個展の後片付けも一段落し、普通に教室が始まっています。
たまにはそんな日常のお話を。
最近よくある面白動画集みたいなテレビ番組を観てました。どこか外国の防犯カメラの映像をつなぎ合わせたもので、何をしたのかわかりませんが逃げる犯人とお巡りさんが駅構内とおぼしき場所で捕物を繰り広げます。でもなんだかどっちも遅くて、よたよたと逃げる犯人を足元が危なげな年配と思われるお巡りさんがえいさ、えいさ、と追いかけます。カメラが切り替わりながらもあまり緊張感のないゆっくりしたおいかけっこが続き、最後は下りのエスカレーターを駆け上がろうとした犯人がどうがんばっても上れず、結局下で待ってたお巡りさんに捕まる、というものでした。間抜けな犯人の姿を笑ってみていたのですが、これが我が身に起ころうとは…。
火曜日の教室は午前と午後があり、間1時間の休みにお昼ごはんを食べます。デリ・フランスの10%引きチケットが翌日期限切れなのでそこのサンドイッチを食べようと外に出ました。小雨の降る8月にしては涼しい日でした。駅のデッキに上がるエスカレーターに乗ろうと向かっていたところ、ちょうど杖をついた老婦人が乗ろうとしているところでした。おっかなびっくり、といったかんじでなんだか危なげに見えたのですぐ後ろについてあげようと足を早めました。足が不自由で杖をつく身にはエスカレーターって意外と怖いものなんですよね。昔脚の骨を折ったときに痛感しました。特に雨で濡れたエスカレーターは足も杖も滑るのでほんと怖い。そしてエスカレーターで転ぶとかなり痛い。私が転んだのは階段状のエスカレーターではなくて坂道になってる動く歩道みたいなやつで、その時はケガしていたわけではなく、勢いよく歩いててツルンと滑り転倒。まあ痛いこと痛いこと!しばらく痛さで動けなかったもんね。マジお尻割れた!って思いました。「雨の日は滑りやすいのでご注意下さい」って注意書きがその時に目に入ったりして。(笑)
で、話を雨のエスカレーターに戻しますが、足早に老婦人に近づいたのですが見ているまにふらりとバランスを崩して転んでしまいました。慌てて駆け寄り助け起こそうとしましたが、老婦人の目はエスカレーターに残された荷物のほうを気にしておられます。勢いよく転んだわけではなかったのでお怪我はなさそう。咄嗟に2~3段かけ上って荷物を掴んでさっと下りようとしました。が、下りられない。
がんばって下りてもずっと同じ場所にいるかんじ。ああ、なんか見たことあるこんな光景。
そうだ、あのテレビの犯人みたいだ。ほんと、たった2~3段なのに間抜けな話ですよね。
その時は長めのワイドパンツにちょこっとヒールのある靴を履いていたし、雨でぬれたエスカレーターの怖さは身に染みてます。無理して転んで救急車って話になっても困るんで、一旦上ってしまってすぐ隣の下りのエスカレーターで下りることにしました。この間に通りかかった親切なご婦人が老婦人を助け起こして下さっていて、立ち上がれていたので一安心。荷物も無事お渡しでき、近くのエレベーターにご案内しました。めでたしめでたし。
最近はバリアフリーが進んでいるので駅前であればたいていエレベーターがあります。これも怪我したときに気がついたことで、歩けてるときはそんなこと思いもよらなかった。エスカレーターや階段で危険を冒すより移動が大変でもエレベーターのほうがずっといいもんね。わからなければ駅員さんとかに聞けばわかるはず。万が一のときのために元気に歩けてる時にちょっとチェックしとくとよいですよー。
そしてエレベーターの逆走はやめたほうがいい!(笑)
その日の教室で描いたフウセンカズラとツリガネニンジン。教室やりながらなのであまり時間は取れないのですが、みなさん、楽しそうに描いてるので私も描きたくなっちゃうんですよね。うちのフウセンカズラは種まきが遅かったせいかまだ実が大きくなってませんが、これをもってきて下さった方のお宅ではまさに鈴なり状態らしいです。ツリガネニンジンは別の方がもってきて下さったのですが、こんなに花付きがよいのはそうそうありません。こんなのがニョキニョキ咲いてるってうらやましい!描いている間に萎んできてしまいました↘️水あげがあまりよくないのが難点です。