今年もこの季節


いろいろばたばたとしておりまして
更新が滞ってしまった。
スケッチはけっこうしてるんだけど。

夏が来たらこのお花!


なかなか通路近くで咲いてるタイミングで行くのはむつかしい。
しかも美しいのは8時くらいまでで
そのあとはその花のステージによるのだけれど
べろべろと開ききって散ってゆくか
今日はここまで!とばかりに
閉じてしまう。

昨日日光から戻ったので
またスケッチ、整理してからアップします。
あ、シイノトモシビタケの写真もまだアップしてないや!

ハス(蓮)

学名:Nelumbo nucifera
科名:ハス科
開花時期:4~6月
原産地:インド亜大陸とその周辺
別名:水芙蓉もしくは単に芙蓉、不語仙、池見草、水の花 古名:はちす

仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ
様々に意匠されている。
死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり
「一蓮托生」という言葉の語源になっている。

花言葉:「清らかな心」「神聖」「離れゆく愛」「雄弁」 

海の贈り物


博物館からお借りした
めずらしい貝殻たち。

南紀でもいろいろ拾ってきたのでそのうち描こう。

美しいものはわくわくするよね。

ひかるきのこ


熊楠記念館のある小高い丘にたくさん咲いていた南国調のお花。
なんだっけ??
たくさん咲いてはいたのだけれど
ほわほわとした白い虫にいっぱいにたかられていて
一瞬こういう茎なのかと思うような様子なのがほとんど。
きれいなのを見つけてちょこっとスケッチ。

今回の旅の目的は
シイノトモシビタケという光るきのこを見ること。
地元の博物館の方がご案内下さるということで
夕方に子供も含めてたくさんの人々があつまった。
きのこ好きだけではなく
カメラが趣味の方も多かったようだ。

光るきのこといえば
ツキヨタケは何度か見たことがあったのだけれど
言われてみればほんのり明るい・・・?くらいの光り方。
シイノトモシビタケはもっと光るという。
日が沈む直前、湿気でむっとする森に入っていった。

教えてもらったきのこは
名前のとおり椎の倒木にひょろりと生えていた。
艶のないクヌギタケ、と言った風情の
インパクトのない地味なきのこだ。

ところが日が落ちてあたりが暗くなると
ほわんと光りだした。
この世のものとは思えない
作り物のような
ちいさなランプのような
神秘の光。
妖精がまわりで踊っていそうである。

正確に言うと昼間も光っているのだけれど
周りが明るすぎて光って見えない、ということらしい。
蛍と同じ成分で光っているらしいのだけれど
何のためなのかは謎。

それにしても
期待以上の光り方!
真っ暗になるにつれ
光をたどってきのこを探せるくらい目立つようになっていった。
大げさではなくあかりとして使えそうな明るさ。
手をかざすと反射して手もほんのり明るくみえる。

けれどほの白い神秘的な光は
カメラを通すととなぜか黄緑色の蛍光色のように写ってしまう。
スマホのカメラには全く写らない。

光ってない時の姿はこんな。

光った姿の写真は
画材を含めた荷物があまりに重たく
カメラまで持って帰れず
車で帰ってくる人の車に預けてきてしまったので
今手元にない。
Oセンセイ、まだ帰ってこないな~。
たぶんうまく撮れてたと思うので
しばしおまちくださいませ。

ゲットウ(月桃)

学名:Alpinia zerumbet
科名:ショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)
開花時期:5月-6月
分布:熱帯から亜熱帯アジアに分布し、日本では沖縄県から九州南部に分布。

葉から取った油が甘い香を放つので、アロマオイルや香料として使用する。
虫よけの効果もある。
種子は乾燥させ、主に健胃、整腸の効果を持つ薬として使用。
または茶として飲用する。
名前は台湾での現地名で、漢名の月桃の読みから。
また、花のつぼみが桃のような形をしていることから「月桃」と名づけられた。
荷をくくるのに使うことから大東島や八丈島ではソウカ、小笠原ではハナソウカとも呼ばれる。

花言葉:爽やかな愛

シイノトモシビタケ(椎の灯火茸)

学名:Mycena lux-coeli
科名:ハラタケ目ラッシタケ科クヌギタケ属
環境:スダジイの朽ちた幹に発生することが多いが、奄美大島から移植されたシマサルスベリの幹に発生した例もある
分布:1950年に伊豆諸島の八丈島で羽根田弥太により発見され、E・J・H・コーナーにより新種記載された。
ながらく八丈島の特産種と考えられていたが
 2004年現在では、三宅島・三重・和歌山・兵庫・大分・宮崎・鹿児島(奄美大島・屋久島・徳之島)
 ・大分および沖縄の各県からも記録がある。
 2015年4月末日の時点では日本特産種であるとされ、日本以外の国からは発見例がない。

海の幸


今回の旅はまず京都からはじまった。
いきなり金閣寺。

金閣寺は開門とともに入ったのだけれど
外国人と修学旅行生とでものすごく混んでいて
とてもスケッチどころではなかった。

おう、きらきらしてるねっ!

と人混みに流されてるうちにあっという間に出口に来てしまった。
ここって一歩通行で戻れないのね。
もういちど入場ってできるのかな?

でもなんだかまあいいやって気になり
近くの龍安寺まで歩くことにした。

石の庭で有名なお寺だけれど
お庭が思っていたより狭いのに驚いた。
写真でみると広く見えるのは塀の角を微妙に下げているかららしい。
目の錯覚をうまく利用しているのだ。

そこで京都駅に着いた友達から連絡が。

バスか電車で簡単に京都駅に行けるんじゃないかとおもってたんだけれど
意外と不便な場所にあることが判明。
電車ではなんと乗り継いで行くことができない!
バスは何本か通っているんだけれど
彼女によるといつ着くかわからないという。
たしかに経由地がちがうバスが何本もあり
土地勘がないためどれが早く着くやつなのかさっぱりわからない。
結局タクシーで来てもらっちゃった。
・・・すまん。

そこまではまずまずのお天気だったのだけれど
お昼を食べている間に激しく雨が降り出した。
あまり観光はできなかったけれど
京都行きの目的は彼女にあうためだったので
よしとしよう。

翌日は飛行機で来る人たちと合流。
南紀白浜空港へ。

パンダのうまれたアドベンチャーワールドも気になるけど
とりあえず海岸で磯遊び。

熊楠記念館があってとてもみたかったのだけれど
なんと閉館中。
開くのは来年の3月だって。
残念。

美しい貝殻をいっぱい拾った。

Yちゃんがずいぶん熱心に磯にしゃがみこんでると思ったら
食べられそうな巻き貝をごそっと採ってきた。
すごい!

その晩泊まったロッヂで茹でられた貝たち。
実はわたしは貝になんどか当たってるので
ちょっと苦手なんだけど
それでもおいしかった。

ただいま。


ちょっと西のほうに旅に出ていた。
ちょっと強行軍だったので
ばたばたでハプニングもいろいろ。
無事に帰ってこれてよかった!

スケッチは前の旅、軽井沢で初めて見た瑠璃草。
あんまりできのよいスケッチではないけれど
可憐なお花だったので。

こういうワスレナグサ系のお花、大好き!
なんてかわいいんでしょ!

ルリソウ(瑠璃草)

学名:Omphalodes krameri Franch. et Sav.
科名:ムラサキ科 ルリソウ属
開花時期:4~6月
分布・生育地:北海道、本州(中部地方以北)山地の林下

北海道、本州(中部地方以北)の林内生える多年草。
茎は高さ30〜40cmで、開出毛が多い。
葉は倒披針形で長さ7〜15cmで、細毛がある。
花序は頂生し、花冠は直径1.0〜1.5cmで濃い藍色、稀に白色

花言葉:私は考える 

梅雨はどこに


梅雨に入ったはずなのに
夏のような日がつづく。
梅雨といえば紫陽花だけれど
うちのはもうだいぶおわりがけ。
季節のうつろいの早さに
ついていけずにいる。

おとなりさんが子猫をひろった。
とても元気がよくって
にゃーにゃーと大きな声がうちまで聞こえる。
退屈すると窓ぎわでこちらにむかってにゃーといってみたりする。
白黒のハチワレちゃん。
みつまめがいたら喜んだろうにね。
いまごろどうしているのやら。

アジサイ(紫陽花)

学名:Hydrangea macrophylla
科名:ジサイ科 / アジサイ属
開花時期:6~7月
原産地:日本

原種は日本に自生するガクアジサイ H. macrophylla f. normalis である。
アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」
平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。
もっとも有力とされているのは「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が
なまったものとする説である。
そのほか、「味」は評価を「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、
「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、
「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説がある。

日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、
おそらくライラックに付けた名で
平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている。
草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ
「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられている。
アジサイ研究家の山本武臣は、アジサイの葉が便所で使われる地域のあることから
止毛久佐は普通トモクサと読むが、シモクサとも読むことができると指摘している。
また『言塵集』にはアジサイの別名として「またぶりぐさ」が挙げられている。

花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、
アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれている。
これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると青色の花となる

花言葉:「謙虚」(額紫陽花)

返り咲き


ひと段落した薔薇がまたぽちぽちと咲き始めた。
まめに見張らないとあっという間に
アブラムシでいっぱいになるし
この時期はカビにも気をつけないと。

このスケッチはちょっと前の草笛の丘のもの。

キュー・ランブラーだって。
夕方だったので少しつぼんでる。

こちらはやっと咲いた
ベランダのスピリット・オブ・フリーダム。

蟻にたかられてダメにしてしまった最初のつぼみ。
あれから1ヶ月たってようやく立ち直ったもよう。
まだまだつぼみをつけてくれているのでこれから楽しみ~♪

キュー ランブラー(Kew Rambler)

系統: ハイブリットムルティフローラ
作出: 1913年  イギリス 英国王立キュー植物園
交配親:Rosa soulieana × Hiawatha
花: 花色:中心が白の淡いピンク  花型:一重咲き 
樹: 樹形:つる性  樹高:450~550cm
花期: 一季咲き

スピリット・オブ・フリーダム(Spirit of Freedom)

系統: イングリッシュローズ
作出: 2002年 イギリス ディビッド・オースチン
花: 輝くソフトピンクで、花が咲き進むごとにライラックピンク  花型:八重/多弁
咲き方: カップ咲き
花の大きさ: 大輪約7~9cm
芳香の強さ: 強香
芳香の種類: フルーツ香
花期: 返り咲く
樹形: 直立性
樹高: 約1.0m

旅立ち


ウマノスズクサといっしょに3つのジャコウアゲハの卵が送られてきたのは5月7日。
3日にうまれた卵だと言う。
毎日わくわくしながら孵化をまち
孵ったのは9日後の5月12日。
それから日に日に大きくなる幼虫を見守り続けた。
途中で一鉢ぶんのウマノスズクサを食べつくしてしまい
2頭は家出。
その後見つけたものの1頭は成長が遅れ
もう1頭はまた家出してそのまま見つかっていない。

順調に育った子は24日めに無事蛹となり
それから12日後の昨日
羽化にも成功して
立派に旅立っていった。

もちろん描くために育ててたんだよ~。


これは羽化したてのようす。
朝の5時前だった。
前日の夜から黄色かった蛹がみるみる黒くなっていったので
もうすぐだな、とはおもったのだけれど
タッチの差で見損ねてしまった。
蝶の羽化はあっという間。

まだお口のストローのわっかの中に水分がたまってたりする。
脚から糸が出ているのがなんとも不思議。
余分な水分を出しつつ
羽を乾かす。

ちゃ~ん!
乾きました!
なんて美しい。
時折ゆっくりと
たしかめるように羽をうごかす。

お外で蝶をみつけても
こんなに間近でゆっくりとは描けない。
標本では身体の形がわからないし
死んだものもなんだかちがう。
蛹から出たては完璧で美しい。
これは羽の色が淡いのでメス。
ジャコウアゲハはメスのほうが多いような気がする。

気温がすっかり上がった10時すぎ
窓をあけてやると
ふわり風に乗って舞い上がった。
頼りなげではあったけれど無事旅立ち。
午後、庭を優雅に飛ぶ姿を見た。
あとは恋人さがし。
そしてまた卵を生みに戻ってくるかもしれない。

成長の遅れた1頭も今蛹になっている。
そして送られてきた卵とは別に
ベランダで生まれた卵も2個孵った。
なぜここにウマノスズクサがあるのがわかるんだろう。
この白黒の大きな芋虫が
黄色い蛹に変身するのも
蛹から蝶になるあの突然の変化も
ほんとうにほんとうに不思議でたまらない。

ジャコウアゲハ(麝香鳳蝶、麝香揚羽)
学名: Byasa alcinous または Atrophaneura alcinous
科目:チョウ目アゲハチョウ科
分布:東アジア(日本、台湾、中国東部、朝鮮半島、ロシア沿海地方)
   日本では、秋田県以南から八重山諸島まで分布し、南西諸島では多くの亜種に分けられる。

和名は、雄成虫が腹端から麝香のような匂いをさせることに由来する。
(成分はフェニルアセトアルデヒド)
成虫が発生するのは春から夏にかけてで、その間に3-4回発生する。
オスは黒色、メスは黄灰色なので見分けがつきやすい。
成虫は日中の午前8時ごろから午後5時ごろまで活動するとみられる。
ジャコウアゲハ類が食べるウマノスズクサ類は
毒性のあるアリストロキア酸を含み
ジャコウアゲハは幼虫時代にその葉を食べることによって体内に毒を蓄積する。
この毒は一生を通して体内に残るため、一度ジャコウアゲハを捕食して中毒を経験した捕食者は
ジャコウアゲハを捕食しなくなる。
このため、ジャコウアゲハ類に擬態して身を守る昆虫もいくつか存在する。(ベーツ擬態)
ジャコウアゲハの蛹は「お菊虫」と呼ばれるが、
これは各地に残る怪談『皿屋敷』の「お菊」に由来する。
寛政7年(1795年)には、播磨国・姫路城下に後ろ手に縛られた女性のような姿をした虫の蛹が大発生し
城下の人々は「昔、姫路城で殺されたお菊の幽霊が、虫の姿を借りてこの世に帰ってきているのだ」と噂したという。

暑かった・・・


急に夏が来たかのようなお天気だった金曜日。
あの小さな卵から育てたジャコウアゲハが羽化し
無事旅立った。
もちろんスケッチもしたので詳細はまた後日。

結局お出かけできなくなった週末。
ずっと作ろうとおもって
やりかけのままとまっていたホームページを完成させるべく
パソコンに向かっている。

どこで教室をやっているのかわからない、
個展の情報がわかりにくい
などなど
ブログだと流れていってしまう情報をいろいろ載せる予定。
メカ音痴なので
やたらと時間ばかりかかってしまうけれど
なんとか来週中には!><

スケッチはうちの桃色の可愛い紫陽花と野茨。

テンション低めで・・・


梅雨らしいお天気。
明日はお仕事もないし日光でも行って
ゆっくり温泉に入ってこようと思ってたんだけど
体調不良のため断念。
とっても残念。
お天気もよくなりそうなのに。
きいろいきのこも出てそうなのに。

ちえ。
まじめにおうち仕事することにしよっと。

梅ジュース、はやくできないかな。