また来年!


ちょっと前のスケッチ。
彼岸花はあっという間に姿を消してしまった。
また来年だね。
そしてゆうべからどきどきしてた台風も
あっという間に去っていった。

台風が去ったあとはくっきり美しい秋の空。
午後のお教室のために烏瓜を集めに行く。
烏瓜ポイントは何箇所かしっているのだけれど
いちばん気兼ねなく採れて近い場所のは
先週だいぶ採ってしまった。
別の場所に行きかけて、待てよ・・・と引き返す。
台風の大風で落ちてきたかもしれない。

・・・やっぱり~~!!!
先週手の届くところのはあらかた採りつくしたはずなんだけど
またたくさん採れちゃった♪
だいじょうぶ、烏瓜はたしか多年草。
また来年も出てきてくれるはず。
それでもコンクリのほうに転がってる実を
土のほうに戻して来年もよろしくね、とたのんできたよ。

ヒガンバナ(彼岸花)
学名 : Lycoris radiata
科名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
開花期:9月中旬
別名:リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ)
分布:北海道から琉球列島まで見られる。
  自生ではなく、中国から帰化したものと考えられる。
全草有毒な多年生の球根性植物。
稲作の伝来時に土と共に鱗茎が混入してきて広まったといわれているが
土に穴を掘る小動物を避けるために有毒な鱗茎をあえて持ち込み
畦や土手に植えたとも考えられる。
日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。
故に、種子で増えることができない。
中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。
彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。
別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。
別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来し、天上の花”という意味も持つ。
異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、
剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)
はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるが、
反対に「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもある。
「花と葉が同時に出ることはない」という理由から「葉見ず花見ず」とも言われる。
『万葉集』にみえる”いちしの花”を彼岸花とする説もある。

「路のべの壱師の花の灼然く人皆知りぬ我が恋妻は」

花言葉:「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」
    「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」

秋の味


今日のは食べる用ぶどう。
ナイアガラ、という品種らしい。
とってもよい香りで甘い。
お教室の生徒さんのご自宅で育てたものだそう。
ごちそうさまでした♪

急に涼しくなって幸せ!とおもったら
大きな台風接近中・・・
午前中のお教室は延期にしちゃった。
午後は・・・たぶん大丈夫でしょ。

みなさま、気をつけてお過ごしくださいね~!

ナイアガラ (ブドウ)
ニューヨーク州ナイアガラで誕生した白ブドウ品種。
糖度は20~21度を超える。
1893年(明治26)に日本に伝わった。
果汁が豊富で風味がよく、生食はもちろん、ワインの原料としても利用されている。

ワイルドにすっぱく。


あるお教室にいらしてた上品なご婦人。
ほっそりとしていて美しい外見とはうらはらに
ひとりでアフリカとかワイルドな旅行に行くようなお方。
その辺になってるものなど口にしなさそうなのに
苗代苺の群生を見つけてジャムにしたりなさる。
山葡萄が近所でたくさんなったからジャムにした、とおっしゃるので
え??山葡萄、こんな平地にあるの?!
と思ってスケッチを拝見、
調べてみたらエビヅルという山葡萄の仲間だった。
食べられるらしい。


それ以来描きたいなあと憧れてきたのだけれど
なかなか出会えずにいたところ
今年の夏、いつもの森で見つけた!
なんだ、こんなところにいたのね~!!!

お花が咲いて緑色の実がなって
色づくのを今か今かと待っていたのだけれど
MicaKatolaでバタバタしているうちにあっというまに紫に~!><
間に合ってよかった!
でもジャムにするほどの群生ではなく・・・
とりあえず一粒つまんでみる。
すっぱい!そして山葡萄と似た香りが口に広がる。
これはジャムにしたら美味しいに違いない。
もっと増えないかな~。

そうそう、山葡萄といえば
山葡萄狩りには行けなかったのだけれど
山梨に行かれた方からたくさんいただいたので
山葡萄ジャムは作ってみたよ。
このところまだまだ暑いし
冷たいゼリーにでもしてみようかな。

エビヅル(蝦蔓)
学名:Vitis ficifolia var. lobata
科名:ブドウ科ブドウ属
開花期:花期は6-8月、秋には直径5-6mmの果実がブドウの房状に黒く熟す。
分布:北海道西南部、本州、四国、九州、朝鮮に分布し
   山地や丘陵地にふつうにみられる。

日本原産の山葡萄、野葡萄、エビヅルなどの葡萄類は
古来からひっくるめてエビヅルやエビカズラの名前で呼ばれていた。 
古事記にはイザナギノミコトが黄泉の国から逃げ帰る時追ってきた鬼に
エビカズラを投げつけて、鬼がその実を食べている時に難を逃れた記述がある。

今日は弟の個展を観に印西まで行ってきた。
姉が言うのもなんだけど・・・
鉄とは思えぬ柔らかなフォルム、
生命をかんじる優しい動き
とってもよかった!
ちょっと辺鄙なところにあって車でないと不便です。
しかも超迷った!><

でも日本を代表するような作家さんたちが個展をするような場所らしく
一見倉庫?みたいな外観(失礼!)からは想像もつかないほど
すばらしい空間でした。



木下哲人展
ARCHIVES

METAL ART MUSEUM

2013/9/21~10/20

やせっぽっち?


MicaKatolaの展示会が終わって
燃え尽きた灰のようになっていた。

会期中ずっと気になっていたのがこのお花の具合。
きれいに咲いているのには気づいていて
とっても描きたかったのだけれど
なれない都内通勤?に疲れてしまって
早起きできず、ずっと描けずにいたのだった。

「なつかしいかんじのコスモスですね。」

モチーフにお教室に持って行ったときに言われて気づいたのだけれど
そういえば最近のコスモスって花びらのかたちが
もっとふっくらしているというか・・・
色もグラデーションになっていたりするし
ちょっとちがうよね。
それともふっくら感がないのは栄養状態が悪いのかなあ??

これはわたしが小学生のときに
駅前のコスモスマークの銀行でもらった種を蒔いたもの。
初めて自分の場所をもらって
自分で掘り返して石でまあるく囲んで
真ん中に学研の付録でついてきたキキョウの根っこを植えて
まわりにこのコスモスを蒔いたのだった。

それが毎年毎年種が落ちては咲いてをくりかえし
最初のうちは濃い牡丹色と白もあったのだけれど
この薄ピンクだけになってしまったのだった。

キキョウのほうは母がいつのまにかメインの庭に植え替えたようで
そちらも毎年咲いている。

秋明菊もホトトギスも見ごろを迎えていて
そろそろ灰がら立ち直らねば、と思う今朝であった。

コスモス(秋桜)
学名 : Cosmos bipinnatus
科名:キク科コスモス属
開花期:7月-11月
別名:秋桜
原産地:メキシコの高原地帯。
    日本には明治20年頃に渡来したと言われる。

野生種は夜が長くなると花芽を作る「短日植物」で
和名のアキザクラが示すとおり、秋以降に花を咲かせる。
日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育する。
コスモスは英語で「宇宙」の意味だが、
植物でいうコスモスはギリシア語の「kosmos」に由来し「美しい」という意味。

花言葉:「少女の純真」「真心」

落ち着かないときは・・・


森を歩いているとはっと視界の隅に飛び込んでくる白。
シロオニタケの白は純白。
大きさもあるしめだつきのこ。

MicaKtolaの印刷に追われていた頃・・・

なんだかイライラする~
楽しく印刷してるはずなのになんだか落ち着かないー!

思い切って自転車あんみつ号を走らせて森に出かけた。
そうそう、きのこが生えてるような気がしたんだよう・・・。
ひととおりきのこたちを眺めて
雪だるまのようなこのシロオニタケの幼菌をつんつんし
このスケッチをしたら落ち着いた。

よい雨が降っているね。
またなにかぽこぽこ出るかな。

MicaKatolaのブログ、アップしました!
今日からのサンイデーのようすとジャケットのご紹介♪

明日はカトラさんが会場に。
木曜日の午後は2人そろいまーす!

シロオニタケ(白鬼茸 )
学名 : Amanita virgineoides
科名:テングタケ科テングタケ属
時期:夏~秋
環境:シイ、カシなどの照葉樹林およびコナラ、マツの混生林
分布:日本および韓国での分布が確認されている。

角錐状のイボが多数付着するが取れやすい。
柄元は棍棒状にふくらむ。
以前の図鑑では毒性に関しては不明とするものも多かったが
比較的形体の似たタマシロオニタケは、死亡例もある猛毒菌。
シロオニタケも同様の強い毒性がある可能性がある。

びっちびち!


どんどん終わってゆく彼岸花。
こちらの焦りもそ知らぬ顔。
突然現れて
引き際もあざやか。

昨日の夜は大好きな小曽根真さんが
これまた大ファンである小野リサさんと協演する、というので
がんばってチケットをとってあった。

そしたらダメモトでキャンセル待ちをしていた
佐藤元洋先生の吹きガラスでできた万華鏡のワークショップに空きができたと
朝に電話があった。

小曽根さんは南青山。
万華鏡は渋谷。
近いのでいける!

間にすこし時間があるので観たかったレオナ-ルフジタ展も観ちゃえ!

・・・とびっちびちなプランを決行。
どれもすばらしくて
とっても充実してたのだけれど

・・・翌朝頭痛で起きられず・・・xxxx
ちょうど体調の悪い日にあたってしまったこともあり
午後のお仕事まで寝込んでしまった。

午後のお仕事後はMicaKtolaの搬入。

あんまり体力のないへなちょこのくせに
今日もびっちびちプラン・・・
でも帰りにビールのんだら元気になったYO!

MicaKatolaのブログ、アップしました!
よかったら見てみてくださいませ!

明日・あさってはカトラさんが会場に。
木曜日の午後は2人そろいまーす!

ヒガンバナ(彼岸花)
学名 : Lycoris radiata
科名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
開花期:9月中旬
別名:リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ)
分布:北海道から琉球列島まで見られる。
  自生ではなく、中国から帰化したものと考えられる。
全草有毒な多年生の球根性植物。
稲作の伝来時に土と共に鱗茎が混入してきて広まったといわれているが
土に穴を掘る小動物を避けるために有毒な鱗茎をあえて持ち込み
畦や土手に植えたとも考えられる。
日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。
故に、種子で増えることができない。
中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。
彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。
別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。
別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来し、天上の花”という意味も持つ。
異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、
剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)
はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるが、
反対に「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもある。
「花と葉が同時に出ることはない」という理由から「葉見ず花見ず」とも言われる。
『万葉集』にみえる”いちしの花”を彼岸花とする説もある。

「路のべの壱師の花の灼然く人皆知りぬ我が恋妻は」

花言葉:「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」
    「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」

秋の色


こちらも色づき始めたお庭のコムラサキシキブ。
毎年楽しませてくれる。
意外と丈夫で
がしがし切ってしまってもちゃんと翌年出てきてくれる。
しかもこんな派手な色の実ながら発芽率がよいようで
ぽろぽろ落ちた実から新しい芽がどんどん出る。

急に涼しくなったので
ゆうべはあんみつさんのぬくぬく布団をあわててひっぱりだした。
お年をとってがりがりに痩せてしまったので寒そう・・・大丈夫?
・・・とおもったのだけど本人(猫)はいたって元気。
食欲の秋全開だし、今日は久々にお外もお散歩。
真夏の暑さが去ってくれてよかったよかった。

MicaKatolaのブログ、アップしました!
よかったら見てみてくださいませ!

コムラサキシキブ(小紫式部)
学名 : Callicarpa japonica(C. dichotoma)
科名:クマツヅラ科ムラサキシキブ属
開花期:6~7月
実:9~11月
別名:コムラサキ、コシキブ
分布:本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国。
   山麓の湿地や湿った原野。

葉の鋸歯が上半部にしかないことや、
花序の柄が葉腋より上につくことでムラサキシキブと区別できる。
・ムラサキシキブより実つきはよい。

花言葉:「愛され上手」「上品」「聡明」

倍返し?!


ちょっと前まで夜白い独特のお花を咲かせていた烏瓜。
自転車を走らせていてふと見ると・・・もうすっかり色づいていた!!
けっこう今年は豊作かも。
しましまの瓜坊と鮮やかな朱色。
なんだかサーカスみたいでわくわくする。

今日はMicaKatolaの作品の写真撮りをして荷造りをして
やっとひと段落。
今回は初のメンズが2着あるのだけれど
じつは1着だけキッズがある。
わたしの部屋にずらずらぶら下がった服たちをみた甥っ子Bくんが
「ちいさいのはないの?」
というのでカトラさんにお願いして作ってもらったベスト。
着てみたらぴったりでBくんは大喜び。
彼は猫好きなので猫の柄でよいかな、と思っていたのだけれど
「かえるがいい。」
といって譲らない。
かえる??
かえるなんてそんなに好きだった・・・?
とかげはよく捕まえてたけどねぇ。
この1着のためにかえる版をつくるのはちょっと大変。
説得を試みるも「かえる」の一点張り。
うっすら心当たりが・・・
その数日前、わたしの部屋で携帯にくっついたちいさなかえるのフィギアをみて
「Bくんね、かえるが好きなんだ」
と言い出した。
それはがちゃぽんで出したものであげちゃってもよかったのだけれど
自分でもとても気に入っていたのでちょっと抵抗をしてみた。
「ミカちゃんもかえる好きなんだー」
「ふうん・・・」
そのまま欲しいとも言わなかったので
ずいぶん大人になったもんだ、と思ってたんだけど・・・
こ・これが倍返しか・・・?!
はやりの倍返しなのか?!
6歳児、おそるべし。

せっかくカトラさんにつくってもらったベストの柄が
気に入らないということになっても悲しいので
結局かえる版を作った。
ま・負けた・・・

そのため予定外のところにかえるがぴょんぴょん飛ぶことになった。
それはそれで楽しいので
結果オーライということにしよっと。

明日以降のMicaKatolaのブログにすこしずつ写真を載せていきますので
見てみてくださいね~!
けろけろ。

カラスウリ(烏瓜)
学名 : Trichosanthes cucumeroides
科名:ウリ科 カラスウリ属
開花期:7月~9月
実:10月から11月末に熟す
別名:玉章(たまずさ)・ツチウリ・キツネノマクラ・ヤマウリ
分布:北本州・四国・九州に自生する。

雄花だけを付ける雄株と雌花だけを付ける雌株があり
秋になると、雌株はオレンジ色の卵型の果実を付ける。
果実の中に入っている種子はよく「カマキリの頭のような形」と形容され
あるいは大きな耳を持った福の神・大黒様の顔や
逆さに見て「打ち出の小槌」に見立てる人も多い。
このことから、財布の中に入れて福徳を願うという習慣もある。
昔の人はこの種子を「結び文」(細く折って結んだ手紙)に見立て
「玉梓(たまずさ)」と呼んだ。
古代においては、手紙を梓(あずさ)という木の枝に結び付けて運ぶ習慣があり
梓は玉梓の美名で呼ばれ、転じて結び文、手紙がこの名前で呼ばれるようになった。

花言葉:「よき便り」「誠実」「男ぎらい」

ひと段落!


彼岸花は不思議。
約束を守るようにきっちりお彼岸に出てくる。
何もないように見えた地面がきゅうに赤く染まる。
どきどきするような美しさ。

やっとMicaKatolaのプリントがひと段落ついた。
作業のために散らかっていたお部屋も片付き、すっきり!
あとは撮影と梱包。
ブログもアップしなくては!

散らかっていた、といえば
作業中のお部屋はハンパなく散らかる。
猫の毛が舞うので毎日掃除機はかけるし
雑巾がけもまめにするのだけれど
プリントしたての服は広げておかなくてはならない。
広くないお部屋の中、重ならないようにずらずら並べる。
まるで空き巣でも入ったみたいに一面服が散らばっている。
おまけにインク、新聞紙、スキージ、版、などの道具も
洗ったものは乾くように広げてあるし
まあ、乙女のお部屋とは言いがたいかんじ。
あんみつさんも文句のひとつもいいたくなるね。

おととい、晩ごはんのあと甥っ子Bくんにつかまって
一緒にテレビアニメを観ていたのだけれど
1本終わったのでこそっと部屋に戻ろうとしたら
もっと観よう、という。
「ミカちゃんね~、お部屋お片づけしなきゃいけないんだよ~」
「Bくん、手伝ってあげる!」
・・・やばい、もっと散らかる~・・・
でも善意をムゲにもできず一緒に部屋に行ったところ・・・
あまりの散らかりように
あとじさって退散したBくんであった。

ヒガンバナ(彼岸花)
学名 : Lycoris radiata
科名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
開花期:9月中旬
別名:リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ)
分布:北海道から琉球列島まで見られる。
   自生ではなく、中国から帰化したものと考えられる。
全草有毒な多年生の球根性植物。
稲作の伝来時に土と共に鱗茎が混入してきて広まったといわれているが
土に穴を掘る小動物を避けるために有毒な鱗茎をあえて持ち込み
畦や土手に植えたとも考えられる。
日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。
故に、種子で増えることができない。
中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。
彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。
別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。
別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来し、天上の花”という意味も持つ。
異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、
剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)
はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるが、
反対に「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもある。
「花と葉が同時に出ることはない」という理由から「葉見ず花見ず」とも言われる。
『万葉集』にみえる”いちしの花”を彼岸花とする説もある。

「路のべの壱師の花の灼然く人皆知りぬ我が恋妻は」

花言葉:「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」
    「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」