先々週の日曜日は月に一度の絵手紙講座。
2月は気温も低いしお花もないし、ということで
毎年お魚を描いている。
お魚といってもお店に行ってその日にあったよさそうなのを選んでくるので
何を持っていくかはわたしにもわからない。
このときお魚屋さんで出会ったのは
新鮮なあじ
ホヤ(めずらしいよね)
そしてこのクリガニ!
絵になるね~!
モチーフ代はやはりそれなりに制限があるのだけれど
この蟹は安かったのでセーフ。
しかも生きてる・・・!!
人間って残酷だよね。
つかみあげると脚をわさわさと動かして抵抗する。
蟹の気持ちになってしまったらお仕事にならない。
心を鬼にしてビニールに入った蟹たちをクーラーボックスにつっこみ
氷をがしがしと詰めていしど画材へ。
「ひゃー、生きてる!」
「泡吹いてるよ~」
とかおっしゃいながらも
みなさん素敵な作品を描いてくださいました。
さすがに午後は3匹のうち2匹はご臨終、
残る1匹も瀕死。
この子はさいごまで生きてた子。
申し訳ないきもちでいっぱい。
午後の授業が終わり
アジとホヤはさすがに食用には危ないので
ありがとうございました、とお別れ。
蟹さんはさっきまで生きてたのだから食べられるはず!
と皆さんに打診したのだけれど
持って帰られたのはおひとり。
なので2匹持って帰りましたとも。
調理法をググってみたら
味噌汁がいちばん簡単そうでおいしそう。
さっと塩茹ですると毛がにのように真っ赤になった。
いったんお湯を捨ててだしを入れて
お味噌汁に。
・・・超おいしい!
身もかなりよいお味。
無口になってほじってぱくぱく。
かわいそう、とかいってたくせに
殻のみ残してすっかりいただきましたとさ。
合掌。
クリガニ 栗蟹(Helmet crab)
学名:Telmessus cheiragonus (Tilesius, 1812)
分類:動物界節足動物門甲殻綱十脚目短尾下目クリガニ科クリガニ属
旬:春〜初夏
生息域:海水生。浅い砂地。
北海道太平洋側、オホーツク海、ベーリング海。
調理法:ゆでる、汁(みそ汁)
ゆでるのが一般的。
脚などの筋肉も美味だが、なんと言ってもみそが美味。
濃厚でありながら後味がいい。
他にはみそ汁や鍋物などにも。
クリガニは、毛ガニの仲間。
毛ガニと比べると少しサイズが小さめであり
甲羅を上から見ると栗の形をしていることからこの名がつけられました。
北海道の根室よりも北の地域が主な生息地であり、
毛ガニほど漁獲量は多くない。
しかし特に希少価値がつくこともなく、
市場では毛ガニより安い価格で販売されているケースがほとんど。
北海道や青森など、国内でも北の地域でしかあまり販売されていない。