今日もきのこ。


いつも雰囲気でディテールを描かずに済ませている。
けれど版画にするときや
この前みたいにイラストの依頼がきたときに
それでは困る!・・・ということで
きちんとスケッチをしておくことにした。


カブラテングタケからまったく離れない
ちいさな蝿まで描いてしまった。
地面から抜いても
手に持ってよい角度を探しても
さらにそれをおいてもずっと離れなかった。
今思えばなんかにおってたのかもしれない。
アシナガイグチを描きだした時には日が暮れていたので
結局ユルいスケッチに。
涼しいのはすばらしいのだけれど
日が暮れるのが早いのはつらい。
もっとはやく描ける手がほしい。><

アシナガイグチ
学名:Boletellus elatus
科目: オニイグチ科
発生:マツ・コナラ、シイ・カシ林
色は栗褐色、湿るとやや粘性。柄は下方に太まり
傘よりやや暗色、基部付近で一方に曲がり、中実。
肉は淡黄色。
可食と書かれていたり食毒不明と書かれていたり・・・
食べられそうなかんじだけど・・・。

ぽこん!


あ、あれは~~!!!
1年ぶりだねぇ、アカヤマドリちゃん!
夏の間は地面がからからに乾いていて
全然出てこなかったので
今年は会えないのかと思ってたよ!


森の中ではオレンジ色で派手に見えるのだけれど
とってもおいしいきのこ。
描き始めたのが夕方だったので
途中で日が暮れてしまった。
このところ暗くなるのもずいぶん早い。

今年こそきのこの版画展をしようと準備中。
恵比寿のきのこレストラン、マッシュルーム
軽井沢のきのこレストラン、エブリコで開催予定。
詳しくはのちほど~~。

アカヤマドリ
学名: Leccinum extremiorientale
科目:イグチ科ヤマイグチ属
発生:夏から秋、広葉樹林(ブナ林)に発生。

傘は初め半球形で後にはまんじゅう形に開く。
表面の色は黄褐色で、しばしば表皮がひび割れて黄色の肉が見え
幼菌の傘の表面には脳のしわ状の凹凸がある。
管孔は初め黄色のちにはオリーブ褐色、孔口は小さい。
柄には黄色から黄褐色の細点がある。

可食。
というかとってもおいしい!

ぽこぽこ。


ずっとからからに乾いていた日々は終わり
雨っぽいお天気が続いた。
そしてやっときのこたちが出てきたのであった!


う~ん、なんてキュートなかたち!
カブラテングタケというこの白いきのこは
ちっちゃいうちはまるで雪だるまのよう。
大きくなっても下のぽっこりはのこって
カブのようになる。

このほかにも数ミリほどのかわいいきのこが
落ち葉の陰からちょこちょこ顔を出していて
足の踏み場にこまる。

スケッチもずいぶんと楽チン!
待ちに待った季節の到来♪

カブラテングタケ
学名: Amanita gymnopus
分類: 真正担子菌綱 ハラタケ目
落葉広葉樹林などに発生する大型のテングタケ類
独特の異臭がすること、根元がかぶら状に膨らむこと、
ひだが黄土色であることなどが特徴。
食毒不明

・・・異臭には気づかなかったなぁ。
今度見つけたらかいでみよっと。
個体差があるらしいけど。

なんでもとりこめ~!


おっきなきのこ発見!
カイメンタケというらしい。


真ん中に緑の葉っぱがのってると思ってちょっと引っぱってみたら
ちゃ~んと生えてた!
近くに生えてる葉っぱも取り込んで大きくなるのでこの不思議なお姿。
葉っぱが突き破って出てきたわけではないんだね。

今日は初めてナツメを干してみた。
中国人のお友達楊さんがナツメごはんを作ってきてくれたことがあって
それがものすごく美味しかった!
干しナツメのほんのりした甘さがなんともいえず
それ以来干しナツメのファン。
それでナツメの苗木を見つけておもわず買ってしまったのだけれど
いや~すごい棘!!!
遠目には涼やかでさらりと美しい樹なのに
家族にはちょっと評判が悪い。
黄緑色の実は汁気のない青りんごのような味で
ぱさぱさしていてまずくはないが
もりもりと食べたくなるようなすばらしい味でもない。
なんとかナツメくんの名誉挽回を!
というわけで干してみたんだけどうまくいくかな。
4~5日干してから一度蒸して、また干すらしい。
すごくちっちゃくなりそう・・・。

カイメンタケ:(Phaeolus schweinitzii)
   担子菌門ツガサルノコシカケ科のカイメンタケ属に属するキノコの一種
   梅雨の終わりから秋にかけてカラマツ林、
   シラビソ林やマツ類の林の中で見られる。
   切株上や生木の地際や時として幹からも発生することがある。
   一年生で、秋の終わり頃には黒褐色に変色し、腐ってしまう。

倒木からこんにちは!


今朝は霧が出ていた。
昨日は涼しくってすごしやすかったけれど
今日はなんだか空気が重くってだるいかんじ。

でもきっときのこたちにはよい季節なんだよね。

きのこ三昧♪


桜のころにスケッチしたアミガサタケが軽井沢ではまっさかり。

ボタニカルアート風。


ところがどっちかというとこちら、シャグマアミガサタケのほうがたくさん出てた。
ヨーロッパでは煮沸して毒抜きして食べられているらしいのだけれど
煮沸中の湯気に当たっても中毒してしまうほどの毒きのこ。
ちょっとこわいかんじでしょ?


日本で唯一のフクロタケ専門の栽培農家日本ふくろ茸ファームさんを見学。
ふわふわのフクロタケ!かわいい!
かわいいだけではなく、レンジでチンしてお塩をかけただけでも
かなりおいしい~♪


ゆかちゃん収穫のアミガサタケたち。
短い間にこんなに見つけたの?!
さすが。


これらを持ち込んだのは去年オープン、一周年を迎えたばかりのエブリコさん。


ソテー♪


絶品だったマッシュルームのスープ。
濃厚なきのこの香り♪


わたしはお魚をメインに。
タマゴタケのソース。


デザートははずせない!
シラタマノキの果実酒が入ったマンゴーソースはとろり甘いなかに爽やかなかおり。
シラタマノキじたいはメンソレータム臭がつよくて
わたしはとても漬ける気がしなかったのだけれど
こうして使うとおいしいのだね。
さすがプロ!

これからますますすてきになる軽井沢。
お越しの際はぜひ寄ってみてくださいね!

今日の桜は・・・


昨日の雨はどのくらい桜を散らしたのだろう。
どきどきしながらひみつのスケッチ場所へ。
道中は花びらのふきだまりでいっぱい。
コンクリートは桜色に染まり
風が吹くたびひらひらと花びらが舞い上がる。
おもわずぼうっと見惚れるほど美しい光景。

意外と桜は残っていて風にはらはら舞う様子は
いまが見ごろなのではと思わせる。
ただ、やはりスケッチするにはすこし傷みすぎている。
オオシマザクラのほうは今日が描きごろだった。


ところが風がすごい!
枝がわっさわっさ揺れるので描きづらいったらない。

ここまでであきらめ、あしもとにあったこれを描いた。



さて、これはなんでしょう?

アミガサタケという春のきのこ。
モリーユともいうとてもおいしいきのこ。
例年なら見つけたら今日のお昼はきのこパスタ!というところなのだけれど
このすぐ近く、柏の葉公園では高い放射線量が測定されている。
きのこは放射能をとりこむらしいので
食べるのはひかえたほうがよいかも。
ああ残念!!

雨も味方に

これな~んだ?


つちぐり、というきのこ。
雨の日にこのようにひらき
真ん中のまあるい袋の中央の穴から胞子をとばす。
前にテレビでその瞬間を撮ったものを観た。
雨粒がおちる衝撃でぱふっと胞子が煙のように舞い上がる。
雨水は撒き散らされた胞子にとってすばらしいゆりかご。
ほんとうによくできてるものだと感心する。

晩秋のきのこ

いつもの森に出かけたらきれいな紫色のきのこが。


ムラサキシメジ、というらしい。
食べられるらしい。

あたりにきのこのよい香りがただよう。

まだもみじは緑と赤の入り混じったいろ。
この前まで緑色だったドングリはすっかりこげ茶色に。
さざんかはもうどんどんひらき始めてる。
冬にむかって季節はうつろっている。

ちいさなおとしもの

今日も菊を描いたけれど
そろそろ飽きられそうなのでちょっと前に描いたかわったきのこさん。


つちぐり、というそうなのだけれど
だれかのおとしものみたい。
そして生えているはずなのに
ぽろんと簡単にとれちゃうのもおとしものっぽい。
いつか版画にしよう!