2月ももう半ば。
個展まで1ヶ月を切りました。
今回のテーマは
「風のかたち 水のおと」
このテーマは何年か前にやったことがありまして
それ以来ずっと自分の中にあるテーマなのです。
私はお外で風や光を感じながらのスケッチを身上としてますが
そうすると普通は目に見えない風のかたちを
見ることができます。
舞い落ちる葉や花びら
そよぐ草たち
そして懸命に生きてるものたちの姿は
風や光やもろもろの影響をうけてのものです。
お外スケッチに天気の影響はつきもの。
雨がふったりあがったり
そのきらきらした瞬間が好きで
それを水のおと、という言葉で表しました。
小鳥の声
風にそよぐ森の音
葉っぱをぬらす雨の音
そういうビジュアルではあらわしにくいものも
表現できたらと思います。
そのほかに今回はやってみたいことがあります。
昨年、NYでグループ展をしたおりに
チェルシーのギャラリーを観て廻ったのですが
この展示方法がなんだか素敵で
やってみたくなっちゃったのです。
同じサイズの絵をきゅうきゅうにつめて並べるの!
そして空間を贅沢に使う・・・という。
見よ、この贅沢な空間使い!!
ここまでするのはもちろん無理ですwww
でもね、SMサイズの絵を6枚
きゅうきゅうに並べたいなあ、と。
その6枚は
大好きなちいさなお花たちにしようかと。
ただし!
このギャラリーオカベさんは
月曜の朝にオーナーがいらして
並べ方を決められる、という
貸し画廊にはちょっと珍しいシステムなのです。
がんばって主張して
オーナーを説得しなくては。
きゅうきゅう並べになってなかったら
こっちが説得されてしまったと思ってください。(弱気・・・)
作品の一部、こちら~。
春の訪れ(ギンヨウアカシア)SM 日本画
しずこころなく(タチツボスミレ)SM 日本画
夏山にて(ミヤマキンバイ)SM 日本画
ね?
ちっちゃいお花の絵、
きゅうきゅうにして並べたら
離れてみると色面構成みたいだけど
近くで見たらお花畑!ってかんじでしょ?
ちびっこだけどそれぞれに物語があり
それぞれにちいさな世界があります。
ギンヨウアカシア、通称ミモザは
大好きなお花のひとつ。
早春にこの花が青空いっぱいに咲いているのをみるのは
ほんとうにうきうきします。
でも傷みやすいようで
うちの近くのお宅のは枯れてしまいました。
この花をみると
今はお教室をやめてしまわれたYさんを思い出します。
毎年お庭に咲いたミモザを持ってきてくださってた。
多趣味な方でいろいろされてたっけ。
お元気かなあ・・・。
絵も描いてるといいなあ。
タチツボスミレも大好きなのだけれど
時期がいつも桜とかぶるのでなかなかに忙しい。
桜を描いたあと描くことが多いかな。
はらはらと舞い散る桜吹雪、
ピンクの絨毯の間からこの淡い紫が
ほんと、心ときめきます。
ミヤマキンバイは昨年の夏初めて見ました。
乗鞍岳の夏は早春の趣。
雪が残っていて
雪どけ水がさらさらと流れていました。
その谷間の岩場の隙間を埋め尽くす黄金色の花は
きらきらと笑っているようです。
ときおり風向きが変わると
雪の冷気をふくんだ風が首筋をひんやりなでていきます。
今年の夏は皆さんをつれて行きたいとおもっているのですが
遠いかなあ・・・?
どうですか?
率直なご意見お待ちしてます!
コメント蘭かこちらまで!
教室の方は教室でね!
あとね~、春のスケッチ企画中。
前回上手くかけなかったYO!って人も
しっかり描ける企画を考え中ですので
ご期待くださ~い!