り出した。
お山の雷はなんだかちがう。
風神雷神、という絵があるけれど
ほんとうにああいう神様が
雲に乗って渡っていっているような
もしくは龍が雲の合間を泳いでいくような
そんな音がする。
雷をそんなに怖いとおもったことがないのだけれど
お山の雷はこわい。
木の芽の絵が描き終わる頃
雨も雷もやんだのでさっそくツツジの続きを描きに行った。
時々強い風が吹いた。
さほど気にするような風ではなかったので
そのまま描きつづけてたのだけれど
急にごう、とおそろしい音がした。
思わず道具を抱えてレジャーシートに突っ伏した。
ものすごい突風が吹きぬけた。
その一陣の風だけはなんだかほかの風とちがった。
すっかりこわくなってスケッチを途中でやめて戻った。
その中断につぐ中断、おまけに途中の残念なスケッチがこちら。
ものすごい竜巻があのときあちこちで起こっていたのだと知ったのは
おうちに帰ってからだった。